紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

倉見山(1256m)に登ってきました(追記あり)

2007-09-30 09:35:16 | 3・山の日記
昨日は雨だったので、行くのかな~どうかな~と思いながら、前の晩寝て、朝メールをチェックしてみたら、中止メールはきていない。

私は今年初めてのホイッスル山の会の例会参加なので、雨にも負けずはりきって出かけた。
大月で、ゲスト参加の友人、若月さんと待ち合わせて、富士急線に乗った。
そうしたところ、ホイッスルの人はだれ一人富士急線に乗っていない。
何かメールを見落としたか。もし中止だったら、温泉に入って帰ろうといいながら、東桂駅に着いた。

駅では、リーダーの高橋さんと、寺本さんがすでにきていて、参加予定だった他の5人は、キャンセルしたという。


9:50  4人で東桂駅を出発。



10:10 登山口入り口(573m)

静かな、ふかふかの土の道を登っていく。途中、ちょっと道に迷うが、リーダーが戻って、すぐに正しい道を探し出す。
やはり、間違えた時は、戻るのが鉄則だと改めて認識。




12:30 倉見山(写真トップ)

若月さんが甲州ワインを差し入れしてくれたので、みんなで飲みつつ昼食。寒かったので、身体があたたまる。
途中、九州に単身赴任中の、ホイッスル会長の喜多村氏と携帯で話す。喜多村氏は、同時刻に祖母山に登頂。山梨の山頂と九州の山頂で話しができるって、文明の利器の力はすごい!




1:25 山頂出発

ほんとうなら、富士山がよく見えるのだけど、残念ながら、雨なので、影も形もない。




3:05 下山

3:52 入り口があるだけの小さな寿駅から富士急行線に乗る。



その後、大月の銭湯に寄り、びしょぬれになった衣類を着替え、「正華」でカンパーイ!



計画表


明日は倉見山

2007-09-28 21:17:05 | 3・山の日記
ホイッスル山の会の例会で、明日は富士急行沿線にある倉見山に登りに行く。
塩山の友人、若月さんも一緒に行く予定。
天気はどうも悪そうですね。


■計画表 

富士急行線 東桂駅9:50~10:10登山道入口(標高573m)~ 送電鉄塔下 ~

三ツ峠駅分岐~12:10倉見山(昼食)13:00~見晴台~ 堂尾山公園 ~

15:10富士急行線 寿駅15:52~16:39大月駅

(歩行時間 約4時間)

3日目:鹿島槍ヶ岳(2889m)登頂

2007-09-28 17:33:12 | 3・山の日記
4:00 前日は、8時前にはもう寝てしまう。夜ゆったりと寝られたので、気持ちよく起床。
起きてみたら、雨が降ってないので、ホッとする。
暗い中、ヘットランプの明かりで、湯をわかしてスープを作り、パンを食べる。

5時に外に出ると、まだ暗く、そろそろしたくができた人たちが、もう少し明るくなってから行こうと、待機している。
そのうち、若い男性が先頭を切って、急斜面を登りだしたので、みなもその後についていく。


5:10 キレット小屋出発

 
 


最初から八峰のキレットという難所で、クサリやハシゴの連続。気をつけながら、超えて行く。まだ薄暗い中、剣岳がくっきりと見える。




朝焼けが美しい。これを見られただけでも、来た甲斐があったと思うほどだった。





薄暗い中、足下に気をつけつつ、登ってゆく。




後ろからくる良流娯さん。




夜が明けると、だいぶ歩きやすくなる。




急な道は続く。







6:40 鹿島槍北峰

  

鹿島槍は双耳峰の山で、釣り尾根で結ばれた山頂が二つある。
少しの間写真を撮ったりしたが、高いのは南峰の方なので、すぐにそちらを目指す。





7:30 鹿島槍ヶ岳(2889m)山頂




山頂に着くなり、植原さんが「おー、剣、久しぶり! 槍ヶ岳待ってろよ。」などと口走る。
そうか。来年は槍ヶ岳か……。それもよいね、などと思う。





去年登った剣が目の前に見えた。春にリューマチ性多発筋痛症を患い、今後、もうこのような山には登れないと思ったけれど、とうとうキレットを越えられた。しみじみと嬉しい気分を味わった。


動画 ↓ クリック!




