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スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
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イタリア旅行その24 ピオ・クレメンティーノ美術館・ベルヴェデーレの中庭

2012-05-02 23:34:52 | 旅行(バチカン・2012)
さて、美術館の白眉は古代ギリシャ・ローマ彫刻のコレクションであるピオ・クレメンティーノ美術館(Museo Pio Clementino)である。しかしながら下左1枚目写真をご覧頂ければ分かる通り、その収蔵品の数たるや凄まじいの一言で、とてもではないが全部を紹介しきれない。なので筆者の目に付いたものだけを適当に選ばせて頂く。
上写真と下左から2枚目:ラオコーン(Laocoonte)である。蛇に襲われるトロヤの神官の最期の姿を描いた傑作で、紀元前1世紀の作である。16世紀に農夫によって地中から掘り出され、これを見たミケランジェロに大きな影響を与えたとされる。しかししかし、紀元前1世紀である。日本は弥生時代、邪馬台国もまだ誕生していない。
下左から3枚目と4枚目:プリマポルタのアウグストゥス(Augustus of Prima Porta)。ローマ帝国最初の皇帝となった人物である。
Wikipedia「プリマポルタのアウグストゥス」
プリマポルタは発掘地の名で、数あるアウグストゥス像の中でも最も著名なものである。同じく恐らく紀元前の作と考えられている。若いころは病気がちであった上に、お世辞にも戦上手とは言えなかった人物の様だが、戦上手の大伯父、シーザーも成しえなかった夢を成し遂げたのは彼であった。世の中そんなものであろう。
下左から5枚目と6枚目:シーザーの像。
7枚目:動物の彫像のみを集めた一角もあった。どれも躍動感にあふれ、これも一見の価値ありと感じる。




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