紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

ほうとうの 果てに・・

2004-05-31 06:38:01 | 3・山の日記
きのう、私が属している山の会ホイッスルの会長K氏から、5月15日にいった山の写真が送られてきた。一目見ただけで、あの楽しい1日がよみがえるようなお写真。

その日は、ホイッスル山の会の例会で、山梨百名山になっている太刀岡山に登った。5月の山というのは、なぜにこんなに木々の緑が美しいのか。その時期山に行くと、必ず元気になる。元気をもらって帰ってくる。

甲府からバスで登山口に行き、そこから急坂が始まった。標高1295m。私は標高の高い大変な山にも、時々どうしても登りたくなるが、そんなに高くない、人もあまりいない、ひっそりとした山の味わいも、とても好きである。
その日の参加者は8人。わいわいがやがやと、楽しく山に登り、往復4時間ほどでふもとにおりて、目指すは、甲府にあるほうとうの店。

そこで、山を歩いている間じゅう、がまんしていた生ビールで、のどをうるおし、焼酎をのみ、おいしい料理を食べ、ほうとうを食べた。きっかり二時間で、指定特急に乗り込む。その帰りのあずさ28号で、事件(?)は起きた。

宴会は、列車の中までもちこされ、みんなけっこう飲んでいましたね。列車の中では、YさんとK氏と私、その他の人たちと、「冬のソナタ」話しで、とっても盛り上がっていました。お酒も入っていたので、きっと大きな声になっていたのね。
突然、一人の男性が通りがかりに「静かにしてくれませんか。」
すみませんでした。スーパーあずさ28号のお客さま。みんなで深く反省しました。

翌日送られてきた、S・K氏の名(迷?)句です。
「ほうとうの 果てにそなたは やかましい」


本日の収穫

2004-05-30 16:29:49 | 20・日々のできごと
これは、今日とれたてのタマネギです。

我が家はもう20年近く、つつじヶ丘に畑を借りています。といっても、夫作る人、私食べる人なのだけど。ちょっとは手伝うこともあります。

でも、地主さんが去年亡くなられ、この夏とうとう畑を返すことに。あとは、小さな市民農園が一つだけ。ああ、残念。

自分で作った作物で、一番おいしいのは、なんといっても、
1.枝豆 2.とうもろこし 3.トマト
多分、今年の夏まではどれも食べられるでしょう。

タマネギはコレステロール値をさげるのと、血液をさらさらにする優良野菜です。切ってから、15分ほどおいといてから調理すると、なおいいそうです。

ああ、暑い1日だった。

那須田淳さんのBlogに触発されて・・

2004-05-29 06:35:18 | 2・仕事の周辺
カッパ師匠から最初にBlogをすすめられた時、これはちょっと私には無理ねと思った。
私の生活は、月に一度、何とかして、山登りに行く時間を作り出すほかは、土、日も、フリーな時などめったにない。月に一度山のことを書いただけでは、つながっていかないだろうなと思った。あとの平日はほとんど判を押したように同じで、たいていは介護におわれ、その合間に少し仕事をし、家事をし・・、etcで終わってしまう。

でも、肩を押してくれたのは、那須田淳さんのBlogだ。つい最近読んだ那須田淳さんの「ペーターという名のオオカミ」という本がすごくおもしろくて、どんな人だろうとホームページを探してみたのだ。そうしたら、那須田さんのBlogがあった。こういう形で自分の本や生活を紹介するやり方もあるんだと思った。それで、じゃあ、私もやってみようと、Blogを始めてみたわけです。
那須田さんのページをかなり参考にさせてもらいました。

「ベルリン青熊ラジオ 那須田淳のBLOG」

そして、始めた時に思ったのは、連句のように書いてゆこう。最初に発句がある。それにつけて、次の日また何かを書く。そうやって続けながら、できれば、本来の目的である、自分の本の紹介につなげていく。
ところが、始めてみると、連句のように書いてはいるけど、なかなか自作の紹介にたどりつかない。くすの木少年団では、けっこう結びつく本があったのに。
でも、まだまだこれは続くので、そのうち書けるでしょう。

連句は楽しい

2004-05-28 06:35:18 | 7・連句・俳句・短歌
もう10年間ほど(けっこう長いなあ)「連句」という知的な(?)遊びをしている。5・7・5の長句と7・7の短句を交互に詠んでつなぎ、36句で完成するものですが、それを歌仙といいます。
次の人は、前の句を鑑賞し、前の句につけて自分の句を詠まなくてはいけない。けれど、前の前の句からは転じなくてはいけない、というのがルール。その他、季節や恋を詠み込むなど、細かな決まりもあります。

