食いしんぼsanaの「舌の記憶」

「舌の記憶」を中心に、日々感じたことを、
ゆるゆるとつづっていきます。

インスリン注射はこわくない!②

2009年08月29日 | 糖尿闘病記
入院2日目。

ベッドでぼーっとマンガを読んでいたら、
女性看護師のO川さんがやってきて、

「今日の夜からインスリンですー。
ちくって感じ? できますかー?」って。

ものすごーく優しい言い方。
O川さんは、
穏やかでゆったりした感じの癒し系で、
彼女が来て笑いかけてくれると、
なんだか不安が軽くなる気がする。

インスリンは、
朝・昼・夜の食前と寝る前に
1日4回打つらしい。
そ、そんなに? ガクガクブルブル。

思ったのは、
言葉って大事だなってこと。
「インスリン注射」なんて。
注射を毎日自分で打つ。そんなの誰だってイヤなはず。
たとえば「インスリンをチャージする」とか、
少し言い方を変えるだけで、
どれほどイメージが変わることか。
どれほど恐怖感が軽減されることだろう。

O川さんに「怖いからもう注射って言わないでね」と頼む。

ペン型のIC(インスリンチャージ)グッズを目の前に、
ピーチの香りのリップクリームをぐいぐい塗りまくって、
気持ちを落ち着かせて、来るべき時を待つ。
桃の香りは女性の恐怖心を取り除くと本で読んで、
わざわざ新しく買って持ってきた。
そのままふんふんとにおいをかいでみたりして……。
どうぞ、無事にチャージできますように!!

一緒の病室にわたしと同じ糖尿病のおばあちゃんがいて、
しかも入院したのはほとんど同時期なのに、
すでに看護婦さんの付き添いで自己ICをしている様子。
「ペンに針をつけて~」「そのままお腹にサクッと刺して~」
という看護師さんの声。
怖いよう!!と思いつつじっと聞き耳を立てるわたし。

躊躇なくあっさりとチャージは終了したようす。

これは体験者の生の声を聞くチャンス!!

おばあちゃんのベッドにかけ寄って「ね。本当に痛くない?」とお聞きしたら、
「うん。へでもない」というお返事が。

へでもない! そういう感想聞きたかった~!! ナイスです♪
18時。
自分でやらないと!と覚悟していたのに、
それは様子を見てあせらずってことで、
O川さんがわたしのお腹にチャージしてくれた。
でも。痛くない、とは言えずちょっと気が沈む。

次回は入院3日目。
ようやく自己チャージにチャレンジするsanaですが……。
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