スターバックス@スウェーデン

今年の3月であったか、スターバックスコーヒーが島根県に店舗を展開し、これが島根初のスタバになったというニュースがあったと思う。それではスウェーデンにはスタバは何店舗あるか？という話。答えは「国全体で3店舗」なのである。まず2009年に開業したのが上写真のアーランダ空港内部の店舗。そして2012年にヨーテボリ中央駅、そしてマルメ中央駅に相次いで店舗を開店、これで都合3店舗なのである。日本の如く県レベルで騒ぐような状況ではない訳だ。もともとコーヒー好きな国民ではあるのだが、「ご当地カフェ」が結構あるので、みんなそっちで用が足りてしまっていたのである。
Wayne’s Coffee
エスプレッソ・ハウス
が、そんな中でもスタバは着々と勢力を伸ばそうとしている、という話。The localより。
http://www.thelocal.se/51018/20131025/
2013年終わりまでにストックホルム中央駅にスタバの新店舗を開店する計画なのだそうである。これでスウェーデン人もスタバの味に慣れていくだろうか。スウェーデンのコーヒー、正直自分的にはちと舌に合わない部分もあったので、国際化してくれるなら大歓迎というものである。
Wikipedia「スターバックス」
コーヒー

リラックマ

仕事帰りにコンビニによれば「リラックマ10周年」の看板が店内にある。気付けばあのキャラクターも10周年なのか。。。と思わず感慨に浸ってしまう。出たての頃、まさかこれがスウェーデンの街角にまで売られるようになるとは夢にも思っていなかった。
ガムラスタンその8
スウェーデンの職場で働いていた頃、携帯電話にリラックマのストラップをつけて見た事がある。ランチの時にドイツ人の女性同僚とオランダ人の女性同僚が自分を見たあと顔を見合わせてヒソヒソ話を始め、やがて「ねえねえ、一体それ何？熊？」と聞いて来たのを思い出す。上手く売れば海外の人にも結構受けるかも知れない。既にアニメは有名なのだから、次はゆるキャラの番である。
イタリア旅行その52 日本製アニメ@ローマ
久石譲
最近近くの文房具店でリラックマ商品が並んだ棚を見てみたのだが、驚いたのが「英語が上手くなっている」事である。誰かネイティブの校正でも入っているのだろうか？昔のクリアファイルに書かれていた英語(あるいはローマ字の日本語)はイマイチであった記憶があるのであるが。。。海外展開に対応させるつもりなのであろう。頑張って欲しいものである。そう言えば自分、「秘密結社 鷹の爪」も密かにファンなのであるが、あちらもどうだろうか。島根から世界征服を本当に狙える日が来たりして。

自動販売機@日本

帰国した時には暑く感じた日本も、少しずつ秋の気配が強まってくる。気付けば長袖のシャツが必要になり、次いで上着が必要になり、雨が降ればそれでも何となく肌寒さを感じる日が増えて来る。こんな時にふと手が伸びるのが自販機の暖かいお茶である。飲めば暖まるし、ペットボトルなのでカバンに入れてはちびちび飲んでも良い。手軽に買えるので誠に便利である。
しかしながら、である。欧州でこんなにたくさんの自動販売機はない。ましてホット缶の清涼飲料水が出て来る自動販売機など見た事もない。暖かいお茶を外出時に飲みたければポットを持ち歩くか、カフェに入るのが常道である。しかも考えれば日本の場合はスウェーデンの様なPANTのシステムも無いので資源の無駄になる事おびただしい。調べれば日本の自動販売機、総台数にして500万台を超えているのだそうで、電力不足のこのご時世で果たしてこんな大量の自販機が必要なのであろうか？少なくとも一考の余地はあると思う。
Wikipedia「自動販売機」
自動販売機@スウェーデン
ペットボトル・空き缶リサイクルその1
ペットボトル・空き缶リサイクルその2
ペットボトル・空き缶リサイクルその3

移民排斥ウェブページ寄付金騒動

スウェーデンで再三に渡って問題になり続けている移民問題。これまでも数々の問題を紹介してきた。
移民街のこと
移民関連ニュース
クリスマスと宗教と
そんな中で出た次なるニュース。The localより。
http://www.thelocal.se/50950/20131023/
スウェーデンのとあるニュースサイトの話。その名はAvpixlat。移民に対して排斥の方針を打ち出している--記事に従えば「ヘイト・サイト」--らしく、何かと物議を醸していた様である。そして問題になったのがこのページに対して運営資金の寄付をしていた人々である。先日明らかになったところによると、知識層の人々、すなわち医師、科学者、エリートビジネスマンなどなどが寄付のリストに名を連ねていたのである。
元々スウェーデンでは、移民排斥を訴える極右の活動家は低所得者層出身の若者というイメージがあった様である。若者は高い失業率に悩まされ、不満のはけ口を移民、特に経済的に困窮し生活を社会保障に頼る移民や難民たちに向ける、という解釈だったようだが必ずしもそうではなかった訳である。社会の上層部でも移民排斥を訴え、活動の支援を行う人達が少なからずいたという事になる。多文化の共存とはかくも難しい--そして日本でも「ヘイト」がらみの問題は存在するようであるが、さて。

