
3年生の次男のクラスよりも、落ち着きがなく、なかなか絵本の読み聞かせに集中してくれない長男の6年生のクラス

そんな6年生たちに聞いてもらうコツとは・・・!?
◆ いきなり読み始めるのではなく、絵本の世界に入りやすいように導入を設ける
◆ クイズ形式など、ちょっとでもいいので、参加型にする
そんなのフツーにやってるわ~、って感じかもしれません

先日の6年生の読み聞かせ、何を読もうかなり迷いました。毎回迷うんだけど

中学受験が近づいてきて、ピリピリし始めている子もいるし、もう純粋にただただ楽しいのがいいかな、とか。何も考えずに、ただただ楽しいを感じるってとっても大事だし、貴重な時間

ただね、純粋に楽しい読み聞かせは、他のママたちがやってくれているんです。とっても、エンターテイメント性の高い、パフォーマンス力がプロ顔負けのママが読み聞かせメンバーには勢ぞろいでして。私みたいに地味に淡々と読むのは少数派。
だったら、私はやっぱり読み聞かせで取り上げられなかったら、出会わないであろう絵本にしよう!と。もしかしたら、間違った考え方かもしれないけれど、読み聞かせに正しいも何もないもんね。一人くらいの心に届いてくれたら、いいやって開き直り

で、選んだのは『ギルガメッシュ王の物語』(ルドミラ・ゼーマン作・絵 松野正子訳 岩波書店)
絵本としては、長いです

そして、先に述べたように、興味をもってもらうために、読み始める前にちょっとしたクイズを出します。今回だったら、
「今日読む物語は、世界でいっちば~ん古いと言われてる物語。さて、一番古い物語はどれでしょう?①聖書 ②古事記 ③ギルガメッシュ叙事詩。さあ、ど~れだ!?」
一つだけ、あきらかに聞きなれない物語が入ってる~(笑)。だから、これかな?と予想する子多数

ギルガメッシュってモンスト(ゲーム)にも出てくるよね~、大元はこの物語なのよ、とか言うと、ゲーム好きな男子たちが嬉しそうな顔をする。目がキラキラしてくる子どもたち

「この時代ってね、今みたいにまだ紙がなかったの。何に書かれていたか分かる人~?」
結構色んな答えが出てきました。砂、とかね(笑)。いい点ついてる!でも、自分が死んだ後まで残る形って???
草!(←パピルスと言いたかったらしい) コンクリート! 皮! 木!
みんな積極的に答えてくれます。くぅ~、まだまだ素直な6年生かわいいっ

みんなすごい集中力!!!聞けるじゃない

ウケルお話じゃない、正直面白いと思ってくれたかどうかもワカラナイ。でも、一度は触れてもらかったということで。
この絵本は三部作なので続きの『ギルガメッシュ王のたたかい』と『ギルガメッシュ王最後のたたかい』↓


は表紙だけ見せて、
「図書館で探してみてくださいね」
で時間終了~。
ああ、楽しかった
