木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

高過ぎ(?)新作

2017-12-20 23:59:10 | minne
鏡餅買っていただいた方からたくさんの言葉を頂いてうれしいです
いくつ作ったのかわからないくらい作ってお礼の言葉ももらって申し訳ないくらいです

その中で一つ
「表面のきれいさを見てると固定穴の所の欠けが気になります」
という一文をいただきました
この方は機械加工を生業とされてる方で「仕事」に厳しい目を持っておられるのでしょう
と言って逃げるつもりでもないのですが
今回はどういう回し方をして加工しているかについて少しお話ししたいと思います

まず仕上げるサイズより5mmくらい大きな四角を作ります
135m丸の餅を作るなら140mm角の材料を用意して8角に落とします
ロクロで回すという事は固定しなければなりません 
古い道具ですが見てください



材の真ん中に6mmくらいの下穴をあけたのち時計回りをするロクロを回して下穴に押し込むと材料がネジに食いついて回転します
加工中はこのネジ一本で持ちこたえるわけです
結構大きな材料(20cm位)まで大丈夫です
加工が終わると爪の台を固定して材料を時計と反対回りに回すと簡単に外れます
因みにこの固定を誤ると材料が吹っ飛びます 危険ですから保険に入ってからやってください
それは余談ですが 外した材を見てください

ネジ山がかすかに見えますか? そこが機能して材料が回ってくれるのですがその周りの木の繊維はどうしても崩れてしまいます
これはまだましの方ですが中には木目の具合によって一部欠けてしまうこともあります
その上から穴を開けても補修しきれてないのもあると思います

これは餅をセットすると隠れてしまうところなのであまり補修という気持ちはありませんでしたが、金属加工をされる方から見れば目障りだったかもしれませんね
申し訳ありません ご理解いただきたいと思って書きました

昨日までに出した作品は全部売れてしまって、最初はミンネで買っていただきましたが、途中からメルカリの方がたくさん売れて
これは作業分担できないみぃのページでその負担を全部押し付けてしまった結果・・ダウンさせてしまいました
さっきちょこっと人工呼吸をしてまいりました

そんな迷惑を顧みず また新作 と言ってもここではすでにご披露しているのですが21cmの収納付き鏡餅を出品しました
よかったら冷やかしに来てください
https://minne.com/@cattun








コメント (8)
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