ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

奥日光秋色散歩(後編) 幕張峠~熊窪(中禅寺湖)~菖蒲ヶ浜~華厳滝

2017-10-03 15:01:15 | 登山(両毛・常総)

9月26日(火)

幕張峠→熊窪分岐(無名峠)→熊窪→栃窪→竜頭の滝→さかなと森の観察園→
菖蒲ヶ浜バス停=(バス)=中禅寺温泉バス停→華厳滝



草紅葉燃える小田代ヶ原から幕張峠に至り、11時20分、高山方面へと進む。

明るいシラカバ林の中を行く道は、ぴすけのお気に入りの場所。
ルンルン

シラカバ林を抜けると、ミズナラ林。
ルンルン

シカ侵入防止ゲートを抜けて、中禅寺湖へと向かう。

森の中は一面のシロヨメナの群落で、花はそろそろ終盤。
一気に冷えて、霜が降りたら見納めか。

ツタウルシの紅葉の見事さも目を見張るようだったが、ヤマブドウの紅葉も目を引く赤さ。
ところが…、この先高山と中禅寺湖と小田代ヶ原方面への分岐である熊窪分岐(無名峠)に向かう途中で
道標が壊れていたこともあり、ぴすけは立ち往生することになった
この道は何度も通っていたが、いずれも中禅寺湖あるいは高山から各方面へのアプローチで
小田代ヶ原からどこかへと抜けたことはなかったのだ。
熊窪分岐(無名峠)手前でしばらく地図とにらめっこしながらうろうろしたが、判然としなかったので
「もうこうなりゃ中禅寺湖に抜けなくても、高山に登って帰ればいいや」
と、高山に向かってしばらく進んだ時

出た~
12時、熊窪分岐(無名峠)の道標が現れ、ぴすけが立ち往生した理由がここでわかった
地図では、小田代ヶ原から熊窪分岐(無名峠)に向かって、若干斜面を登ることが読める。
斜面を登った高台のどこかに熊窪分岐(無名峠)があるはずと思いこみ、探してもなかったため
道標のある斜面下が熊窪分岐(無名峠)なのではと疑心暗鬼になり、何度か斜面を登り下りしたのだ。
今後のことを考えると、斜面下の道標の修理は必要で
場合によっては斜面を登った高台の進路に多少のマーキングがほしいところ。
帰宅後、日光市に対策を要望するメールを送ったが、今後気をつけねば
ということで、熊窪分岐(無名峠)が見つかったので、高山には登らず中禅寺湖へと進む。

12時24分、熊窪に到着。
水が多く、浜がほとんど水没していることにびっくり。

12時40分、春はオオシマザクラが美しい栃窪に到着。
中禅寺湖畔の紅葉はまだまだで、たまに葉が黄色くなり始めている木を見かける程度だ。

13時30分、ちらほらと木々が色づき始めた竜頭の滝に着く。
ここから5分と歩かずに行けるさかなと森の観察園は、この日楽しみにしていた場所の一つ。

一度来てみたかったので、かなり楽しみである。
ルンルン

入園料は大人1人300円、小人(小・中学生)1人100円で
入園料を払うと、プラスチックカップに入ったマスのエサを一つもらえる。

園内は、巨大な養魚池が点在しており、各種の川魚を身近に見られる展示水槽も多数ある。

こちらは旧宮内省御料局日光養魚場庁舎で、現在は資料館。

内部は展示室のほかに、皇族の控室として使われていた応接室も残されている。
応接室の掃出し窓から外に出て、順路に従い園内を散策。

うひょ~
これは、アルビノのニジマス。
写真ではアルビノが目立つが、一緒に有色素のニジマスも泳いでるのがおわかりになるだろうか。
カップに入ったエサをパラパラと撒くと、魚が一斉に餌に食いついてくる。
ほえ~
これは楽しい。
ぴすけ、各種の魚を求めて、あっちへうろうろこっちへうろうろ。
なんだこの浮き立つ気分は
気持ちだけは、見学に来ていた小学生と大して変わらないのではないかという気がしてきた。

それにしても、この水の清冽さを眺めているだけでも清々しい気持ちになる。

断面にガラス窓があり、中が見える仕組みになっている飼育池の前には、小学生の人だかり。

へへへ
小学生に混じれば、「うわ~」とか「うひゃ~」とか叫んでもわからないよね
え?わかる?
まあ、いい
小学生は、変な人が一緒になって「うわ~」とか「うひゃ~」と叫んでいても気にすることなく
大きな魚が目の前を通過する度に盛り上がっていたが、集合時間が迫ったのか
いつの間にかいなくなってしまった。
さすがに一人で騒ぐわけにもいかず、おさかな情報館へ。
そこで観たビデオに、衝撃を受けたぴすけ。
内容は、はえ縄漁業における混獲(はえ縄による動物巻き込み)問題。
このような深刻な問題を知らなかったことについて、大変恥ずかしい思いで観た。
混獲回避に向けて、さまざまな技術開発が行われ、対策が取られているようだ。
ご興味のある方は、こちらのホームページに詳しく紹介されているので
ぜひお読みくださればと思う。

はえ縄漁業における混獲回避技術の開発

期待値以上の楽しさだったさかなと森の観察園を後にし
菖蒲ヶ浜バス停14時47分発のバスに乗り、中禅寺温泉で下車。
前回、華厳滝に行きたかったが濃霧で断念したため、行ってみることに。

ひとまず無料観瀑台に行ってみる。
ふ~ん
下部が木々に隠れて見えないのか。
それなら、一丁奮発して、エレベーターで有料観瀑台に行ってみるか
と、大勢の小学生がぞろぞろとエレベーターに向かうのを見て
ぴすけが向かった先は…

焼き川魚の売店でアユを買って、しばらく時間潰し。
うーん
湯滝レストハウスの焼きアユは、注文すると店員が炭火の近くで炙ってくれて
熱々で身が柔らかくなり、脂も乗ってかなりおいしかったのだが、こちらのは…、残念~っ
エレベーターで地下に下りていくと、地下のエレベーターホールに先ほどの小学生が
列を作って上りのエレベーターを待っていた。
しめしめ
30年ぶりくらいの華厳滝有料観瀑台からの眺めは…

ドーン
霧がかかって白っぽく見えるのが惜しいが、有料だけのことはある眺め。
滝の写真は、ぴすけに写真の技術がないため、どこの滝でもいつも難しいと感じていて
下手をすると断崖に垂れる巨大褌のようになるのだが
華厳滝は、ほかのいろいろな滝に比べて、とても写真のおさまりが良いように感じる。
存分に眺めを堪能した後は、中禅寺温泉バス停に戻り
15時55分発のバスに乗り、帰途に就いた。



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