木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

夢を手にして

2007-04-03 00:27:34 | Weblog
それは都会からわずかに離れたのどかな風景
自然があふれたその中にその人はいた
恋に悩んで思い出にふけるその姿に僕は日記という形で接した
彼女の日記は情感に溢れていた
20近くも歳の離れた作者に恐る恐る声をかけた僕に
彼女の声が届く
それは静かで、か細い
ちょっとした意見を言うとそれに対して大人の答えが返ってくる
一段落を終えた彼女はその日記を閉じる
しかし次の日記の存在も教えてくれた
作者の名前は変わっていたけれども。
彼女は美容師だった
その日記も終えた頃
初めて一つのことがわかった
最初の一行目の都会は 名古屋だった
僕が名古屋にいることを彼女は知っていて
彼女が名古屋にいることを僕は知らなかった
ネットで知り合う人と会うつもりはなかったけど
今更聞こえてきた不公平は楽しいことではなかった
思い上がりかもしれないけれど
次に始めたのがフォトブログ
街にある小さな物語を写し続ける
読者は増えて 僕はそれを見ながら一歩ずつ後ずさりをした
彼女が大きくなってゆくのを見るのもいい
そして自分のヘアサロンを立ち上げる夢を少しずつ語り始めた
二ヶ月くらいそのブログをご無沙汰してた
今日久しぶりに覗いてみたら今月オープンするという

おめでとう
 頑張ってください
  そこ、その裏通り 時々通るところだ

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