1月24日のブログにも書いたが、去年1年間「光る君へ」を見ると、短歌が詠みたくなっていた。
それが終わったあと、突然、短歌が詠めなくなった。というか詠みたくならなくなった。
今年詠んだのは、たったの2首。
そのうちの一首が、今日の朝日歌壇に入選した。投稿したのは、2月9日。
久しぶりに嬉しい気分になった。
そして、今年は今年で、毎週投稿しようなどと思わずに、たまーに詠みたくなったときだけ、投稿しようと思った。
しかも、私はこの歌を初めてネットで送ったのだった。
去年は、まっさらなハガキに、できれば筆で書いて送りたかったけど、さすがに習字の道具もなく、せめて筆ペンで書いて送っていた。
「光る君へ」を見て短歌を詠み始めた自分としては、ネットで歌を送るなんて、邪道と思い込んでいた。(今も)
ところで、今年の2月10日スタートで、連句を始めた。
毎回連句を始めるときに、参加者9人から発句を募集する。連句の発句というのは、俳句である。
そこで集まった句をどれがいいか、みんなで投票をして、1番票を集めた句が発句となって、連句はスタートする。
今年私が発句として送ったのは、つぎの2句。
強風(ならい)吹く島に降り立ち海ながむ
ゆうゆうと海を横切るクジラかな
それを別々の句ではなく、一つの短歌にしたのが、今回の入選句なのである。これもまた、邪道なのかどうなのか。
ちなみにどちらの句も連句の発句には選ばれならなかった。