ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

名草巨石群から行道山浄因寺へ

2016-01-11 18:23:01 | 登山(両毛・常総)

1月10日(日)

東武足利市駅→入名草バス停→厳島神社→名草巨石群→厳島神社→藤坂峠→
388m峰→馬打峠→浄因寺参道→浄因寺→行道山バス停→東武足利市駅

珍しくダーリンが日・月と休みになると言うので、またまた山歩き
今回は、参考になる物が足利市のハイキングマップのみで、そのハイキングマップというのが
これまた不思議なことに登りも下りも所要時間が同じという、なんとも心もとない物であった。
念のため、国土地理院から地図をダウンロードし、印刷して携行した。
7時8分最寄駅発の東武伊勢崎線に乗り、東武足利市駅に着いたのが7時53分。
8時発の足利市生活路線バス・あしバスアッシー名草線は、なんと9人乗りのワゴン車だった。
バス停に並んでいたのは、中学生と引率者のグループ約10名と、ハイカーが6名。
これでは乗れないではないか
少し運転手と話していた中学生の引率者は、後発の別路線を利用することになり
ハイカー6名を乗せてバスは出発した。

定刻の8時37分、終点の入名草バス停に到着。
8時41分、バス停を出発してしばらくは車道を歩く。

車道を歩くこと20分、厳島神社の鳥居と駐車場のある広場に出る。
トイレをお借りし、行動食を少々つまんで、9時7分に鳥居をくぐって厳島神社へと向かう。

参道を歩くこと10分、まずは「弁慶の割石」と呼ばれている石がある。

そこから参道を進むと、厳島神社の社殿が大岩の上に鎮座しており
その隣にある「御供石(おそなえいし)」と橋で結ばれている。

御供石の大きさはこのとおり巨大で、下部の隙間から胎内くぐりができるようになっている。

本殿と御供石に架かる橋を渡り、そこから山道を歩くこと6分、名草巨石群に着く。

名草巨石群は、こうした巨岩がゴロゴロと、重なり合うように散在している。
岩の下に「御船石」という石柱が立っていたが、どの岩がそれなのか判然としなかった。
もしかしたら、石祠の祀られている岩が「御船石」かもしれない。
来た道を戻り、厳島神社を後にしたが、途中に「石割楓(巨石群)」と書かれた標識があった。
我々は、先ほどとはまた別に巨石群があり、そのなかに「石割楓」があるのかと思い
標識の示す道を歩き始めた。
ところが…、ほどなく、先ほどいた巨石群に出てしまったではないか
どうやら、巨石群に行くには厳島神社の本殿の右側と左側双方の道があり
本殿右側の道を行くと、「石割楓」の側に出るようなのだ。

その、「石割楓」と思われる木が、この写真の木である。
そんなこんなで、厳島神社から巨石群にかけて行ったり来たり、30分近く境内をうろついた。

厳島神社からは参道を戻り、10時、途中にある標識に従い関東ふれあいの道に入る。
名草巨石群から浄因寺までのコースは、関東ふれあいの道「山なみの道」として整備されている。

関東ふれあいの道で「整備されている」といえば、名物木段の連続
この日のこのコースも、ぴすけの漠たる主観では、全体の4分の1は木段か石段が占め
気分的には木段・石段ばかりを歩いているようで、少しばかりうんざりした

それでも、「山なみの道」の名のとおり、尾根に上がってからの展望に、木段上りの疲れも吹っ飛んだ。

10時50分、いったん登った尾根からぐんぐんと下り、藤坂峠に下りる。
林道を左に少しばかり行くと、林道を挟んで山道がある。
木段の連続で再び尾根上に登り、いくつかのアップダウンと巻き道を越えて
ベンチの置かれているピークにたどり着いた。

三等三角点のあるこの場所は、国土地理院の地図によると388m峰と思われた。
この日は国土地理院の地図を読みながら歩いたが
かつてあったであろう道が分岐として書き込まれているが、それらしき道は既になくなっていたり
三角点のある388m峰だけははっきりしていたものの、自分の位置を把握するのが難しかった。
ただ、足利市のハイキングマップより30分以上早く歩いていたため、ここで30分程度のお昼休憩。
この日はお昼休憩はなしで、行動食のみで過ごさなければならないかと思っていたが
ゆっくりお昼を食べることができて、12時25分、388m峰を後にする。

13時、馬打峠に到着。
林道を右に少し歩くと、再び関東ふれあいの道への入り口が現れる。

植物の乏しいこの時期に、ヤブコウジと思われる赤い実が登山道脇で目立っていた。
ところどころで、ツツジが花を咲かせてもいた。

馬打峠を出て45分後の13時45分、浄因寺へと向かう道に、あっけなく出でしまう。
ここから行道山バス停まで20分ほどだろうが、バスの発車時刻は15時3分。
時間はたっぷりあるので、浄因寺に詣でていくことにした。

うへ~、ここでも石段の連続
浄因寺の入り口には、そうした「うへ~」な参拝者のために
「行道山くものかけはしモノレール」が出来ていて、4月から運行開始の模様である。

葛飾北斎の浮世絵でも有名な、清心亭。

境内にはスイセンやロウバイが咲き乱れ、芳しい花々の香りが満ちていた。
14時35分、バス停に戻ってお茶を煎れて一息つく
ベンチ代わりに座った石が、日光で蓄熱されてお尻が暖かくなり、とても快適

15時3分、生活路線バス・あしバスアッシー行道線で東武足利市駅へ。
足利市駅構内にある足利観光交流館で好物「食べる七味」を買い求め、帰途に就いた。



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2 コメント

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歩いてますね! (芝刈り爺さん)
2016-01-18 15:45:35
当方、ちょっと腰に違和感があり、ここ2週間ほど謹慎中。
前回の堂平山の紀行も、私の埼玉生活始まりの地である旧都幾川村からいつも眺めた山で懐かしく読みました。ふもとから見ると天文台がチョンと乗っていて、目立ちましたから。笠山と堂平山がです。また行道山、名草も気になりながら途中の車道が、興ざめな気もして、でも織姫神社から行道山は自転車利用で(行道山に自転車を置き、車で織姫神社付近に来て、そこから登って、、)行ったことがありました。夏の暑い時期だった気がしますね。行道山、名草間は歩いていないかも。藤坂峠までは歩いたかな。と言うことで刺激を受け、いつかとろとろ歩いてみたいですね。静かだったですか?このごろ、わが縄張りの里山名山は、人が多くて多くて、それはそれでいいのかもしれないけれど、山道がオーバーユーズと言う感じになっています。ご苦労様にさらに削って、道を作る「親切な」輩もいますし。階段の道は腰には響きますね、、唐沢の裏道の階段を思い切って歩いてたら、どうも腰を痛めたみたい、、、、年ですね、でもぼちぼちそれなりに歩きますよ!
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静かでしたよ (ぴすけ)
2016-01-18 22:36:56
芝刈り爺さん、道中は静かでしたよ。
入名草バス停までは我々以外に4名のハイカーがいましたが、皆さん先をお急ぎなのか、さっさとどこかに行ってしまい、名草巨石群で出会ったのは3組でしたが、その方と道中一緒になることもありませんでした。
藤坂峠と馬打峠の間で、行道山方面から少年野球チームとその引率者がにぎやかに登ってきましたが、すれ違いだったので影響はなし。
おそらく、行道山から織姫神社間より、人気は断然少ないと思います。

今年は芝刈り爺さんに教えてもらった西渓園に行ってみたいと思っています。
両崖山から天狗山を回って行ってみようかなと考えています。
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