Something to Feel

"I'm basically happy person."

リスト・レクチャーコンサート(2)

2012年01月18日 | 音楽
フランツ・リスト生誕200年記念
レクチャーコンサート

の、つづき。

第2部 曲目
後藤正孝さんによる演奏
「詩的で宗教的な調べ」から第3番「孤独のなかの神の祝福」
「超絶技巧練習曲集」から、第8番「狩り」、第12番「雪かき」

優勝者2人による2台ピアノの競演
マルティン・ファン・デン・フック&後藤正孝
「前奏曲」(2台ピアノ版)

・・・・結構時間がたってしまったので正直、詳細は覚えてなかったりする
生演奏ってそれが良かったり悲しかったり。

「詩的で宗教的な調べ」が、すごく良かったことは覚えてる。
個人的には、後藤さんのすっばらしいところはその歌心にあると感じていて、
それがとても発揮されているように思えた。
間合いというか・・・
なにかひとつクッションがあるような、余白があるというか、そんな演奏。

はみ出しちゃってる演奏っていうのもそれはそれですごいことだと思うけど、
クラシックを聴くのに、この余白のある感じってとても心地よい。包まれてるんだよね。

「超絶技巧」のほうは、もう純粋に楽しみました、すげぃ。美しくて圧倒された!

斜めうしろから鍵盤がよく見えたが・・・
次元が違いすぎて参考にするもなにもなかった。
超難易度高いことをいとも簡単そうにやってのけるっていうアレだね。
うー、それにしても、あの小柄な身体でどうやったらあんなにエネルギーあふれる演奏ができるんだろうなあ。
身体のつかいかたや集中力・・・

リストはそんなにちゃんと聴いたことなかったんだけど、
2011年はリストイヤーだったおかげか生で何度か聴く機会があった。
後藤さんの弾くリストはほんとうに豊かさがあってなじみやすい・・・。

2台ピアノ(スタインウェイx2)は、たぶん以前ジャズコンサートみたときと同じピアノなんじゃないかなと思った。
さすがに連弾よりは、距離もあるせいか多少の息のずれがあったけど
それでもすごかったー。
単音でのフレーズを2人で引き継いで弾くところとかあまりにスムーズでトリハダだった。
聴衆よりも、弾いてる本人たちがいちばん楽しそうだなぁなんて思いながら観てました。
途中、ひとつ音がおかしくなってしまった鍵盤があって残念だったなあ。

この内容で、このチケットの値段、、、と思うと、
とてもゼータクな、楽しい演奏会でした。
後藤さんが昭和音大の人だからこそなのかも?

終演後はお客さんの波にまぎれるようにすぐに会場をあとにした後藤さん。
たぶん次の街への移動があったんだろな。遠距離バスの時間のこととか話してたから。
そんなこんなで運良く会場の外で後藤さんを目撃。
ずうずうしいのは百も承知だったけれど、話しかけてしまった。
握手していただいた!!ぐはーーーー
大感謝
そんなに大きくはないけど、厚みのある手だったなあ!
ううう、あの音楽はこの手から生み出されるのか・・・


と、いうことで2012年の活躍も期待。
5月には神奈川フィルとリストのピアノコンチェルトやるみたいだねー。
聴いてみたい!!!行けるかなぁ・・・

コメント
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