7:45 下山開始  あとはもうひたすら、稜線を進んで行く。




9:15 冷池山荘  ここでインスタントラーメンを食べる。すごくおいしかった。山で食べるラーメンはサイコー。




9:45 山荘出発

気持ちのいい稜線を歩いていく。

爺ヶ岳に向かって登ってくる良流娯さん。この登りがけっこうきつかった。




11:10 爺ヶ岳南峰  一番高いのは中峰だけど、植原さんだけ登り、私と良流娯さんは体力温存と先を急ぐため、パスする。




種池山荘目指して、おりてゆく。




11:55 種池山荘  ここで飲んだオレンジジュースが、チョーおいしかった。

12:15 山荘出発

正面に見えるのは、左が蓮華岳、真ん中が針ノ木岳。いつかこの2峰の登りたいなあと思いつつ、山に別れを告げ、扇沢目指して下山を開始。





柏原新道は、長い道だった。どんどん追い越される。



2:35 扇沢下山口着(1350m)



その後、扇沢ロッジに寄って、お風呂に入ってから、4:00のバスで帰ってきた。

本当に楽しい山行だった。
計画を立ててくれた植原さんと、一緒に登った良流娯さんにたくさんの感謝を! 


初日:唐松岳登頂 ◆2日目:五竜岳登頂 ◆3日目:鹿島槍ヶ岳登頂

計画表

2日目:五竜岳(2814m)登頂

2007-09-27 04:12:35 | 3・山の日記
夜ほとんど眠れなかったので、その日は、朝もゆっくりと出発して、泊まるのも、キレット小屋に決める。がんばれば鹿島槍ヶ岳も越えて、冷池小屋まで行けそうだけど、がんばるのはやめ、翌日に鹿島槍ヶ岳はとっておくことにする。

6:35 出発



5:00頃から登り始めた人の明かりが、真っ暗な山にぽつんぽつんと見えた。

歩き始めてすぐに、雨が降り出した。



おそく出発したので、五竜岳をピストンで登った人がおりてきて、急な斜面でのすれ違いに時間をとられる。



急な道を登って行く。




7:50 五竜岳山頂



なつかしい剣岳の頭が見えて、感動する。



後を振りかえれば、朝出発してきた五竜山荘がかなり下の方に見える。



朝おそい出発のおかげで、最初は頭が少ししか見えなかった剣岳が、だいぶ全容をあらわす。
先を急がないので、ゆっくりと山頂にいて、すばらしい景色を堪能する。

これから行く鹿島槍ヶ岳。




動画 ↓ クリック!



8:20  五竜岳出発

そこからが、キレットといって、急峻な岩場コースである。
G4、G5という難所が、岩場がきついと知っていたので、いつ出るか、今出るかとドキドキしていた。

けっこうきつい所にさしかかったので、通りがかりの人に
「ここはGなんとかでしょうか?」と聞いたら、
「こんなところは何にも名前はないですよ。」という答え。
ここよりもっときつい所があるんだと思って覚悟を決めていた。ところが、後で調べたら、まさにそのあたりが難所であった。 あの答えはなんだったんだ?



ハシゴを登って行く。



歩いてきた稜線を振り返ってみる。



急峻な岩場を緊張しながら越えていく。



後ろから登ってくる良流娯さん。



クサリ場の連続。



楽しそうに登ってくる良流娯さん。私は寝不足で、早く通り過ぎたい一心。




12:55 キレット小屋着。小屋の向こうに、翌日登っていく斜面が見える。



やっと着いて、やれやれと思っていると、そこには、なんと前日のお騒がせ4人組がいて、ガックリきたのであった。植原さんが、若者にいろいろ注意を与えていた。

問題は、山小屋の人に、「明日は雨ですよ。」といわれたこと。本来時間が間に合えば、八峰のキレットは雨の前に終わらせたいところだけど、冷池小屋まで5時間かかる。1時からではとても無理。もう雨でも、なんとか登って行くしかないと覚悟を決める。