連句の仲間(連衆という)は、この10年、ケンカあり(?)、別れ話あり(?)、冷戦あり(?)という時期をへて、近頃はきわめて、おだやかな関係になりつつあります。最近では、お互いに空気のような存在かも。そんなことないか?
連衆は30代から70代まで(かな?)、年齢もまちまち、職業もまちまち、せっかちな人あり、おっとりした人あり。だけど、みんなが、同じ地平に立って、対等に句を詠んでいき、歌仙という一つの作品を共同で作り上げるのは、なかなかにおもしろいものです。
さらに、巻き終わったあと(歌仙は巻くという)、みんなでわいわいお互いの句を批判しあうのも、楽しい。もちろんお酒を飲みながら。

ここらで、私が作っている「連句の部屋」のホームページをブックマークに登録しようと思います。来週頃から夏の巻が始まります。興味のある方はぜひみてください。

連句のおもしろさは、わずかな文字数で詠まれている一つの句から、それぞれの人が、こんなに違ったインスピレーションがわくのかと驚いたり、想像を裏切られるところにあると思います。今度はどんな展開になるでしょうか。

ビックリした!

2004-05-27 07:22:28 | 20・日々のできごと
私のホームページの先生であるカッパ師匠が、
「googleには、すべてのページの記事が検索されます。
翌日には、引っかかりますよ。」
というので、きのう書いた「くすの木少年団」でちょっと検索してみたところ、なんと、ビックリ!
「くすの木少年団」のホームページがあった。
きのうは、ひと昔前って感じで書いていたのに、現在進行形でまだ活動中なのだった。
しかも、あの頃やんちゃ坊主だったM君が中心になってやってるじゃないの。生長したのね。
私ら年とるわけだワ。今度くすの木の子どもたちと一緒に遊びに連れてってもらおうっと。

時は流れ、今はどこにでもホームページやBlogがある時代なのだな。でも、ホームページを作るのはやっかいだけど、Blogは、誰にでも作れる。すごく簡単に。Eメールを書ける人ならすぐに始められます。

掲示板と日記の中間に位置するようなBlogは、始めてみると人と人とのつながりを生むものですね。連句の仲間、山の仲間、高校の友人、中学の友人、大学の友人、近所の友人、遠くの友人、家族・親戚.etc・・一気に私のBlogを知らせたのだけど、ふだん、それぞれの人とは、それぞれの人どうしでしか会わないので、横のつながりというのは、あまりないものです。でも、このBlogを読んで、別の線がつながったとしたら、ちょっと嬉しい。

きのうも、佐藤さんのことを書いたら、近いうち田舎に家を建てるかも、という人から電話がかかってきました。Blogって、連句のように、思いがけない反応があるものです。
というわけで、Wさんのこと、書いちゃったよ。

近所の遊び仲間・くすの木少年団

2004-05-26 06:29:03 | 16.調布のできごと
二人の子ども(娘は今年就職、息子は大学院2年)が小学生時代、くすの木少年団というのに入っていた。
テレビゲームがはやり始めた頃で、家でこもって遊ぶ子が多くなり、もっと近所のみんな、大勢で遊ぼうよという呼びかけで始まったものだ。その頃は、日曜日も少年団、平日も少年団、夏休みも少年団で、親も子も少年団にどっぷりと浸かりきって過ごしていた。
子どもが成長して、そこからは離れるのだけど、その親たちの中の山好きな人たちで作った「くすの木山の会」というのが今もあって、一応私もそのメンバーです。

その頃、少年団の代表は佐藤彰啓さんで、少年(ガキ大将?)がそのまま大人になったような人だった。最近は八ヶ岳近くに本拠地を移して、田舎暮らしのアドバイザーをしている。こんな本(写真)も書いてます。
向こうでは、定年退職して移り住んできた人たちと、やっぱりコミュニティーを作って、みんなで甲斐駒や八ヶ岳に登ったりしているっていうから、中高年団?かな。(笑)佐藤さんらしいねとみんなで話している。

「田舎暮らし・虎の巻」

うれしいお便り

2004-05-25 04:43:26 | 2・仕事の周辺
きのう、「卒業旅行は北国へ」のさし絵を描いてくれた伊藤秀男さんから、うれしいお便りがきた。

「・・・はじめて原稿を読んだ時、僕も12才だったら、こんな出来事があったらどんなにうれしかっただろうと思いました。旅と冒険と女の子。子どもの時から、男の子が好きなものばっかり。・・・」

