紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

鳥海山をめぐる旅・2日目

2012-07-31 17:47:49 | 3・山の日記
■ 2日目(7月27日) 鳥海山に登る

一緒に登るのは、東京近辺からの7人と、鳥海荘のひろ社長の8人。

ひろ社長は、今年3月に
「東日本大震災と福島第一原発事故被災地の早期復興」と
「人々が楽しく安全な登山ができるよう」祈願して、七高山頂に標柱を設置した。
そして、祈願成就のためにお百度まいりを行っているとのことである。

そして、今回一緒に登ることになったが、鳥海山の祓川の道は雪が多く残っていて、かなり難儀したが、ひろ社長のおかげで、上ることができた。


5:15 鳥海荘を出発。

5:50 ひろ社長の運転で、祓川登山口へ。(1180m)
鳥海山は3度目の登山であるが、麓からこんなにくっきりと見えたのは初めて。




湿原で。






祓川コースは、まだ雪渓が多いとは聞いていたが、雪渓が初めての人もあり、最初の雪渓から歩くのに苦労した。




あたりを歩いて、見かけた花も載せてゆく。


マイヅルソウ                         ベニバナイチゴ

 


モミジカラマツ




6:50 賽の河原




ひろ社長に撮って頂いた写真。




7:25 御田では、アイゼンをつける。持って行ったのは、4本爪だったが、ひろ社長が、歩き慣れない人がいるなら、6本爪の方がいいといわれ、鳥海荘で、全員6本爪を借りた。






そのおかげで、ゆっくりとだが、登ることができた。

振り返ると、けっこうな高度感がある。(ひろ社長が撮って下さった)




8:00 康ケルン




大きな雪渓があらわれる。




9:50 氷の薬師





オニシオガマ(?)                   チョウカイアザミ

 


イワカガミ                      イワイチョウ

 


ヨツバシオガマ                    ミヤマダイモンジソウ

 



このあたりから、高山の花がとてもきれいて、Iさんと2人で、写真を撮ったり、花の名前を確認しながら登る。





シャクナゲ                             ミヤマキンバイ

 


チョウカイフスマ                          イワブクロ

 


ホソバイワベンケイ                         イワギキョウ

 


ミヤマリンドウ                           アオノツガザクラ

 


山頂に登って行く人たちが見える。





10:50  舎利坂








山頂まであと少し。振り返ると、すばらしい景色が広がる。




11:40  七高山到着  




全員で記念撮影。






その後、山ガールの2人とひろみさん、ひろ社長が新山まで登りに行くが、他の人は、帰りのことを考えて、七高山(2229m)をその日の最高到達点とする。

1時間で帰るかと思った4人が、なかなか戻ってこない。12:40には、下山開始をしたいと思っていたが、荷物を置いていったので、荷物の番をしていた。
七高山から見た新山のようす。手を振る4人。




1:25  ようやく下山開始。その日帰る人が3人いるので、黙々と下って行く。

このような急なところを行く。




5:30  ようやく祓川ヒュッテが見えると、ホッとした。




振り返ると、鳥海山がすばらしくよく見えた。久しぶりの標高差1000m越えの山で、しかも雪渓もたくさんあって、大変ではあったが、達成感もあった。




登れたのは、ひろ社長のおかげで、そうじゃなかったら、雪渓をいくつか越えたところで、断念したかもしれない。
ひろ社長さんには、ありがとうございました。
山登りがほぼ初めてという人たちも、がんばりましたね。これにこりずに、また、どこかの山に登りに行きましょう。


この日歩いたルート。




◆鳥海山をめぐる旅:1日目・2日目・3日目