その日は、そこで終わりなので、ビールでカンパイをし、昼食。このカンパイ写真を撮ってくれたのは、お騒がせ4人組の1人。(笑)



その後、昼寝をして、前日の睡眠不足を取り戻す。

キレットのど真ん中に泊まる人は、あまりいなくて、すいていたし、かなりいい山小屋であった。小屋の前からは剣岳も見え、ぜいたくな時間。

こんな風に、みんな小屋の前でくつろいでいる。といっても、足を踏み外せば、谷底一直線みたいな場所。



山小屋にはってあった地図。クリックすると拡大する。




初日:唐松岳登頂 ◆2日目:五竜岳登頂 ◆3日目:鹿島槍ヶ岳登頂

計画表

初日:唐松岳(2696m)登頂

2007-09-26 06:26:42 | 3・山の日記
ふつう後立山連峰など北アルプスの山は、東京から行くには夜行が多いのだけど、今回植原さんの計画では、朝早くの長野新幹線で行き、長野から川中島バス特急で八方バスターミナルに行くという選択をした。
これは、スタートが少しおくれるけれど、夜行よりかなり身体が楽であった。

9:20 八方ターミナル着

9:40 ロープウエー乗り場  その後リフト二機乗り継いで1820mの地点まで行く。



10:10 いよいよ歩き始める。

まだ観光客で混雑している。




11:10 八方池の見えるあたりで昼ごはん。

八方池には、晴れていると、白馬三山が写ってよい眺めだそうだけど、雲が出ていて、白馬三山は見えない。



12:50 丸山ケルン



いよいよ本格的に登り始める。



だんだん山らしい風景になっていく。



1:40 唐松小屋着 

荷物をデポし、後ろに見える唐松岳に登る。植原さんが、デジカメの液晶をのぞくのに、片目をつぶるのに笑ってしまう。




2:05 唐松岳山頂(2696m)




山頂から見える、唐松山荘と、五竜岳への道。



2:30 唐松山荘着



その日はここに泊まる予定だったが、時間が早いので、2時間半歩いて、次の五竜山荘まで行くことにする。

唐松山荘を過ぎると、急に岩山っぽくなり、道にはクサリ場があらわれる。
トップを行く植原さんが、「うわー、こわーーー。」などと叫びながら、後ろも見ずにどんどん進んでいってしまう。





クサリ場を通過しながら、荷物が重いので、明日は荷物を軽くすることに決める。軽くするといっても、水を捨てて、みかんなど重いいものは食べてしまうことにする。

余裕の良流娯さん。



どんどん先を急ぐ植原さん。



一番後に見えるのが五竜岳。五竜との間に、その日泊まる小屋があることになっている。



5:15 五竜山荘着



その3連休は、前の週が雨だったので、登山客が多くて、小屋はメチャ込み。ふとん1枚に2人も寝るくらい。しかも、人騒がせな関西若者4人組のおかげで、夜中、事件がつぎつぎ起こり、ほとんど眠れなかった。


◆初日:唐松岳登頂 ◆2日目:五竜岳登頂 ◆3日目:鹿島槍ヶ岳登頂

計画表

念願の唐松~五竜~鹿島槍ヶ岳縦走

2007-09-25 05:59:40 | 3・山の日記
もうずっと長い間、五竜岳と鹿島槍ヶ岳には登りたいと思っていた。
五竜と鹿島槍の間には、キレットといって、深い山の切れ込みがあって、クサリ場・ハシゴが連続してあらわれる難所といわれる所がある。天候も体調も万全じゃないと、ダメなような山だ。
今回、初日の夜に雨が降ったものの、ずっと天気はまあまあで、とくに昨日は最高の天気だった。
写真の整理ができていないので、鹿島槍ヶ岳山頂写真だけアップする。




もう一枚、山頂から目の前に見えた剣岳。初日の唐松岳からは小さく見えた剣が、目の前に見えた。遠くまで歩いてきたんだと思うと、感激もひとしお。





初日:唐松岳登頂 ◆2日目:五竜岳登頂 ◆鹿島槍ヶ岳登頂

後立山連峰に咲く花

計画表