ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

キッコーマン野田工場見学

2009-11-25 23:12:21 | 旅・おでかけ

高校生のときからの友人がキッコーマンに勤務していることもあり
前々からキッコーマン野田工場を見学してみたいと考えていたが
友人のあさおさんが見学に行ったことをブログ「ヤッホー!ログハウス」で知り
俄然探訪意欲が湧いて、早速見学の予約をし、行ってみた。


予約の際に、小学生と一緒でよければ10時からの案内には説明が付くと言われ
自主見学より説明が付く方を好む我々は、小学生と共に見学することになった

小学生は、見学前に食体験をしているそうで
それが終わって集合するまで、パソコンの「しょうゆワールド」で遊ぶ。
10時を少し過ぎて小学生がやってきて、20名程度のクラスに混ざって見学。
醤油製造工程のビデオを見た後、工場を回ったが
実際に醤油の製造工程が見られたのは圧搾の部分のみであった。
ただ、所々に醤油の嗅ぎ分けができる展示があり、違いがわかって面白い。
見学終了後は、なんと150ml瓶の特選丸大豆醤油が、1人に1本いただける。

その後、我々は小学生と別れて、館内にあるまめカフェで醤油の味比べをし
キッコーマンのもろみや醤油を使った豚汁・うどん・ソフトクリームを食べた

これが醤油の味比べをした醤油3種。
それぞれの味の微妙な違いがわからない人もいたようで…

こちらがしょうゆソフトクリーム。
今流行の甘味に塩気(この場合醤油味)がきいた味で、塩キャラメルに近い味。
なかなか美味だ

醤油の味を思う存分堪能した後、売店に戻って工場限定製品の
「もろみ味」という調味液と圧搾後加熱処理をしていない「丸大豆生しょうゆ」を購入
工場を後にして、キッコーマン勤務の友人が教えてくれたMOMOAに向かった。

MOMOAとは、茂木本家美術館“MOGI-HONKE MUSEUM OF ART”の
頭文字を採ったものである。
ちょうど『広重六十余州名所図繪+α展』を開催しているようだったので入館。
設計者の意図が見事に反映されている建物で、周囲と違和感もなく
展示内容も素晴らしいものだった。
ゆっくりとした時間を過ごしてもらいたいという美術館の意向で
本来は予約制となっているようだったが
たまたま来客のいない時間帯であったので
学芸員の方が案内して、展示品の説明を丁寧にしていただけたとこは
我々にとっては大変幸運だった。

お庭も見ていってくださいと言われて館外へ出ると
かつて野田醤油時代に取水していた取水塔が黒塀の向こうに見える。

庭の奥にある茂木家の屋敷神である稲荷神社。

稲荷神社境内の手水舎のレリーフは、狐の嫁入りだ。

風情のある庭を廻り、美術館に戻ると、館長の茂木さんが話しかけてみえた。
どういう方向性で美術館を運営したら良いのか考えながらの日々だが
いちばん楽しんでいるのは自分達スタッフかもしれないと語る姿がとても美しく
この方のもとでなら、向かうべき方向性がしっかりと定まり
今後ますます素敵な美術館に発展されるだろうと、楽しみになった。


野田の街、今日見たところはごく一部だが、なんだか異空間を感じさせる
不思議な雰囲気を持つ街である。
まだまだ見所がありそうなので、また時季を変えて訪ねたい所である。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しょうゆ (あさお)
2009-11-28 09:28:55
行ってきたんですね
以来うちの食卓にはいつももらってきた醤油があります。
上映のあと解説なしで見て回ったので、あっという間に一周してしまいました
返信する
ダーリンは小学生!? (ぴすけ)
2009-11-28 22:31:06
あさおさんに触発されて、行ってきましたよ
キッコーマンの工場見学は、集団見学ではない場合、説明はしてくれないんですか?
小学生と一緒だと聞いて、最初は少し不安もあったのですが、皆きちんとしていて、今はむしろ小学生と一緒でよかったと思っています。
ビデオ上映の部屋で、小学生が子供用のパンフレットをもらっているのを見たダーリンは、「どうして自分達はもらえないの?」と不思議がり、「私達は大人用のパンフレットをもらったでしょ」などとゴチャゴチャやっていたら、小学生を引率してきた担任の先生らしき方が、ダーリンに「どうぞ」といって子供用のパンフレットを下さるという一幕がありました
子供用のパンフレットは、解説が漫画で、「僕にはちょうど良い」といって喜ぶダーリン
小学生以下じゃ…
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