プラムフィールドからのお便り

プラムフィールドでの出来事などを紹介していきます。                            

深夜の電話

2011-04-08 | 東日本大震災

昨日の深夜1時頃、寝静まった我が家に携帯が鳴り響きます。

「・・・・?」

寝ぼけ眼をこすりながら、

「もしもし、もしもーし・・・?」

ツーツーツー

「誰?」(家内)

石巻の姪からです。嫌な予感がした私は何度もかけなおしますが、不通のまま。

11時前に床についた私は、またもや東北を震度6強の地震が襲った事など知る由もなく、不安ながらもそのまま朝を迎えました。

朝になってその事を知った私は、もう一度石巻へかけなおしました。

トゥルルル・・・お、今度は繋がるぞ。

「もしもし・・・」

「あーよかった。みんな大丈夫か?」

今回のほうがむしろ震災当日より怖かったようで、不安のあまり、深夜にもかかわらず私に電話をかけた事を詫びます。

バカ、そんなこと気にすんな。

でも、無理もないですね。あの恐怖を体験した直後ですからね。記憶がよみがえったのでしょう。

「津波がまた来るって言われて・・・。そしてまた、電気も水道も止まっちゃって・・・。」

振り出しに戻りました。

「大丈夫、今度は前みたいに長くはかからんよ。」

母親と姉妹だけの家族。色々と心細いことでしょう。

何度も久留米に来いって言ってるんですがね。住むところもちゃんとあるし。

でも、地元を離れる事が、どうしてもできないようです。

 

もう一度考え直せよ。いつでもいいからな。