朝起きると洗面所前の板張りの上に、戻した後が点々と残っていた
もう食べ物の変化したものではなく、空っぽになった胃の中にあった液体
それはリビングのいつも僕が座ってるあたりまで続いてる
昨夜、変な戻し方をしていたニャミのそれにちがいない
「チッまたしやがった」
若いころから胃下垂気味なのかニャミは食べたものを戻すことが多い
通称ニャミゲロ。
またそれだと思ってぼやいた僕の声を聞きつけた息子が
「そんな、怒らんでも。。俺が処理してやるよ」
万年処理係の一つのボヤキを聞きつけて、ヒーロー役に収まろうとする根性が気に食わん(笑)
「戻すってことは苦しんどるんだで、優しくしたって」 とまた追い打ちをかける
いつもやさしくしとるっつーに という言葉は一応飲み込んでおいた
そんな状態で朝を迎えた
コタツの中から出てきたニャミは足元がふらついてた
その様子を見て夜病院へ連れて行かなきゃな
そう思って仕事に来た
いつも僕よりも遅れてくる息子から電話が入った
「ニャミおかしいよ。背中触ると痛そうにしてるし、元気がなさすぎ」
「夜オレが病院へ連れていくつもりだったけど、そんなに悪そうならお前今から連れてってやってくれ」
「おなかのなかに大きな腫瘍が二つあってそれが痛いらしい。もうこの子の体力じゃ手術は無理。。」
ということだった
帰ったら脱衣場で座ってた
何をするでもなく、鳴くでもなく
ただじっと一点を見つめて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/1d/9667a0c174ee2455daf161cd6c77471c.jpg)
いつも僕にだけは反応するやつが今日はその余裕もないようだ
体は痛いんだから頭を撫でてやる
小さな声を出した
別れの準備が必要なのかもしれん・・・
もう食べ物の変化したものではなく、空っぽになった胃の中にあった液体
それはリビングのいつも僕が座ってるあたりまで続いてる
昨夜、変な戻し方をしていたニャミのそれにちがいない
「チッまたしやがった」
若いころから胃下垂気味なのかニャミは食べたものを戻すことが多い
通称ニャミゲロ。
またそれだと思ってぼやいた僕の声を聞きつけた息子が
「そんな、怒らんでも。。俺が処理してやるよ」
万年処理係の一つのボヤキを聞きつけて、ヒーロー役に収まろうとする根性が気に食わん(笑)
「戻すってことは苦しんどるんだで、優しくしたって」 とまた追い打ちをかける
いつもやさしくしとるっつーに という言葉は一応飲み込んでおいた
そんな状態で朝を迎えた
コタツの中から出てきたニャミは足元がふらついてた
その様子を見て夜病院へ連れて行かなきゃな
そう思って仕事に来た
いつも僕よりも遅れてくる息子から電話が入った
「ニャミおかしいよ。背中触ると痛そうにしてるし、元気がなさすぎ」
「夜オレが病院へ連れていくつもりだったけど、そんなに悪そうならお前今から連れてってやってくれ」
「おなかのなかに大きな腫瘍が二つあってそれが痛いらしい。もうこの子の体力じゃ手術は無理。。」
ということだった
帰ったら脱衣場で座ってた
何をするでもなく、鳴くでもなく
ただじっと一点を見つめて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/1d/9667a0c174ee2455daf161cd6c77471c.jpg)
いつも僕にだけは反応するやつが今日はその余裕もないようだ
体は痛いんだから頭を撫でてやる
小さな声を出した
別れの準備が必要なのかもしれん・・・