紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

7月8日は母のところへ

2012-07-11 06:30:23 | 22・両親のこと
書かないでいるうちに、日にちが過ぎてしまうので、7月8日(日)のことを書こう。

その日は、姉も行こうとしていたということで、一緒に待ち合わせて母の施設に行った。

母はちょうど食事の最中だった。
担当の介護士さん(キムタクに似た人。姉は、なんとかというグループの誰かに似ているといった ← これじゃあ、誰なのかさっぱりわからないね))に食事介助をしてもらっていた。
驚いたのは、母がシリコンのスプーンを手に持って、こぼしつつも、自分で食べていたこと。
私たちが着いた時には、8割り方食べ終わっていたのだけど、少し残ったごはんを、ゆっくりと食べていた。
こちらの施設に移ってから、驚くべきほどの回復力である。
最後は介護士さんに食べさせてもらっていたが、とてもプロで、食べさせ方のコツを私たちに教えてくれた。

食べさせながら、介護士さんから、アロマテラピーの説明を受ける。
母が好きな香り、嫌いな香りは何か聞かれる。
覚えているのは、母がキンモクセイの花の咲く頃は、においがきつくてね、といっていたこと。
あとは、わからないので、ヒノキの香りだとか、レモン、ライムの香りが好きかも。と、母の好みではなく、自分たちの好みをいった。

この日は、梅雨時にもかかわらず、まあまあの天気なので、ご家族の人と車椅子で散歩している人も見られた。
母も梅雨明け頃には外に行けると、介護士さんにいわれた。