最近は、メールばかりで、手紙のやりとりがめっきり少なくなったけど、やはり自筆の便りは、その人自身が行間からにじみでてくるようで、嬉しい。

でもお便りを読んで、千晶という女の子を登場させてよかったなあと思いました。初めこれは、3人の少年の友情の話しだったのだけど、うまく書けなくて、しばらく戸棚の中で原稿は眠っていたのです。
そうしたところ、<本にしたい><女の子も登場させたらどうよ>という内なる声(ちがうか?)、ひらめき(これもちがうか?)、お告げ(ますます変)、まあそんな声がどこかから聞こえてきて、書き直し、その声に肩を押されるようにして、初めての出版社にもちこませてもらったのでした。

しみじみと嬉しい

2004-05-24 07:39:17 | 2・仕事の周辺
2年半ぶりに新刊「卒業旅行は北国へ」を手にした時、久しぶりに幸せな気分にひたった。努力して原稿を書いても、たいていはそれだけでは本にはならなくて(私の場合は)、その上にいろいろな偶然や、運命の出会いなどがあって、やっと物語が一つの世界を形作って、一冊の本になることができたわけです。
この2年半のブランクの間、父や母の介護で、もう書けないかもしれないと思った時期があっただけに、この本は、いつも以上に、しみじみと嬉しかったです。

新刊を初めて手にする時というのは、いつでも、この本を書くために力を貸してくれた人たちに、感謝の気持ちでいっぱいになります。
私と一緒に、10年前に本の出来事を体験した中学時代のF先生と、S氏(幼稚園から高校まで同級生)。弘前に取材にいった時に案内してくれた、弘前でタクシーの運転手をしているY氏。
大滝温泉に取材にいった時に、楽しいひとときを過ごさせてくれた、友人C子のお姉さんと息子さん、おばあちゃん。
この本のために、絵を描いてくれた伊藤秀男さん。私より一つ上の方ですが、大胆なタッチの絵で、本にいのちを注ぎ込んでくれました。
ポプラ社で編集を担当してくれた、萩原由美さん。まだ2歳くらいのお子さんをかかえ、働く母としてがんばっているステキな女性です。
ポプラ社の井澤みよ子さんを紹介してくれた、絵描きさんのとよたかずひこさん。森にいると、心をリフレッシュさせてくれる空気が流れているように、とよたさんのまわりには、心をあたたかくしてくれる空気が流れているようです。
おかげで、この本は、初めてポプラ社から出してもらえることになりました。
人の出会いと運命に、感謝。ほんとうに、心から感謝。

卒業旅行は北国へ

2004-05-24 06:36:54 | 1・作品紹介
二年半ぶりに新刊が出ました。

 2004年4月発売

 絵・伊藤秀男

 ポプラ社


「小学校を卒業した春休み洋太は、親友・和樹とそのいとこ・千晶と旅行にでることになった。子どもだけで気ままに過ごす楽しい日々。だが、洋太には、その旅行にもう一つ目的があった。それは、自分のルーツを探すことだった。自分にそっくりだという祖父。洋太は、生まれてから一度も、その人に会ったことがなかった。でも、今なら会える。…自分のルーツを探す旅が、今、始まった。」


★この本に関するBlog → しみじみと嬉しい 嬉しいお便り

日曜の朝

2004-05-23 07:29:01 | 20・日々のできごと
きのうは拉致被害者の家族の帰国のようすをテレビで見ていて、おそく寝たので、今朝起きたのは6:15。これは、私にしてはまあまあおそ起きの方です。いつもは、5時頃に起きることもよくある。寝るのも早くて、10時頃には眠くなってしまうのだけど。けっこう寝過ぎか?(笑)
そうすると、山に行く朝も、あまり無理せずに、いつものように起きて出かければいいわけです。
平日は、ふつう5時から6時頃起きます。

朝起きて何をしてるかというと、山に行く日以外は、夜きたメールの返事を書いたり、本を読んだりします。平日は仕事をしています。

月の半分くらいは、私の母が家に来ているので、その日は母が起きる8時半頃までが、私のフリータイム。母が起きると、重い糖尿病なので、インスリン注射をしてあげて、あとはカロリー制限食を用意したり、昼間は母が自分の家に帰るので、送り迎えをしたりで、一日おわれます。夕方にもインスリン注射が必要なので、それまでに私の家に連れて帰ります。
それでも、昼間一時間くらい泳ぎに行くことはできるので、休みの日は、調布の総合体育館のプールに行きます。
これからは運動が第一。山と水泳。この二つは、もうずっと続けていきたい。楽しみと健康のために。

今日は、妹が山梨から出てきて母をみてくれているので、フリーな一日です。何をしようかなあ・・
なぜ、こんなこと書いたかというと、ちょうど先週の日曜日、高校の同期会があったのに、行けなかったいいわけをちょっとしてみました。今日なら行けたんだけどね。残念。