Something to Feel

"I'm basically happy person."

のぶまさき 二台ピアノコンサート (仮)

2011年02月05日 | 音楽
田中信正・林正樹 二台ピアノによるコンサートII
スペシャルゲスト 佐藤允彦

2月4日@杉並公会堂小ホール

あぁ~・・・
やっぱり私ピアノの音が好きだ・・・それでいいじゃないか、と思った。
音が発せられてそれが宙にたゆたっている、
視線は空間を見てるけど実際は何も見ていない、
音を身体で受け止める、
それだけで、とても満たされる。
そんな瞬間瞬間が世界には存在するのだなあ。

ベーゼンドルファーインペリアルxスタインウェイ
最初はそれぞれの音色を一生懸命きいていたけど、
演奏がすすむにつれて楽器もだんだんやわらかくなってきて音色がかわっていった。
「クラーク」で3人、6手で鳴りまくったあたりからは
どんどん融合していっているように感じられた。
ナマモノだなあ。
ベーゼンの低音の響きはオーケストラで包まれるような幸せ感。
ウッド。

信正さまはやはり天才のきらめくオンガク・・・ひたすらに自由で。
身体の使い方もオトも芯を残してあとは脱力の極み!
そして今日は,林さんのピアノに驚いた!
とても端正なのにワクワクするしやさしくて頼りがいがある。
以前、ムジカーザでみたときよりも深くするどくみずみずしく感じた。
全然ちがう個性のおふたりなのに、共鳴するものがあって、相性がいいのだろうな~。

お2人の師匠である佐藤允彦さんの演奏は実は初めてきいた!!
音色その他完成されている印象を受けた・・・
子供のようにハシャぐのぶまさき2人の世界を
包み込んでさらに高みへもっていってしまう感じ。
「クラーク」共演を見れたのはとても貴重で・・・
ここではそれぞれソロ部分があってそれぞれとても面白かった。

林さんのテーマの演奏に釘付けだった・・・
フレーズの感じ方・・・微妙なニュアンス・・・

ますますこの曲が好きになった。
あのリフはどこまで増殖するのだろう!?

オンガクはやはり自由で楽しいものであるべきだと強く思った・・・
理論の勉強や技術を磨くことも、もちろん不可欠だけど
それはすべて自由に楽しく気持ちよくなるための手段なんだね。

・・・「クラーク」って正式な表記はカタカナなのかな。
昔「くらーく」だった気が・・・Clark のときもあったかな?

つづく

セットリスト

1st[のぶまさきduo]
I Got Rhythm(G.Gershwin)
童話で書かれた生態系(林正樹)
2006(林正樹)
Grassy(田中信正)
Ode to Sundown(佐藤允彦)

--
2nd
イノシシとの決闘(佐藤・林duo)(林正樹)
Night & Day(佐藤・田中duo)(C.Porter)
クラーク(佐藤・田中・林)(田中信正)
Straight No Chaser(佐藤・田中・林)(T.Monk)
ソたち(のぶまさきduo)(林正樹)

--
Enc.(佐藤・田中・林)
ライムライト


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