木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

黄昏ペダル

2010-05-02 22:52:32 | Weblog
公園の北に住宅地がある
いろんな家が賑やかに集まってるが当然静かである

夕方自転車に乗ってゆっくりそこいらを観察しながらペダルをこぐ
いいなぁ・・静かだなぁ
僕の家、前は片側三車線の道路がありその向こう側をJRが通っている
いつもいつもうるさい

それに引き換えここには音がない
僕の自転車のチェーンの空回りする音だけだ
そしてうちとは違う狭い道
自動車が一台やっと通れる道はなんか優しい
そこで人が生きてる匂いがするから
こんなとこで住んでみたいなぁ って思った

いろんな家があっていろんな人が住んでて生きてる
楽しいことも悲しいことも混在してるはず
でもとりあえずの今日まで頑張ってきたんだろうなぁ
オレと一緒だよね


人には願えばひきつける力、引力が備わっているんじゃないか そう思ったことがある
仕事場がそうだった
今の自宅で仕事をしてていつも世話になってたお得意さんへ荷物を運ぶ
その家具工場は堤防の下にあって 周りは活気があり、適度な工場地域
仕事をするにはいいところだといつも思いながら配達を繰り返した
そして 家を建て直す時 そのちょうどその数100m上にいる同業者が廃業するという知らせを受けた
一時的に工場を借りようと申し込んだのだが
「一時的なら貸したくない ずっと借りててほしい」
なんかどうしてもそこが借りたかった
だから自宅兼作業場の3階建て計画が引っくり返って7階建ての賃貸マンション兼自宅ができることになる
勿論初めから両方の計画はあったんだが
自宅だけのつもりが仕事場のロケーションの魅力で計画変更 しかも何の不思議も感じなかった
今もそこで仕事をしている
自然にそう流れた

もしかしたらここに住みたいと願っていればその場所に導かれる時が来るのかもしれない
来ないかもしれないけどね(笑)
もう無理か・・


散歩なら引き返す道だが自転車だからどんどん進む
町中を流れる小さな川
川に沿った道を進んだ

川が90°曲がったところに見覚えがあった
そうだこの風景は昔ちょっとだけ付き合ったお姉さんの家の近くだ
彼女の家は知らないけど ここで車から降ろした記憶がある
なんて言う名前だったかなぁ・・・
忘れたけど ちょっとだけきれいな人だった
青年の家フェスティバルで初めて会って
もう一人のお姉さんと二人 帰りに送ってあげたんだった
名字と仕事と家のそばの公園の名前を言っただけだったけど
翌日電話帳で何軒か電話しながら探してくれたらしい
わざわざ「ありがとう」を言うために

その辺の表札が目に付いた
そうだそうだ 伊藤さんだった
でもこの家じゃないんだろう
下の名前も思い出した 
ここには書かないけどね・・・

6時を過ぎたのにまだ明るいのはうれしい

うん、帰りにあの商店街にあったお店で鬼饅頭を買おう
と思ってたけど もう閉まっちゃってるかもしれないな


今日はやけに信号がスムーズに渡れる


遠くに見えるお店には電気の灯りが見える
ちょっと力を入れてペダルを踏んだ
鬼饅頭だけのつもりだったけど柏餅もついでに買ったよ
今日はお昼抜きだから大丈夫でしょう

2個ずつ買って 母親に分けた
また妹との電話に不満を漏らす
相変わらずだけど それが元気の証拠かもしれない



休みの一日が終わった。。。


コメント (11)
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