ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

尾瀬(1) 沼山峠~尾瀬沼東岸

2014-09-24 10:34:54 | 登山(東北南部)

9月21日(日)

尾瀬沼山峠登山口→沼山峠→大江湿原→尾瀬沼東岸→尾瀬沼ヒュッテ


友人のぽぴさんと尾瀬に行こうという話が出てから、なんと5年の歳月が流れた。
お互いの都合や体調不良、天候などの影響により、延期による延期を重ね
この度、やっと尾瀬を訪れることができた。 


ぽぴさんが乗る会津高原尾瀬口駅9時25分着の東武日光線快速会津田島行に
東武動物公園駅から乗り込んで合流したぴすけ。
前方2両が会津田島まで、中2両が新藤原止まり、後方2両が東武日光に行くこの列車は
ぴすけが乗り込んだ時点でほぼ満席で、2両目に空席を見つけて移動。
景色を見たり、居眠りをしながら、長い長い列車の旅を終えて会津高原尾瀬口駅で下車。

駅に隣接されている会津高原駅プラザ憩の家でバス回数券を購入し、9時50分発のバスに乗った。
乗客は拍子抜けするほど少なく、7、8名しかいなかったが、途中の御池でほぼ満席になった。
会津高原尾瀬口駅から尾瀬沼山峠バス停までは約2時間の長丁場。
会津バスの運転手さんの運転が私には合わず、早々に車酔いで撃沈
尾瀬沼山峠バス停までもたないのではないかと恐怖に駆られるほど、久々に激しく酔った

終点の尾瀬沼山峠バス停で下車し、酔い覚ましとお昼を兼ねて休憩する。
12時20分、この日の宿泊予定先である尾瀬沼ヒュッテを目指して出発

葉こそ赤くなっていないものの、オオカメノキは実は真っ赤になっている。
12時45分、沼山峠展望台から光る尾瀬沼の水面を遠望する。

沼山峠から20分弱、驚くほどあっけなく大江湿原に到着。
湿原全体が草紅葉になっていて、所々にあるヤマドリゼンマイの赤茶色や
レンゲツツジの暗紅色が良い差し色になっている。
他の木はまだまだだが、ミネザクラが真っ赤に紅葉していて緑の中でいっそう目立つ。

ドーン
天気も上々、燧ヶ岳のボコボコとした山頂部が手に取るように見える。
草紅葉の大江湿原は、初めて尾瀬を訪れたぽぴさんの心を鷲掴みにしたようだ
ぴすけもこの時季の尾瀬は初めてなので、西日に照らされ黄金色に光り輝く湿原に感激

湿原では、エゾリンドウがちょうど花期を迎えている。

もうそろそろ花期の終盤だが、トリカブトもまだまだ鮮やかさを保っていた。
13時40分、尾瀬沼東岸に到着。
尾瀬沼ビジターセンターに立ち寄り、まずは尾瀬について学んでから
この日の宿泊先である尾瀬沼ヒュッテに向かう。

こちらが尾瀬沼ヒュッテ。
長蔵小屋か尾瀬沼ヒュッテか、予約の際にどちらにするか迷ったが
長蔵小屋は人気で混んでいるだろうと考え、今回は尾瀬沼ヒュッテにしてみた

こちらの尾瀬沼ヒュッテは、館内に喫煙ルームがあり、それ以外は禁煙である

喫煙ルームは1階にあり、玄関を入って右側の廊下を進み、左手にある。

中はこんな感じ(ドアのガラス越しに撮影)。
食堂やロビーを通る時に何回か覗いたが、時折タバコを吸っている人がいる程度。
先月行った八ヶ岳に比べて、尾瀬はその登山人口に対して喫煙している人は極端に少ない印象。
尾瀬沼ヒュッテは玄関前がウッドデッキになっていて、そこから燧ヶ岳が眺められる。

デッキのベンチで温かいお茶を飲みながら、地図や冊子で尾瀬を猛勉強するぽぴさん。
まだ初日で、ほんの1時間ほどしか歩いていないのに、すっかり尾瀬に魅了されたようだ。
屋外で涼しい風に吹かれ、ぴすけは少々体が冷えたので、風呂に入ることにした。
当初は「風呂は入らなくてもいいや」と、思っていたぴすけだが
やはり体を温めるには風呂と食事がいちばんのようだ。

ところが…、その肝心の食事が全体的に恐ろしくしょっぱく、救いのスープまでが地獄のしょっぱさ。
ぴすけはお茶を何杯もおかわりしながらなんとか流し込み、まるで苦行のよう
他のテーブルからも、しょっぱいと話している声が聞こえてきたりしていた。
この食事で、次に尾瀬沼東岸に泊まるなら、長蔵小屋にしようとまで思ってしまうほどだった。
まことに残念
この夜は、夕方から曇りだして星空は望めなかった。
喉の渇きに堪えながら、8時に就寝



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2 コメント

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くさもみじLOVE! (ぽぴ)
2014-09-28 06:50:16
詳細レポ、ありがとうです(^.^)
5年待った甲斐がある尾瀬でした!

しょっぱいご飯も記憶に蘇ります。
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全てが味方してくれました (ぴすけ)
2014-09-28 07:57:28
ぽぴさん、天候やバスのタイミング、小屋の部屋割りなど、全てが味方してくれた3日間でしたね。
もう1週間が経ったのかと思うと、ちょっと信じられないくらい。
帰ってきてからも、尾瀬の余韻に浸っていました。
尾瀬沼ヒュッテの食事はしょっぱかったけれど、おにぎり弁当はおいしかったね。
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