『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

②必見!天然水晶洞とお宿

2016-08-24 21:04:02 | 旅行


キャンプ場での水晶探しに夢中になった翌日は、そこから車で15分くらい?のところにある湯沼鉱泉旅館へ。
こちらのお宿、鉱物マニアの間では有名も有名、なぜなら日本で唯一合法的に鉱物採集ができるからなんです。宿のご主人(通称社長)が鉱山を持っていて、宿泊客は入山料&水晶洞の見学料が無料。何よりも鉱物採集に関して色んな話が聞けそう!ということで、昨年の秋からずーーーーっと、友だち家族とここに泊まる日を楽しみにしてたんです

えっと・・・何から書き始めたらよいのやら?ここは私たちの中では最強、もはや伝説(レジェンド)の宿となりましたわ

とにかく強烈。突っ込みどころ多すぎて、いろいろとアリエナイ(笑)。色んな鉱物マニアの人のブログ読んだ限りでは、ちょっと古いけれど普通の宿と見受けられたのにな・・・、なんていうんでしょう?恋はなんちゃら・・・?もはやみなさま石しか見えていないようで。まずはこちら、フロントでございます↓。

 

次に外の洗い場。ここで、みなさん採集した鉱物をまず洗うので、歯ブラシがたくさん置いてあります。気配りですなあ。しかし、なんていうか・・このゴミ捨て場(笑)↓



私ね、ユースホステルとか安宿とか大好きで、昔はずいぶん泊まりました。子どもたちが生まれてからは、自然派とよばれるような宿にいっぱい泊まってたので、免疫あるつもりだったのですが・・・そっと自分の五感を閉じていきましたよ(笑)。視覚、嗅覚閉じる!そうよ、水晶だけに集中するのよ、水晶だけを見るのよ~、と友だちと言い合う。そうだ、私は今インドの安宿にバックパッカーとして来ているんだと思おう!とまで思ってみたり。あ~、いつの間にか私ってばシティ派&高級志向になっていたんだなあ、と新しい自分を発見しました!?

笑ったのはお風呂。ワイルドで、まるで洞窟に行くかのようなアドベンチャーな気分。頭の中でインディジョーンズが流れる(見てないけど)。でね、社長から衝撃の一言。
「いま60度くらいだから水でうめて」
はいっ!?60度!?!?もうねー、友人とバケツリレーで水入れまくりましたよ、裸族でね。この日一番の運動(笑)。

しかし、ここの社長、みなから尊敬されているわけが分かるような気がします。社長が私財を投じて作った水晶洞というのがすんごいのですよ!!!私設博物館なのですが、洞窟の中にあるんです。こんな感じ↓。

 

手作り感満載なのに、自動でライトがつくようになっていたり、鉄筋の歩道橋まで作ってあったり、スゴイ!!!だって個人ですよ?そして、相当価値がありそうな石がゴロゴロ無造作に置かれているのもスゴイ。そして、何がスゴイって、これだけ凝って作ってあるのに、その後のメンテナンスには一切ご興味ないらしく(笑)、手書きの説明の文字はもはや薄くなって見れないものも多々あり。下手に博物館行くよりも見応えありです!ちなみに、私たちは、こちらに通いつめて15年、自称“居候”さんという方が案内してくれたおかげで、そのコレクションのすごさが理解できました

そして、洞窟を出ると、お次はミニ湿原。朽ちていたり、斜めになって滑ったりするスリリングな木道があったり、池には「ご自由にお乗りください」となぞのスワンボートが~(笑)。無口な社長の不器用なホスピタリティを感じました。ちなみに三男が一番興奮して感心したのは、このスワンでございましたよ

まあ、大人にとってはレジェンドな宿でしたが、次男はたくさんの猫ちゃんと、オオカミの血を引く川上犬と遊べて、おまけに水晶ザックザックで大変気に入ったそうです
へと続く)

