goo blog サービス終了のお知らせ 

『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

センス抜群!大人なカフェで「山の欠片」展

2017-03-14 20:25:13 | Shop & Caf


週末は相棒のMMちゃんと、長谷にある素敵なカフェVuori(ブオリ)で作戦会議(まだ秘密だけれど、ちょっとワクワクすることを計画しています♪)。
海産物の卸問屋を改装してできた、センス抜群の大人な店でした~。
10歳以下は入店できないし、10歳以上でも騒ぐ人はご遠慮ください、とちょいと敷居が高いけれど

4月2日まで山の本と写真展というのを開催していて、本棚はこんな感じで、年季の入った本がズラリ↓



古書店books mobloさんのセレクトだそう
写真もね、実に無造作に飾られてるのですが、センスがいいの
プリントアウトされたものがピラリと板切れに張り付けてあるだけ。
これ、同じこと私がやったら、ただの大ざっぱな人による、ただのボロい家&ボロい本(笑)。

ただ・・・小声で言うと個人的には、先日紹介した福日和カフェのほうがよかったな。
窓から見える景色がね、ブオリは道路に面しているので車、福日和カフェは小さなお庭なんです
愛想のないスタッフの人の雇われ感とか、10歳以下お断りの書き方とか、色々気になっちゃった
飲み物の満足度も、居心地の良さも、断然福日和カフェのほうが好みだったな。
ケーキは美味しゅうございました




隠れ家カフェ見~つけた♪

2017-02-26 22:09:17 | Shop & Caf


この週末も猛烈スケジュールでした。通っているセルフブランディング塾の最終プレゼンの宿題が迫っているというのに、生後6日目の赤ちゃん(たまらない)抱っこしに行ったり、子どもの友だちが泊まりに来たり、来客があったり。充実。さて、そんな猛烈なスケジュールの合間をぬって、来客用のピザ用の生地を仕込んだら、いざカフェへ!

先週も今週も自転車こぎ漕ぎ訪れたのが、坂ノ下(長谷近く)にある隠れ家的カフェ“福日和カフェ”さん。

坂ノ下の路地裏って、え?こんなところに?ってところにセンスのいい古民家カフェが点在しているんです。本当は先週も今週もルセットカフェに行こうと思ってたんですけどね、こちらはいつ行っても満員で入れない。その裏に誰もいない福日和さんが、あったんです

ほんとーーーーーに気持ちのいい空間!センスいい!店内の写真がないのが残念ですが、テラスや小さなお庭もとおっても気持ちがよくて、福日和という名前がホントぴったりなカフェ
丁寧に作られたケーキも美味しいし、チャイは独特で、幸せ~

先週も今週も、店が貸し切り状態だったのをいいことに、似顔絵描いてくれたyukimiumとマシンガントークかわしちゃったけれど、次回は本持って行こう

ゆっくりできる、おすすめ隠れ家カフェです



黒姫山童話館&戸隠地質化石博物館

2016-09-23 19:52:11 | Shop & Caf


雨&雨のキャンプの日中はやはり屋内施設へいざ避難~(笑)。
まずは黒姫山童話館。ここは、絵本の森美術館と違って子どもも満喫できる作りになっています。その分洗練された感じはないけれど

常設展示としては、ミヒェエルエンデの世界、松谷みよ子の世界、桜井誠の描く世界の童話、信濃の民話、信州の児童文学コーナーがあります。ここで、初めてミヒャエルエンデの晩年の再婚相手がはてしない物語翻訳者の佐藤真理子さんだと知りました!そして、松谷みよ子さん。松谷さんも黒姫山に山荘を持っていたんですね~。知らなかった。そうそう、ここには、いわさきちひろの黒姫山山荘も移築されています。とてもこじんまりだけれど、居心地のいい小さな山荘!素敵なミニマムライフが見られます

個人的にココが好きなのは、桜井誠さんの常設展示があり、定期的にギャラリー展示も行われるから



桜井誠さんという名を知ったのは大人になってから。小さい頃は外国の文学の挿絵はぜーんぶ向こうのものだと思ってたんですよねえ。挿絵の画家が誰かなんて意識してないですもん。大好きなリンドグレーンのピッピシリーズが、実は桜井誠さんの挿絵だと知って、ああ私はこの挿絵で育ったんだなあ、と。以前『ミーチャとまほうの時計』という絶版本を2年くらい探し求め続けていたのですが、その挿絵を見たとき何とも言えず懐かしい思いにかられ、で、ピッピと同じ桜井さんの絵だってことが分かって、なんだかすごく感動したんですよねえ

