国内にいる2大民族を反映して、あらゆる表示がフランス語とオランダ語の二カ国語で表記されている。写真はブリュッセル中央駅のゴミ箱である。一番奥の黄緑色のところで言えば、glasはオランダ語、verreはフランス語でいずれもガラスの意である。電車の車内の次の駅名の表示も、2つの言語で代わりばんこに電光掲示板に表示される。ホテルなどに行くと、4カ国語で非常口の説明が表示され、その中のどれも英語ではないという体験をしたりする。アガサ・クリスティーの探偵小説の主人公、エルキュール・ポワロはベルギー出身という設定であるが、興奮すると時折フランス語の単語を口走っていたのを御存じの方も多いと思う。多文化の交流する場所だけに文化的には豊かであり、画家のルーベンス(注・出生地はドイツである)、シュールレアリズムで知られる画家のマグリット、「青い鳥」を書いた作家のメーテルリンクなどがベルギーの出身である。また意外なところでは、楽器のサクソフォンの考案者、アドルフ・サックスもベルギー人である。
電車に20分も乗ればブリュッセル(Brussels)市内である。写真は車窓から見た風景。ブリュッセルは新旧の混在した町という印象である。とてつもなく古い建物の横に、最新のビルが建っていたりする。ストックホルムよりは少し雑然としているが、パリほどではない。
ここで、ベルギーについて簡単に述べておきたい。ベルギーは人口約1000万人。国土の総面積は大体日本の関東地方くらいである。日本人がベルギーと聞くと、ビールやチョコレートなどを連想する人が多いかも知れない。確かにフランス同様に美食の国ではある。ただフランスと比較すると、かなり大変な歴史をたどって来ている国である。
この国土についての正確な歴史を記述するのであれば、概略を記すだけでもかなりの厚さの本が必要である。ベルギー独立までの間にかわるがわるこの地の支配者となったのはフランス、スペイン、オランダ、オーストリアなど数カ国に及ぶ。この地はヨーロッパの交通の要衝であり、古来から戦略的に極めて重要な土地であったのだ。ベルギー国内の地図を見て頂ければ、この国内に古戦場が多い事に気づかれるであろう。ナポレオン1世最後の戦場となったワーテルロー(Waterloo)はブリュッセルのすぐ南に位置するし、第二次世界大戦末期の激戦地、バストゥーニュ(Bastogne)もベルギー国内の都市である。大国の利害がこの国内で交錯し、そのたびに混乱に巻き込まれ国土が戦場となってきたのだ。
そしてこの混乱は現在も続く。歴史的経緯もあって、国家そのものも人工的で極めて不安定なのだ。国民は現在北部に住み、オランダ語を母国語とするフロマン人と、フランス語を母語とする南部のワロン人に大別され、両者の対立によって政治的混乱が生みだされているのである。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/belgium/data.html
5の内政の章を参照されたし。要するに選挙のあと小政党乱立の状況になってしまい、連立政権樹立を試みたものの人種問題が絡んで交渉が難航し、結局1年以上の長期間に渡って新内閣が組閣できない状況になってしまっているのだ。つまり正式な内閣が存在しない国という事になる。内閣が存在していない期間については、既にイラクが混乱期に体験した期間をも抜いて世界一になっているそうだ。その間どうやって政治を進めているかというと、退陣したはずの首相が暫定ということで政治を取り行っているのだ。ある意味日本よりも深刻かもしれない。
ここで、ベルギーについて簡単に述べておきたい。ベルギーは人口約1000万人。国土の総面積は大体日本の関東地方くらいである。日本人がベルギーと聞くと、ビールやチョコレートなどを連想する人が多いかも知れない。確かにフランス同様に美食の国ではある。ただフランスと比較すると、かなり大変な歴史をたどって来ている国である。
この国土についての正確な歴史を記述するのであれば、概略を記すだけでもかなりの厚さの本が必要である。ベルギー独立までの間にかわるがわるこの地の支配者となったのはフランス、スペイン、オランダ、オーストリアなど数カ国に及ぶ。この地はヨーロッパの交通の要衝であり、古来から戦略的に極めて重要な土地であったのだ。ベルギー国内の地図を見て頂ければ、この国内に古戦場が多い事に気づかれるであろう。ナポレオン1世最後の戦場となったワーテルロー(Waterloo)はブリュッセルのすぐ南に位置するし、第二次世界大戦末期の激戦地、バストゥーニュ(Bastogne)もベルギー国内の都市である。大国の利害がこの国内で交錯し、そのたびに混乱に巻き込まれ国土が戦場となってきたのだ。
そしてこの混乱は現在も続く。歴史的経緯もあって、国家そのものも人工的で極めて不安定なのだ。国民は現在北部に住み、オランダ語を母国語とするフロマン人と、フランス語を母語とする南部のワロン人に大別され、両者の対立によって政治的混乱が生みだされているのである。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/belgium/data.html
5の内政の章を参照されたし。要するに選挙のあと小政党乱立の状況になってしまい、連立政権樹立を試みたものの人種問題が絡んで交渉が難航し、結局1年以上の長期間に渡って新内閣が組閣できない状況になってしまっているのだ。つまり正式な内閣が存在しない国という事になる。内閣が存在していない期間については、既にイラクが混乱期に体験した期間をも抜いて世界一になっているそうだ。その間どうやって政治を進めているかというと、退陣したはずの首相が暫定ということで政治を取り行っているのだ。ある意味日本よりも深刻かもしれない。
ブリュッセル国際空港は広く、建物の中が明るく気持のよい建物である。ただ市内からはかなり離れているので、バスか鉄道に乗ってブリュッセル中央駅まで出る必要がある。今回は鉄道を使う事にした。地下にある駅まで行き、窓口で切符を買う。ブリュッセル中央駅まで5ユーロちょいである。スウェーデンでも思ったのだが、どうもこちらは日本の改札窓口とは違い、「客が並んでいるから急ぐ」という概念が無いように見受けられる。そういう文化なのかも知れないが、電車を逃したくなくて急いでいる人だっているはずではないのか?