① キャンプで水晶探し

2016-08-23 23:54:36 | イギリス文学


昨年の秋以来約1年間、子どもたちが待ちに待った、あの場所へ行ってまいりました!
そう、次男が鉱物好きに開眼し、それにつられ、家族全員開眼してしまったあの場所・・・キラリと水晶が顔をのぞかせるあの山へ。今回台風の影響で雨にもかなり降られたのですが、大事なときはすべて雨があがり、なんてラッキー。日ごろの自分の行いがやっぱりいいんだな、と自画自賛(笑)

さて、そのキャンプ場とは、長野県川上村にある廻り目平キャンプ場。小学生以上~大人一人700円(幼児無料)以上!で、タープ設営料もなし。予約必要なしで、チェックインはなんと朝の4時でございます~
ボルダリング(クライミング)のメッカらしく、布団のようなものを背負った人々がいっぱい。クライマーたちが上を見上げる中、ひたすら下、地面を見続ける我ら。昨年はヘッドライトつけて夜もひたすら地面を見続けてましたが、今年は雨で夜は断念。それでも、夕方少しやむと子どもたちはいざ川原へ~↓。



もうね、5㎜にも満たないような水晶のかけらでも、自分で見つけると嬉しいんです!1㎝程度だって、六角形だったらもう大興奮!これぞトレジャーハンティング!江ノ島トレジャーとか行ってる場合じゃな~い(ってあれはあれで楽しいんでしょうけど)。

翌朝も5時半からトイレで目を覚ましてしまった次男と、今度は浅瀬でひたすら探す。すんごい集中力!ほかのことに活かしてもらいたいくらいの集中力を発揮させる次男。↓



このあたりで出てくるのはメノウと水晶ですが、私の頭の中はコレ↓



アーサー・ランサムシリーズの中のこのお話。子どもたちが高原で金鉱探しをする話なのですが、これ思い出しながらずっとワクワクしっぱなし。やっぱり自分の中に物語があるとワクワク度が俄然アップしますね

そして、ついに次男がお宝を発見しました!いや~、私感動して泣きそうになってしまいました
だってね、次男は鉱物に魅せられているのに、いつもいい石がやってくるのは長男のほうなんです。でも、次男は文句ひとつ言わず、自分のみつけた数ミリ(数ミリですよ!)の水晶のかけらをルーペで見てはウットリ今自分の手元にあるものをちゃあんと堪能してたんですね。味わい尽くした。そしたら、自然からご褒美がきたんです

ジャン!↓



川原なので削れてしまってますけどね、これはこれでいいもんです。しかし、私たちはこのときはまだ知らなかった。翌日さらにすごいことになることを・・・

早朝の探索を終えてテントに戻ると、朝の木漏れ日が静かに降り注ぎ、神聖な気持ちになりました。



“森は最初の神殿”って本当だなあ。今回も大地からの贈り物(水晶のかけらたち)に感謝しながら、さらなる採集の旅へと向かったのでありました。(へ続く)

高1女子によるBookランキング

2016-08-20 00:58:56 | 徒然


バッタバッタで里子ちゃん(児童養護施設から年2回1週間ホームステイを受け入れています)の最終日が来てしまい、送ってきました。既に寂し~い
いつも早いと感じるけれど、今回はとくに早かった!
前半が部活に行ってしまって全然我が家にいなかったので、後半それを取り戻すかのような怒涛のスケジュール
海行き、カラオケ行き、ほかのステイ先のお友だち呼び(上の写真↑団子状態の男子たち)、ピザ作り、お菓子作り、ボーリングに行きetc.etc.ただただ楽しかった

そんな怒涛のスケジュールで、今回はまったく読書の時間は取れないかなと思っていたのだけれど、すき間時間にせっせと読んでいました。
もはや普段はラノベ(ライトノベル)しか読まないんですって。モッタイナイな~。でも、周りに本の話できる人もいないし、自分からあまり開拓するタイプではないので仕方ないのかな。で、いまどきのJK(女子高生)はどんなのを面白いと感じるのかが知りたくて、今回読んだ本のランキングをつけてもらいました~。ニーズあるのか?って感じの回答者1名の全く私的なランキングでございまする。画像が多いので、画像小さめでいきます!

