スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

ドナルド・キーン自伝

2023-07-22 23:33:44 | 書評・映画評など
体調の問題もあって休んでいる間に読書ができた(気づいたら、半年以上にわたって一冊の本も読んでいなかった)。「ドナルド・キーン自伝」(ドナルド・キーン著、角地幸男訳、中公文庫)を読み終わった。東日本大震災の時、「大震災を機に日本国籍を取得した」とニュースになっていたことをご記憶の方もいるかと思う。2019年に96歳の長寿を全うされた。生涯独身であったのだという。自伝もまた、氏一流の分かりやすく丁寧な文章で書かれ、氏の人柄を感じさせる。印象に残ったところをいくつか。
1、日本に本格的に住み、日本語で日本文学の研究に没頭していたキーン氏が、一回アメリカ映画「ジュリアス・シーザー」を見て、その英語でのセリフに深く感動し、「酔いしれてしまった」という状況になったことがあった。英語を日常生活で話すこともほとんどなくなっていたにも関わらずである。それについて彼が書いたのが「私が日本語にどれほど打ち込もうと、それ以上に私の中の何かが、英語の言語の響きに深く揺り動かされたのであった」。そして「これは、必ずしも悲しむべきことではなかった。もし私が、日本語で書かれた作品の美しさを過不足なく翻訳で再現しようとするならば、英語に対する私の愛情なくしてそれが出来るはずもなかった」と続けている。なかなかに深い。スウェーデン時代、インド人が「世界のどこに住もうとも、子どもにはヒンディー語で話しかけてヒンディー語で教育を開始する」と言っていたが、どれほど英語を学ぼうとも日本人の場合、思考のベースとなる言語はどこまで行っても日本語なのである。子どもの教育に当たって、これは忘れてはならないポイントであろう。
2、最後に「私の人生を振り返ってみると、私の人生を左右してきたのは明らかに幸運であって、長い熟慮の末の決断ではなかった」と記している。日本文学との出会いも、日本での多くの仕事も、幸運があって舞い込んできたものが多かったようである。もちろん幸運もあっただろうが、それをちゃんと生かしたのは氏の絶え間ない努力であったのだろう。ただ人生の重要なポイントは、意外に運で決まってしまう、誰でもそんなところがあるのかも知れない。
それほど厚い本ではないが、面白いしお勧めできる本である。三島由紀夫との交流の話(下田での交流の話もある)も出てくるが、また何か三島由紀夫の小説も読んでみたくなった。
Wikipedia「ドナルド・キーン」
下田その3
豊穣の海
「空気」の研究
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ランチパック バナナみるく

2023-07-22 21:28:35 | 日本の食品


ランチパックの新味。バナナみるく味となっており、バナナと牛乳の取り合わせはなかなか良かった。
ランチパック 湘南ゴールド入りトロピカルフルーツジャム&ホイップ (湘南乃風監修)
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ウチワヤンマ

2023-07-22 19:47:42 | 日本の動植物






夕暮れになって。電線の上、しかも逆光という酷い条件であるがトンボを発見した。見ると、尾の先端が丸くなっていて、「こん棒」のようになっている。調べるとどうも「ウチワヤンマ」という種であるらしく、この丸い部分が特徴であるようである。今年3種類目のトンボとなった。
Wikipedia「ウチワヤンマ」
ハグロトンボ2023
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サンヨー食品 ビャンビャン麺風 汁なし担担麺

2023-07-22 17:15:43 | 日本の食品


家で過ごして。ちょっと前に買っておいたインスタントラーメンを食べることになった。インスタントラーメンを食べるのは5月以来となった。「ビャンビャン麺」と言い、中国・西安の名物料理なのだそうな。
確かにラー油とピーナツ油の味が上手く調和して美味い。ビャンビャン麺、調べたらウィキペディアにもちゃんと載っていた。なお、「ビャン」は58画という恐るべき難読漢字である。
Wikipedia「ビャンビャン麺」
日清のどん兵衛 ネギ生姜だれで仕上げる鶏塩うどん
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セグロセキレイ2023その6

2023-07-22 01:08:27 | 日本の野鳥






かなり久しぶりに見かけたのがセグロセキレイである。水の中をちょこちょこ歩いていた。たまにクチバシを水の中に「ちょん」と突っ込んでは水を飲んでいるようである。夏場の野鳥は、水を容易に補給できる場所に集まる。鳥も暑くて大変なのである。
セグロセキレイ2023その5
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7月21日

2023-07-22 00:55:18 | 日記
7月21日日記。
今日もお休みである。正直、これだけの期間自宅で待機するのはかなり久しぶりである。読書など、普段やっていないことができるのは良いことである。
ウクライナ情勢ではまだ戦線に大きな変化はない。アメリカのカービー戦略報道官は「ウクライナ軍がアメリカの提供したクラスター弾を使用している」と認めた。バフムト市の特に南部ではウクライナ軍が優勢になってきているようであるが、それでもやはり一般には守備側よりも攻撃側の方が損害は大きくなる。ウクライナ軍も少なからぬ損害を受けているようである。またロシアは農産物輸出の枠組みから離脱以降、ウクライナ南部の港をミサイルや無人攻撃機で攻撃を加えており、遂にオデーサにある中国の総領事館の近くにも着弾があり、窓ガラスが割れるなどの損害が出たようである。
コロナについてはまだ大きなニュースはない。東京都ではヘルパンギーナやRSウイルスなどの「コロナ以外」の疾患も急増していて、小児の救急に影響が出始めているようである。これは沖縄県で救急医療の逼迫をもたらした原因でもあり、ちょっと先行きは心配である。
7月20日
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