ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

半月山展望台から社山へ

2015-07-28 13:49:22 | 登山(両毛・常総)

7月27日(月)

半月山バス停(中禅寺湖道路第二駐車場)→半月山展望台→半月峠→阿世潟峠→社山→
阿世潟峠→阿世潟→狸窪→イタリア大使館別荘記念公園→日光自然博物館→中禅寺温泉バス停


6月2日に黒岩尾根に行ってから、ずいぶんと山行は御無沙汰。
少々忙しかったこともあるが、台風が次々とやってきて、大気の状態が不安定だったことや
台風が来ると体調が悪くなることもあって、日和見状態が続いていたのだ。
山の天気予報を見て、どうやらこの日は雷雨がなさそうだと思った27日
酷暑の埼玉を抜けだし、涼しいであろう日光へと出掛けることにした。

最寄駅5時29分発の始発に乗り、途中東武動物公園駅と栃木駅で列車を乗り継ぎ
東武日光駅に到着したのが7時36分。

東武日光駅は標高が543mだが、温度計は既に30℃目前。
うへ
ぴすけは、気温33℃まではダメージがなく、生活レベルを落とさずに活動できるが
さすがに連日35℃を超える暑さが続くと、やはり涼しさも恋しくなるというものだ。
東武日光駅7時55分発の湯元温泉行バスに乗り、8時37分に中禅寺温泉バス停で下車。
中禅寺温泉バス停8時40分発の、季節運行半月山行バスに乗り換え
半月山バス停(中禅寺湖道路第二駐車場)に着いたのが9時であった。
駐車場のトイレに行くと、使用禁止になっていたので、行く方はお気をつけあれ
ぴすけが乗った東武バスに続いて、小型のバスが1台やってきた。
そこから、ぞろぞろと、山の出で立ちをした大勢の年配の人達が、降りてきた。
これは大変
早く行かなきゃ

9時5分、半月山方面に行く、駐車場の北側から伸びる登山道を入る。
登山道に入った途端、アブに悩まされる。
かなり大型のアブが、ずっとまとわりついてくる
1頭が去ると、不思議なことにまた1頭と現れ、これは相当なストレスになった
今年はアブが多いようだ。

登山道には、イワオトギリがちらほら咲いていたが、花は多くはなさそうだ。

金属的な光沢で、珍しくショッキングピンクのように見えるオオセンチコガネ。

9時25分、登山口から20分で、難なく半月山展望台へ。
ここからの眺めは、NHKの朝のニュースでもお馴染みの景色だ。
もっと空気が澄んでいれば、大撮影会になるところだが
気温が高いため全体的にモワッとしていて、撮影も早々と切り上げ、社山をめざすことにした。

半月峠に至る下りは、歩きやすいとは言えないが、開けた景色が魅力である。
南は、足尾の松木渓谷が荒々しい山肌を見せている。

目の前に聳える、整った三角錐の山が社山だ。

半月山展望台から15分、9時45分に半月峠に到着。

昭文社の地図には載っていない、中禅寺山を通過。

阿世潟峠までは、気持ちの良い尾根道だ。

半月峠から阿世潟峠の間にそこそこあったコバギボウシ(ヒメギボウシかも)。

10時28分、阿世潟峠に到着。
ここから、社山への登りになる。

オオッ!もうオヤマリンドウが色づいている。
下界の暑さをよそに、山では季節が着実に進んでいる。
それにしても、日光は下界ほどではないが、山歩きをするには暑かった
尾根道で遮るものもなく、風もなく、全身汗まみれ
オマケに、ずっとアブがぴすけの周りを旋回し、大きなアブに気を取られていたら
小型のアブにふくらはぎを刺されてしまった。
慌ててその場で靴と靴下を脱ぎ、タイツをめくりあげてポイズンリムーバーで吸引。
その効果は覿面で、その後患部が腫れ上がることはなかった

11時45分、阿世潟峠を出て1時間17分で社山山頂に到着。

社山の山頂は展望が利かないため、少し先に進んで開けた場所で、お昼に
水戸から来たという男性と、日光の山についておしゃべりをしながらおにぎりを頬張る。
12時10分、阿世潟峠をめざして下る。

男体山を眺めながら、中禅寺湖を眼下に、爽快に下る。

登りでは気付かなかったヤマハハコ。
これも、秋に向かう時季の花。

12時57分、引き返してから47分で阿世潟峠に到着。
これを北に折れて、阿世潟に出れば、あとは中禅寺湖南岸を歩いて戻るだけだ。

阿世潟に出るまでは、ミズナラの林が美しい。

阿世潟峠から15分、13時12分に阿世潟に出る。
ここからは山道ではなく遊歩道歩きになるが、中禅寺温泉バス停までが長い。
これがぴすけにとってはつらかった

途中、イタリア大使館別荘記念公園を通る。
ここで14時。
阿世潟から48分かかっている。
山道では膝が痛くならなかったのに、一般路を歩いて膝が痛み出した。

中禅寺温泉を目前にして、落ちてきたコエゾゼミ。
14時35分、中禅寺温泉に到着。
阿世潟を出てから1時間23分ならば地図のコースタイムどおりだが
これを往復して社山のみに登るのは、やはりつらすぎる。
半月山バス停からアプローチする、今回のコースにして正解だったと改めて思った。

予定のバス発車時刻までまだ1時間ほどあるので、日光自然博物館へ。
「奥日光の昆虫展」が開催されていて、撮った写真を学芸員に尋ねて種類が特定できた。
15時30分中禅寺温泉バス停発のバスに乗り、帰途に就いた。


それにしても、日光も暑いものだと思って歩いていたが、湿度は下界より低いようだ。
帰ってきてからの蒸し暑さには参った
今年初めてエアコンをつけずにはいられなかった。



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2 コメント

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涼しいことはいいことだ (芝刈り爺さん)
2015-07-31 20:07:43
それにしても暑いこと暑いこと、この北関東の地もニュースになるくらい暑い!まあ氷河期になるよりいいのでしょうかね。暑くて融けちゃいそうです。私はツアーで利尻礼文に。あこがれの利尻にも登りました。ペースが抑え気味でいいのですが悪天の時は、危ないなあなどと思いました。日光のこの尾根いいですよね。昨年か一昨年、この先黒檜山まで歩きました。鹿道が多くて、でも静かな山域です。左手は足尾鉱毒の禿山、右は何とか樹林帯が残り、問題は黒檜山からの帰り、、ぐるっと中禅寺湖畔を戻ったけれど、遠いこと遠いこと。でもいい山ですよね。社山は好きです。
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埼玉群馬栃木茨城県境付近は酷暑の日々 (ぴすけ)
2015-07-31 21:22:42
芝刈り爺さん、埼玉群馬栃木茨城県境付近一帯は、酷暑が続いていますね。私は比較的暑さに強いのでなんともありませんが、それでも、朝夕はもう少し涼しくなってほしいですね。
氷河期よりましかという件について、きっと酷暑より、氷河期になることを歓迎している御仁が、私と芝刈り爺さんのよく知ってる方にいますよ(きっと彼女は氷河期を選びます)。

中禅寺湖畔、黒檜山からでは長いですね。今回の距離でも、私は少々うんざりしました。景色がきれいなので、それに慰められましたが。
この暑さでは、相当標高の高い山に行かないと、涼しくないのかもしれません。
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