堂々の第1位は!?ジャジャーン

  ↓



 ↑1位:『踊る光』(トンケ・ドラフト)



 ↑ 2位:『庭師の娘』(ジークリート・ラウベ)



 ↑ 3位:『肥後の石工』(今西祐行)← 私は未読

 

 ↑ 4位:『あらしの前』『あらしのあと』(ドラ・ド・ヨング)

 ↑ 5位:『氷ひめプシケ・きれいな人』(アンデルセン)← 私は未読

で、5段階評価で面白さをあらわしてもらったところ、『踊る光』は5、『肥後の石工』4、『あらしの前』『あらしのあと』3、『庭師の娘』3、『氷ひめプシケ・きれいな人』2だそう。

ん???ランキング2位の『庭師の娘』の面白度は3で、ランキング3位の『肥後の石工』の面白度4???聞いてみたら、面白さとお気に入り(ランキング)は違うんだそうです

ついでに、表紙のことも聞いてみました。

すごく気に入ったのは『庭師の娘』。『踊る光』と『氷ひめプシケ・きれいな人』はまあ良い。『あらしの前』『あらしのあと』『肥後の石工』は可もなく不可もなく、だそうです。


もともとファンタジー好きだった里子ちゃん、ふと現実から離れられる物語がやっぱり好きなようです。ちなみに、『踊る光』は短編・中編集なので、その中でもさらにランキングをつけてもらったところ、私と好みが真逆でござんした。でもね、帰り道夜真っ暗な中、江ノ島の灯台が見えると「踊る光みたい!」って言ってくれたんです。嬉しかったなあ

さ、数時間後には今度は家族でキャンプに出発します!ふらふらだけど、次男待望の鉱物採集へいざ~



今こそ読みたい 『あらしの前』 『あらしのあと』

2016-08-18 06:23:09 | オランダ文学
 

『あらしのまえ』『あらしのあと』 ドラ・ド・ヨング作 寺島竜一絵 吉野源三郎訳 岩波書店

ああ、ああ、どうしていままでこの本を読まなかったのだろう!!!、
読み終えた今も静かにじんわりきています。ぐわっと一気に盛り上がって感動するものより、こういうじんわり来る物語のほうが、後のちまで心に残るんですよね

こちらの二冊、両親の蔵書であったので、幼い頃から背表紙は眺めていたのですが、戦争文学ということで敬遠してたんですよね。重そうだな~、暗そうだな~、なんて思っていて。先日父と話していたときに、ふと母がこの本を気に入っていたという話を聞き、ちょっと意外で読んでみようという気になったのです

『あらしのまえ』は、オランダの静かな村で、楽しく平和に暮らしていたファン・オルト一家の物語。ところがある日、ドイツ軍がオランダに侵入し、戦争の影がしのびよります。「あらし」とは第二次世界大戦のこと。『あらしのあと』は、『あらしの前』から6年後、戦後一年経ち、戦争がどう人々を変えてしまったのかを描いています。

挿絵は『ホビットの冒険』などでお馴染みの寺島竜一さん。そしてね、そしてね、もし私の勘違いでなければ、この名作、USとUKでは絶版!?!?・・・っぽい。そんなあ・・・。一方の岩波えらい!!(←何様

終戦記念日の前後でこの本を読んだこともあってか、とても考えさせられましたし、心が動かされました。激動の時代を、あえて抑えた感じで描いているので、ストーリー展開の早さやドラマチックな描き方に慣れてしまった現代っこにもこの感動が伝わるかどうかは疑問。ですが、私は久々に心洗われる思いでした