駅のホームはさらに地下に降りなくてはならぬ。乗る電車はエアポート・エクスプレスという名で、カラフルな車両である。最も日本の成田エクスプレスとは違い、在来線と使っている車両そのものは変わらない。
駅のホームはさらに地下に降りなくてはならぬ。乗る電車はエアポート・エクスプレスという名で、カラフルな車両である。最も日本の成田エクスプレスとは違い、在来線と使っている車両そのものは変わらない。
前述の通り2011年4月にはフランス旅行をしてきた。(「フランス旅行その1」2011年4月16日、その52まで続く)
http://blog.goo.ne.jp/ponpon_001_002/e/aac4d88c036cf59f47b21e122101c1f9
やはり海外在住の最大の強みは、海外の観光地に日本からはありえない様な時間と料金で旅行出来る事である。ちょうど皆も夏季休暇でいなくなる。こうなればこちらも強みを生かして観光あるのみである。ではどこに?
前回のパリは素晴らしかった。ではフランス系の文化の根付く都市で、スウェーデンから比較的近い都市と言えばどこだろう?考えついたのがベルギーである。ストックホルム・アーランダ空港からは直行便の飛行機で2時間10分。時差もない。という訳で決定していくことに決めた。また例によって行き当たりばったり主義で、ロクに調べもせずに飛行機に飛び乗る事となった。
前回と比べると多少旅行で緊張しなくなって来た感はある。飛行機やホテルの利用もスムーズに出来るようになった。外貨についてはカード払いを徹底しても良かったかも知れないが、何となく不安であり(本当に旅慣れた人はこんな事を気にしないのだろうが)、こちらでユーロに両替して現金を持って行く事にした。両替してみるとスウェーデン・クローネがユーロに対して高い時期である事を感じる。「クローネはユーロのほぼ10分の1」と覚えていたのであるが、7000クローネを両替して、手数料を引かれても745ユーロになったのだ。
飛行機は海を越える。2時間といえば新幹線で東京から大阪に行くよりも短い。やがて眼下にベルギーの大地が見えて来る。スウェーデンは森と湖の国だが、ベルギーは畑と牧草地が目立つ。日差しも若干スウェーデンよりも強そうだ。
http://blog.goo.ne.jp/ponpon_001_002/e/aac4d88c036cf59f47b21e122101c1f9
やはり海外在住の最大の強みは、海外の観光地に日本からはありえない様な時間と料金で旅行出来る事である。ちょうど皆も夏季休暇でいなくなる。こうなればこちらも強みを生かして観光あるのみである。ではどこに?
前回のパリは素晴らしかった。ではフランス系の文化の根付く都市で、スウェーデンから比較的近い都市と言えばどこだろう?考えついたのがベルギーである。ストックホルム・アーランダ空港からは直行便の飛行機で2時間10分。時差もない。という訳で決定していくことに決めた。また例によって行き当たりばったり主義で、ロクに調べもせずに飛行機に飛び乗る事となった。
前回と比べると多少旅行で緊張しなくなって来た感はある。飛行機やホテルの利用もスムーズに出来るようになった。外貨についてはカード払いを徹底しても良かったかも知れないが、何となく不安であり(本当に旅慣れた人はこんな事を気にしないのだろうが)、こちらでユーロに両替して現金を持って行く事にした。両替してみるとスウェーデン・クローネがユーロに対して高い時期である事を感じる。「クローネはユーロのほぼ10分の1」と覚えていたのであるが、7000クローネを両替して、手数料を引かれても745ユーロになったのだ。
飛行機は海を越える。2時間といえば新幹線で東京から大阪に行くよりも短い。やがて眼下にベルギーの大地が見えて来る。スウェーデンは森と湖の国だが、ベルギーは畑と牧草地が目立つ。日差しも若干スウェーデンよりも強そうだ。