ワールドカップ予選@スウェーデンその2

先日ボスニア・ヘルツェゴビナがワールドカップ予選突破を決めたという話を紹介したが、それでは我らがスウェーデンはどうなったか？という話。The localより。
http://www.thelocal.se/50922/20131021/
この欧州の予選リーグはいささか複雑なシステムで、各予選リーグの2位になったチーム合計8チームを合わせてプレーオフを行い、この中から4チームが予選突破するというシステムなのである。で、スウェーデンが対戦することになるのがポルトガル。これで勝った方が予選突破である。ポルトガルと言えば言わずと知れた名選手、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)選手がいる強豪で、この記事曰く「悪夢である」との事。
しかしまあ、いくら強豪と言ってもポルトガルの世界ランキングは14位、スウェーデンは25位であり、「なすすべのない程の」実力差がある訳ではない。しかもたった2試合で決まってしまう訳でほぼ「一発勝負」である。こんな実力差など簡単にひっくり返る可能性は十分である。短期決戦の勝負事は精神的な部分も大きいであろう。気持ちを強く持って挑んで欲しいものである。
Wikipedia「2014 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選プレーオフ」
ワールドカップ予選@スウェーデン

ラーメン

やはり日本で手軽に食べられて満足できる外食とくればこちら、ラーメンである。スウェーデンのKimama Ramenも悪くはなかったが、やはり日本のラーメン店は違う。ちょっと地元で名前の通った店に行ってみれば実に美味い。しかも一食で500円かそこらだったりもする訳で、財布にも優しい。調べると日本では「ラーメンデータベース」などのWebページが存在し、各地区の店で得点ランキングまでされているではないか。欧州にもパリ、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ベルリンなどラーメン店を持つ都市は数多い訳で、誰か欧州のラーメン店を全店制覇してデータベース化してはくれないものか。
Ki-mama Ramenその1
Ki-mama Ramenその2
Ki-mama Ramenその3
Ki-mama Ramenその4

吉田一将投手

はたまたスウェーデンとは何の関係もない話。
プロ野球のドラフト会議が近づいている。話題の中心を占めているのは桐光学園の松井投手らしいが、Youtubeなどで動画を検索するとパッと見で目を引くのはJR東日本の吉田一将投手である。「自分の好きな所で、自分の好きな時に好きなボールでストライクを取れる」と言うのが第一印象で、恐らくは今回の指名候補選手の中でもトップクラスの実力ではあるまいか。聞けば高校では控え投手、大学では二部リーグ暮らしが大半であったとの事で、社会人で一気に花開いたのだという。何となく元西武の石井丈裕投手と経歴がダブる。
Wikipedia「石井丈裕」
確かアスレチックスの野球を書いたノンフィクション「マネーボール」に「投手の才能は小説家の才能と同じで、いつどんな形で開花するか全く予想できない」と言う様な一節があったと思う。ま、人間の才能なぞ皆そんなものかも知れないが。。。何はともあれ無事プロ入りした折には活躍を期待したい。
李大浩選手

セイタカアワダチソウ

スウェーデン時代に撮影しながらアップしなかった植物。セイタカアワダチソウである。今日本はセイタカアワダチソウのシーズンであり、あちこちの野原で花が咲き誇っているのであるが、生命力の強いこの植物は北緯59度の国でもしっかり分布している。ただ花が咲くシーズンはだいぶ日本より前である。上写真はスウェーデンのセイタカアワダチソウであるが、撮影した日付は8月28日である。下2枚は日本のセイタカアワダチソウで、いずれも今月に撮影したもの。比べると日本の方が若干花が咲く量が多い気はするのだが、どうでしょう？
Wikipedia「セイタカアワダチソウ」

風邪

なにやら昨日偉そうな事を書きすぎた報いか、今日は風邪で寝込んでしまった。体調管理も、これまた万国共通で重要である。ということで休もう。とほほ。

一生懸命

最近思う事。スウェーデンだろうと日本だろうと、どんな環境であっても仕事で認められる唯一確実な方法はただひとつ「誠実に一生懸命働く」である。文化の違いもあるであろう、語学の壁もあるであろう・・だが結局、誠実にコツコツ地道に働く人間は世界のどこだろうと、どんな組織だろうと需要はある。勿論要領良く立ち回る人だっているし、悪意を持って接して来る人間も、これまたどんな国でもいる。だが所詮他人を変化させる事というのは世界のどこでも不可能なのであるーー変えられるのは自分だけである(勿論理不尽な体験をしたらはっきり抗議する必要はある、念のため)。敵は己にあり。これだけは世界共通である。