紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

「映画「蜜蜂と遠雷」を見にいった

2019-10-24 17:21:35 | 13・本・映画・演劇・音楽など
三宅島には映画館がないので、調布にきて、時間があると映画を見にいく。
今回のセレクトは、「蜜蜂と遠雷」

原作は恩田陸さんで、直木賞と本屋大賞を受賞した作品。
この本を読んだのは、去年だったか。




<ストーリー>109シネマズによる
3年に一度開催され、若手ピアニストの登竜門として注目される芳ヶ江国際ピアノコンクール。かつて天才少女と言われ、その将来を嘱望されるも、7年前、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜は、再起をかけ、自分の音を探しに、コンクールに挑む。そしてそこで、3人のコンテスタントと出会う。岩手の楽器店で働くかたわら、夢を諦めず、“生活者の音楽”を掲げ、年齢制限ギリギリで最後のコンクールに挑むサラリーマン奏者、高島明石。幼少の頃、亜夜と共にピアノを学び、いまは名門ジュリアード音楽院に在学し、人気実力を兼ね備えた優勝大本命のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール。そして、今は亡き“ピアノの神様”の推薦状を持ち、突如として現れた謎の少年、風間塵。国際コンクールの熾烈な戦いを通し、ライバルたちと互いに刺激し合う中で、亜夜は、かつての自分の音楽と向き合うことになる。果たして亜夜は、まだ音楽の神様に愛されているのか。そして、最後に勝つのは誰か?


本も読み応えがあったが、映画も最後まで引き込まれて見た。
4人とも個性があって、すばらしかった。とくに、若い少年、風間塵さんが魅力的に描かれていた。
ライバル同士が、迷いながらも、お互いに刺激し合って、生長していく姿に心引かれた。
最後は、誰もが栄伝亜夜さんの復活を祈って演奏を聴くことになるのだけど、余計な言葉はいわず、復活と再生だけを感じさせるところもよかった。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やっぱり (マサ)
2019-10-25 14:47:37
紅蓮さん、やっぱり(^-^)
S子も今こちらに帰ってきているのですが、昨日は仕事が終わった後に観たかった映画を日比谷で見てきたんですよ。
レオとブラピ共演の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

以前私が映画の話を得意げ?にしたところ、「映画館のないところに住んでいる者に向かって映画の話をするのは、どうなの?配慮に欠けると思わない?」と言われてしまいました。
そういうものなのかと、シュンとしたのだけど(^^;)
返信する
マサさんへ (紅蓮)
2019-10-25 15:43:29
S子さん、こちらにいるなら安心ですね。私も今こっちにきてますが、三宅島にいると、大雨の日や風が強い日は、いつでも避難する心構えで暮らしてしまいます。
映画館がないところで、映画の話を聞くのは、そう悪くはないですよ。私にとってはですけど。いつでも見られないからこそ、今度はぜひあれを見ようとか、かえって映画への関心が強くなる気がします。
返信する

コメントを投稿