黒姫山童話館で楽しみなのは、ミュージアムショップ。色んな絵本の絵ハガキが買えます♪ カフェのほうは・・・うーーーーん、利用しないかな




最終日は、次男が一番楽しみにしていた、戸隠地質化石博物館へ!こんなところに本当にあるの~!?ってくらいの山奥をずんずん進むと現れる廃校になった小学校。こんなところに通学してた人たちがいること自体がもはやスゴイ。それを利用して作られたのがこの博物館。残念ながら三男が車で寝てしまい、起こすと大騒ぎするので私は車の中でお留守番でしたけどね。この日はちょうど採掘ミニ体験会のようなものがあり、行きたくないと渋っていた長男も目をキラキラさせて戻ってきました。楽しかったー!って。『海辺の宝もの』がより身近になったかな♪

軽井沢 絵本の森美術館

2016-09-21 07:56:36 | Shop & Caf


千住博美術館
のあとは、そこから車でさほど離れていないムーゼの森軽井沢絵本の森美術館へ。

え!?まだキャンプ行かないの~?と子どもたちからブーイングが出ましたが、絵本の森美術館は敷地も広く、クイズラリーもあったので、思いっきり走り回っておりました。ラリーの景品は、バーナデッド・ワッツの絵ハガキで、なんてセンスがいいと母はご満悦でしたが、子どもたちは「な~んだ、つまらん!」と母に景品をくれました。ラッキー☆。
ところで、ここにはピクチャレスクガーデンと呼ばれる軽井沢の原風景のナチュラルガーデンが広がっています。ガーデン・デザイナー、ポール・スミザー氏が手掛けたそのお庭は、『庭師の娘』のマリーが作りたかったんだろうなあ、と思うような素敵なナチュラル・ガーデンでした

美術館のほうでは、ビアトリクス・ポター生誕150周年なのでピータ・ラビットの部屋とピーター・パンの世界(10/10まで)が開催されていました。古典的な児童文学って挿絵がやっぱりとても丁寧で見ていて気持ちがいい!特別展として、はじめてピーター・パンが現れた小説『小さな白い鳥』の表紙を描いた東逸子さんの原画展もしていましたが、言われなければ日本人の絵だとは思いませんでした!↓


『小さな白い鳥』ジェイムズ・M・バリ作 鈴木重敏訳 東逸子画 パロル舎

子どもたち、クイズラリーには夢中になりましたが、あとは大人向けかなあ。せかされて、私もゆっくり説明も読めず、原画を眺めるだけで終わってしまったのですが、やっぱり私自身もこういう展示ものは実はあまり得意ではないことを再確認。本でも施設でも何でもそうなのですが、個人的には、誰(or会社)がどんな思いでそれを作り上げたのかという背景のほうに興味があるんです。なので、今回のムーゼの森のように作り手の思いが全く見えないと、ちょっと物足りなかったりする・・・。

あ!でも、絵本印刷の歴史コーナーでは、コメニウスの『世界図絵』(1658年)を見て、大人のための児童文化講座で習ったことが復習できて、一人心の中で「おおっ!」と感激したりもしました
なんとなく、絵本はずっと昔からあるような気がしてたんですよね。というよりも、あまり考えたことなかった
ルネサンス三大発明(火薬・羅針盤・印刷技術の開発)以前のヨーロッパは、キリスト教社会の影響で性悪説に基づいていたってご存知でした?(知ってるか)だから、子どもの教育の基本は体罰(Oh,No )。言われてみれば、そんな印象はあったけれど、頭になかった。印刷技術の開発により、いままで一部特権階級だけが知的所有していたのが打破され、それが児童観が徐々に変化していくきっかけになったんですって。そして、『世界図絵』は性悪説から性善説へと移り変わる最初のきっかけとなって、ここで初めて子どもの本が生まれてくることになるんです。おお~っ。そして、これが近代教育理論へと展開していくのです。絵本の歴史からひも解く、なんてダイナミックな世界!!!知れば知るほど奥が深くて興味深いです(・・・すぐ忘れるけど)。

