おもしろき ことばかりな世を・・・

ロッテと旅をこよなく愛する日記

ふう・・・

2011-02-09 22:45:23 | 千葉ロッテ
とため息をつきたくなるのは,連日の相撲に関するニュース。この件に関しては,小馬太郎兵衛さんを初めとして,すでに多くの方が書いておられますが,個人的には,小学生のとき以来,「もともとあるもの」と親からも教えられてきただけに,いまさら何をというのが正直なところ。というか,若島津とか朝潮とかあんだけ7勝7敗→最終日で勝ち越し!とかなりゃ,普通わかるだろ,まったく(苦笑)まさしく子供だましどころか子供でもだません,というより求められていたのは大人の対応だったというわけで(スポーツとして見た場合にいいかどうかは置いておく。でも興行だし)。それなりに弱い大関の方々は好きだったので,別に番付落ちてほしいとも思わんかったしなあ。

ただ,賭博のときもそうでしたが,この手の事件で毎度毎度思うのは,マスコミの方々の「えっ,そんなことがあったなんて信じられない!」という無垢を装った報道の嵐。厚顔無恥もここに極まれりという心境です(まあ,彼らも「お仕事」ですけどね)。というか,知らなかったという割には,平気で翌日から「角界では星の売買は当たり前」とか「勝敗はどうにでもなる」(by暴力団幹部)といった記事があふれるように出てきますしなあ。知ってんだったら書けよ,まったく。

敬愛する内田樹先生がおっしゃっているように,この辺のマスコミの無垢なる装いには,いい加減飽き飽きしている人も多いんではないですかね。まあ,この辺は,人によって考え方が違うのかもしれませんけど,正直,なっがいこと見てみぬ振りをしておきながら,明るみに出た途端にバッシングし,ついでにネタを消費しつくしたところで,トカゲの尻尾切りで幕引きを図るというのは,私は疲れました。こんなんだと,世の中には毒にも薬にもならん人しか残りませんし。

しかも,報道のゴーサインが出るのも,結局,「お上のお墨付き」が出るかどうかですからね・・・。今回のは警察が押収した資料が文部科学省に引き渡されたことがきっかけということみたいで,訴訟リスク回避とかいろいろあるのかもしれませんが,お上,とりわけ警察が問題とすることだけを問題にするのであれば,マスコミなんかいらんやろ。

そんでもって,結局,今回の問題も,最終的には「認めた十両以下の数名をぶった切って終わり」という筋がかなり見えますからなあ・・・。横綱とか親方とかが,「なんて馬鹿なことを!」とか憤っているフリをしているのを見ると,本当に疲れますわ,私は。


どうも昨今の日本の報道とかを見ていると,結局,庶民の従うべき行動原理は


何があっても罪を認めるな(だって認めたら抹殺されるもん)

というのと


お上には逆らうな(一方,お上のお墨付きが出れば,とことん尻馬に乗れ)

という実に身も蓋もないところに集約されてしまいそうで・・・。そんなもんだけがまかり通る世の中ってあんまり楽しそうではないですね。

まあ,しかし,角界も,こうなった以上は,とりあえず身を縮めて嵐が過ぎ去るのを待つしかないという心境でしょう。はっきり言って,沈黙は金ならともかく,過去に八百長報道した週刊誌などを相手に訴訟して高額の賠償まで取っていたというのは同情の余地なしですしなあ。ただ,人気衰えたりといえども,やっぱり必要,と言ったら言い過ぎかも知れんけど,相撲はあった方がいいと思うので,何とか落ち着くところに落ち着かせてほしいところですね(だって,徹底的にやったら誰もいなくなるし)。

それではおやすみなさい

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コメント (2)
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