まず、何がいいってこの時代は日本もそうですが、家族間でも言葉遣いが丁寧なのがいいんですよねえ。背筋がぴっと伸びて、ほっとする。古典児童文学の典型かもしれませんが、兄弟が多くて、両親が本当に立派で子どもたちから尊敬されている。現代では消えてしまった家族の形。
児童文学で出会えるとほっとするんです。そうそう、この安定感!って。そして、その言葉遣いにあらわれるような凛とした生き方。忘れたくないのです。

登場人物はそれぞれに魅力的です
尊敬できる医者の父、それを支える母、しっかりもので、普段はアムステルダムの学校に通っていて家から離れているものの、何かと駆けつけてくれる長女ミープ。ピアノに才能を見出し、人とはちょっと変わった自分をしっかり持っている長男のヤップ。勉強嫌いだったものの途中で改心して努力する、家族の中ではちょっとアウトサイダー的な次男ヤン。感じやすくはみかみやながら常に正しく美しい心を持つ次女のルト。いたずらものの三男ピーター・ピム。生まれたばかりの赤ちゃんアンネ。それに加えドイツから逃げてきて一家と一緒に暮らすことになるユダヤ人の少年ヴェルネル。
『あらしのまえ』では戦争の影は忍び寄るものの、まだ平和だったころの家族のあたたかなストーリで占められているので、とっても幸せな気持ちで、それぞれの登場人物が大好きになってしまいます

そんな彼らが戦後どう変わっていくのか。戦争は人を一体どう変えてしまうのか。感じ入るところがたくさんありました。

全然知らなかったのですが、当時のオランダの人たちは中立国であることを理由に、ずいぶんと戦争に対しては楽観的だったんですね。平和ボケしたオランダの人たちの姿は今の日本と重なり、ぞっとします。あっという間に忍び寄る戦争。心配しすぎと言っていたのに、楽観視していたことを悔やむことになる戦争。戦争は非情です。そんな非情なときにこそ、人間どうあるべきかが問われる。この物語のファン・オルト家のお母さんは言います。

「・・・あたしたちは、まだこれからも、じぶんを守っていきましょうね、武器を使ってではなく、正しいことを信じる、あたしたちの信念の力でー」

と。『あらしのあと』では家族の一人が欠けてしまっているところから始まっているのですが、これがもうショックで。えっ・・・ウソ・・・死んじゃったの!?!?・・・って、死ぬってあらすじ読んで知っていたんですけどね・・・にも関わらず、一瞬頭真っ白。この人物に関しては、思い入れが強かったので、あっさりといなくなり、ぽっかりと心に穴が空いてしまったかのような喪失感を覚えました。そのことについて詳細が書かれていないだけに。人間味あふれたこの人物が大好きだったんです

とある仏文の児童文学者の方は、この本についてなかなか厳しい評論をお書きで、「この家族の死について詳細を書かないことの意図が理解に苦しむ」と書かれていましたが、これだけさらりと書かれていてもこの喪失感なんです!詳細書かれたら、インパクトが強すぎて、全てはそこに持って行かれ、残された家族が賢明に“正しい心”を持って生きようとしていることなどがぼやけてしまう、と私は思いました。

さらにはこの方、

ドイツ人のクラウスを描く時も「ドイツ人がみなナチスではなかったことがこの人を見ればわかるでしょう」という姿勢で、ここには作者のナチスにたいする怒りを風化させようという意図があるのだろうかと思わせさえする。

と書かれているのですが、へっ!?ちょっ、ちょっ、待って、待って?ポカーン
あの・・・書いていいですか・・・この方バカ(失礼!)なんでしょうか?私もかなりひねくれて受け取るほうですが、これはいくらなんでもありえない

ナチスに抵抗して収容所に送られた勇気あるドイツ人たちがいたこと、私は知りませんでしたし、そういう人たちのこと忘れたくないと素直に思いましたけど・・・。国とそこに暮らす国民とは別物なのです。この方、名誉教授というお偉いさんなのですが、戦争経験者らしいので、物事を素直に見ることが出来なくなってしまった犠牲者のうちの一人なのかもしれません・・・。私は逆に、物の見方がとてもバランスが取れている物語だと感じました。そして、どんなにめちゃめちゃに壊され、どんなにガラクタだらけになっても、花壇を作ることを忘れないオランダという国が大好きになりました

長文なわりに、ちっとも良さが伝えきれないのが、ほんとーーーーにもどかしいのですが
戦争文学の中で、一番好きになったかもしれません。出会えてよかったと思える名作でした。ああ、よかった


バーチャルお盆?

