昔の家 僕は小学生になってたのか 多分幼稚園の頃
場所は二階
母が大泣きして座り込んだ
困ったような顔の父親が隣にいた
僕は何があったのかわからずに初めて母親が泣いてるのを見た気がした
そこへ祖母がやってきた
彼女は母親の隣に来て・・今で言う土下座のように座り込んで母親に向かって頭を下げた
「ねえちゃん、ごめん 許してちょうだい」
いつもは我が家で一番貫録のある祖母が小さくなっていた
何があったのか全然わからない僕は50年たった今でも何があったのか知らないままだ
でも母親の泣いてる姿は衝撃的だった
多分祖母の心ない言葉に耐えに耐えてた心がブチ切れたんだろう
そして1972年9月2日 僕の弟 母から見たらかわいい末っ子の死
その遭遇に茫然自失の母の涙
はっきりと彼女の涙を覚えているのはその二回だけ
父の葬儀の時も泣いてたかどうか覚えていない
でもうれしくて泣いてた姿はお眼にかかったことがないというか
そういう思いをさせてあげられる息子じゃなかったわけだ
申し訳なかったな と思う
今日こんな曲を聞いて
申し訳なかったな と思った
中村ブン ~母さんの下駄~
場所は二階
母が大泣きして座り込んだ
困ったような顔の父親が隣にいた
僕は何があったのかわからずに初めて母親が泣いてるのを見た気がした
そこへ祖母がやってきた
彼女は母親の隣に来て・・今で言う土下座のように座り込んで母親に向かって頭を下げた
「ねえちゃん、ごめん 許してちょうだい」
いつもは我が家で一番貫録のある祖母が小さくなっていた
何があったのか全然わからない僕は50年たった今でも何があったのか知らないままだ
でも母親の泣いてる姿は衝撃的だった
多分祖母の心ない言葉に耐えに耐えてた心がブチ切れたんだろう
そして1972年9月2日 僕の弟 母から見たらかわいい末っ子の死
その遭遇に茫然自失の母の涙
はっきりと彼女の涙を覚えているのはその二回だけ
父の葬儀の時も泣いてたかどうか覚えていない
でもうれしくて泣いてた姿はお眼にかかったことがないというか
そういう思いをさせてあげられる息子じゃなかったわけだ
申し訳なかったな と思う
今日こんな曲を聞いて
申し訳なかったな と思った
中村ブン ~母さんの下駄~