絵本の森美術館へ行き、私だったらもっとこうするな、とかまたまた何様目線の妄想を色々と膨らませてしまいました

うみべのえほんやツバメ号Cafe

2016-09-05 21:38:25 | Shop & Caf


昨日は横須賀芸術劇場であった、レ・フレールのライブへ!母の週末充実しすぎ~
せっかく横須賀に行くならば!とずっと行ってみたかったうみべのえほんやツバメ号Cafeさんにも行ってみましたー

ツバメ号さんは、津久井浜駅前の小さな絵本カフェ。1階が絵本カフェで2階が絵本の原画展などが行えるギャラリーになっているのですが、小さな空間に工夫とワクワクがいっぱい!ここに来るとディズニーランドに行ったかのような感覚になる、とある人が言ってましたが、分かる分かる。
元は和室だったという2階はDIYで改装され、Before → Afterの写真は目を見張るばかり!「なんということでしょう」という劇的ビフォーアフターのナレーションが頭の中に響きます。暗かった和室がこ~んな感じで一気に明るくてワクワクする空間に。↓



絵本の原画を再現したコーナーまであり↓


私もこういうのやりた~い、って改めて思いました♪ オーナーの方は優しいお人柄がにじみ出るような方で、オーナーとおしゃべりしたくて行く人が多いというのも納得です。そして、私は絵本・・・ではなく、地元横須賀で季節ごとに味が違うというハチミツを買いました。みかん味ですって。こういうお店が地元にあったら常連さんになっちゃうんだろうな。素敵な絵本屋さんは鎌倉にもあるんですけどね、でもカフェは併設されていないので・・・。

ハニージンジャーティーでおなかをたためた後はいざライブへ!デビュー前から細く長く応援している兄弟連弾ピアノデュオ、レ・フレール。↓



やっぱり彼らの曲が好きなんだなあ。ノリノリで弾き手と観客が一体になれるブギウギは文句なしに楽しいし、兄作曲の病んだ狂気の世界が垣間見られる曲も実は好き。かと思えば、バラードはしっとりとした別世界へ連れて行ってくれる。屋久島、沖縄、スペイン、ギリシア、音の調べに乗せて旅へ連れて行ってくれるレ・フレール。色んな曲調があるので飽きないんだな。そして、横須賀出身の彼らなので、地元はやっぱり盛り上がりました(人少なくてびっくりしたけれど)。彼らの音楽は即興性が高いので、ライブならではのアレンジを聞けるのも嬉しいし、やっぱり生は音がスコーンと自分の中に入ってきていいなあ。あー、楽しかった

ライブ後は、友だちとタイレストランでシンハービールいただきながらひたすらおしゃべり。これまた楽しすぎる~。不良母?子どもが寝静まった頃を見計らって帰宅。

父子置いて、ひどい母親・・・?以前の私ならそう思ったかも。家庭については保守的な考え方を持っていたので、罪悪感覚えながら外出してたかも
でもね~、子育てが楽しくて素晴らしいなら、なぜ母親が独占する!?つらさだって、なぜ母親が一人で抱え込む必要がある?家に帰ったら夫がしみじみと言いました。
子どもってすごいね。こんな(ダメな)親でも無条件で愛してくれるんだもんね。親の愛は無条件の愛とよく言うけれど、本当は逆だよね。それ忘れちゃいけないよね。
って。母抜き、父子で過ごして“気づき”があった模様。うん、知らず知らずのうちに親は「ここさえ改善してくれればなあ」「このままでは将来が心配」と子どもに条件をつけて愛してる。でも、そんな親を子どもは無条件で受け入れてくれてる。夫にも素晴らしい気づきというか再確認があったし、父子置いてきてホントによかった(笑)。

とはいえ、この週末は2日ともいなかったので、料理はちゃんと作って出ました。いかんな~、私もまだまだだな~。一緒に行ったMMちゃんは旦那さんが料理するから何も作らず出てきたそうな。罪悪感から何かをするのはや~めたっ。次回は料理も作らず正々堂々と遊びに出たいと思います(←えっ!?)。そしたら、夫、料理においても何か気づきがあるかも(笑)。