2016-08-15 23:12:20 | 絵本


『うみべのなつやすみ』菅瞭三 作・絵 福音館書店(こどものとも)

児童養護施設からホームステイに来ている里子ちゃん(高1)は、今日は部活の地区大会
我が家からは片道1時間近くかかるということもあるけれど、朝6時半前に出て行って、帰宅したのが19時近く。もうね、クタクタで夕飯も食べれない状態で、20時には床につきましたわ。というのは、明日はもっと早くて、5時半過ぎに家を出て、帰宅はもっと遅いんだとか。しかも、明日の県大会は、里子ちゃん自身は出れないのに、先輩が練習に付き合ってほしいっていうのと、コーチからもいい経験になるから見ろと言われて、断れなかったんだとか。

なんだかな~。この部活最上位な日本の社会おかしいぞっ。打ち込むものがあっていい、青春だって言う人もいるかもしれないけれど、何この断りづらい状況・・・。部活以外にも色々道があってもいいのでは???

第一お盆なのにおかしくないかなあ?何もこの時期じゃなくても・・・。
お盆はうちはキリスト教で育ったからあまりきちんとしていなかったけれど、それでも親戚で集まったり、家族の絆が深まる時だった記憶があります。そんな大事なお盆を部活で取り上げちゃっていいものかしら?ちょっと顧問呼び出したい。なんて、顧問の先生にだって家庭があるだろうに・・・。誰得???

里子ちゃんのホームステイは規則で年2回、1週間ずつと決まっているので、その貴重な日々を部活に取られちゃって、複雑な心境です。大事なのは部活だけじゃないと思うんだけどな。毎日部活やってるんだから、逆にお盆くらい空けてほしいワ・・・。今回は疲れすぎてもちろん読書もまったくでございまする
せめてお弁当を作れるのが救い。我が家のスポーツ選手に今晩はマッサージをしてあげました。もはや、そのくらいしかできないけど、喜んでくれてヨカッタ


さて、お盆といえば、里子ちゃんが来る前に少しだけ親戚に会いましたが、子どもたちは絵本を通してバーチャルお盆を楽しんでいます
『うみべのなつやすみ』は、次男の大の大のお気に入り。『さんねんごい』や『だいちゃんとうみ』など、田舎で過ごす夏休みのお話が次男はホーント好き。何もせず、ひたすらゴロゴロして、数少ないポケモンカードをただただ眺めていた世俗的な人と同一人物とは思えないくらい、今や自然派

「お母さん、絵本って豊かだねえ。ぼく、ここがうらやましい。こういう生活したい!続きが読みたいから作者に連絡して続き書いてもらって!」

と次男。ほお、“豊か”かあ。いい表現。『うみべのなつやすみ』では、兄妹が両親より一足早く祖父母のところへ旅立ちます。海辺の暮らしがまたいいんですよねえ。釣りにも行くのですが、そのエサだって買うんじゃないんです。砂浜を掘るとエサがたくさん採れるのですよ。ここだけで、もう「わあ」となる子どもたち。そして、自分たちで釣った魚が夕飯に並ぶなんて、ほんと羨ましい。

盆踊りにも行きます。小さい頃、私も祖母の家でいとこと二人、お風呂上りにシッカロールを背中にはたいてもらったなあ。その香りは今でもこの時期になるたび思い出します。浴衣来て、目の前の公園で行われる盆踊りで踊り、人参(ポンセン)を毎回買う。懐かしいなあ

田舎がほしくなる、そんな絵本。バーチャルお盆を満喫中です