食べ物の好みは人それぞれなので、おいしい・まずいの基準はどこにあるのか決められないが
私の好みは概ね、軟らかいものより堅いものが好き(歯応えやコシを求める)
甘いものよりしょっぱい・すっぱい・にがいものが好き(今の野菜の味に不満)
しっとりしたものより乾いたものが好き(しっとりバウムクーヘンやしっとりクッキーなど論外)
など、現代人の嗜好とはベクトルが180度違うかも。
それだからかもしれないが、私がおいしいと思うものは一般受けしないらしく
次に食べてみると味がまろやかになっていたり(例えばニ〇レイのア〇ロラドリンク)
コシがなくなっていたり(マン〇ンライフの蒟蒻畑)
果てはだんだん見かけなくなって、なくなってしまったりするのだ。
甘いものよりしょっぱいものが好きな私は、お茶の時間に紅茶でケーキをいただくより
渋い日本茶を飲みながら堅いせんべいを齧るか、漬物でも食べる方が性に合っている。
もちろん、煎餅は堅ければ堅いほど良く、歯が折れそうなくらい堅い煎餅があれば申し分ない。
ところが…、最近は堅い煎餅というものにお目にかかる機会がほとんどなくなってしまった。
おいしいといわれている浅草の某煎餅店の堅焼も、確かにおいしいが堅さに物足りなさを感じる。
下町の寺社仏閣の門前にある煎餅店で、機会があれば
「歯が折れそうに堅いせんべいありますか。」と聞いているのだが
最近は堅い煎餅は不人気で、売れ行きが芳しくないため置いていないと言われることがほとんどだ。
そんななか、ダーリンが年末好例の行事として行っている「チャレンジ大師前」と名付けたマラソンで
ゴールの西新井大師の門前で買ってくる「馬目焼(うまめやき)」という煎餅は
極上の堅さと味で、私の個人的煎餅ランキングで不動の第1位に輝いている。
今日は、無性に堅い煎餅が食べたくなったのと
先日唐沢山を案内してくださった高校時代の恩師が
「堅い煎餅が食べたい。」とおっしゃっていたことを思い出して
馬目焼を買い求めに西新井大師まで出掛けたのだった。
東武鉄道伊勢崎線西新井駅で大師線に乗り換え、大師前駅で下車。
西新井大師の門前に向かって歩く。
大師三門。
三門の両脇で睨みを利かす金剛力士像。
こちらは阿形の力士。
「小さい時、これが怖かったな~」とは、西新井出身のダーリンの弁。
ダーリンは、「大師の井戸で産湯を使い」といってもおかしくないくらい
大師のすぐ裏手に実家があり、そこで生まれ育ったのだった。
大師の三門前の門前通りを、三門を背にして右手にあるこの店が
「馬目焼」を製造・販売している浅香家である。
煎餅は、馬目焼(1枚210円)のほか、海苔や胡麻・おぼろ昆布・ざらめ・唐辛子など各種あり
1枚売りではなく3枚売りのものもある。
海苔や胡麻などの煎餅も食べてみたが、断然馬目焼がおいしい。
ほかの煎餅を3枚売り210円で買うくらいなら、馬目焼を1枚買った方が良いと思うほどの極上の味だ。
買った煎餅を持ってみてわかったことだが、とにかく重い。
この重さは、煎餅の大きさもあるが、密度に比例しているのだと考えると
馬目焼は焼かれる時に、しっかり押えられて固められているに違いない。
歯が折れそうに堅い馬目焼、食べたらほっぺも目玉も落ちてしまうくらいおいしいですぞ
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現代人的嗜好なんですかね~
もしかして、子供が食べたクッキーを一度口から出したような不〇家のカン〇リーマ〇ムなんか好きだったりして
一昔前の「料理の〇人」という和・洋・中の料理の鉄人と、挑戦者が一つの食材で料理の腕比べをする番組で、挑戦者のフランス人シェフにアスパラガスの茹で方が軟らかすぎると注文をつけた審査員がいました。
するとそのフランス人シェフが「日本人は何でも堅すぎです。フランス人は、アスパラでもブロッコリーでもこれくらい軟らかく茹でるのがいちばん野菜の味を引き出す茹で方だとして、最上とされているんです。何でもガリガリいうくらい堅く調理する日本人に、フランスの本当の味をとやかく言われたくありません」と、息巻いていたのが、とても印象的でした。
フランスのことをよく知らないのにこんなことを書くのもおかしいのですが、若しこのシェフの言うことが一般的だとしたら、あさおさんはフランス人的
ちなみに風呂はぬるめが好きです。
健康面から考えると、薄味で堅いものをよく噛んで、というのが理想的なんでしょうね。
フランスは、行ったこともないし、フランス料理にも縁がないので分かりませんが(笑
夏は39℃、冬は40℃(ダーリンはさらに1℃低い)。
たいていの温泉では、熱くて湯船に入れずに、湯船の縁付近でたこ踊りをしている変な人になります
堅い煎餅が食べたくて、検索をかけたらこちらのページが。
私も大抵のものは堅い方が好きです!
甘いものはほとんど食べません。
ぜひ西新井行ってみたいと思います。
堅い煎餅で検索するとこの記事が出るなんて、ちょっとびっくり
わざわざお越しいただき、ありがとうございます。
馬目焼は、全形から最初に噛んだり割ったりする時は、意外とあっけなく割れるのですが、口に入れて噛み砕く時、その堅さが実感できます。
最近は、妙な出汁味やグルタミン酸系のうまみ味が付いている煎餅も多いのですが、馬目焼は醤油の味も良く、程好い香ばしさで素朴な味わいです。
こんなこと書いちゃって良いのかな…、浅香家さんには馬目焼のほかに、海苔・胡麻・堅焼(不思議ですが、堅焼という煎餅があります。お間違えのないように)など各種の煎餅がありますが、醤油が若干焦げついている感じで、苦いのです
お求めになるなら、馬目焼に限ります
一昨日、近くに行く事があり、買ってみました。で、食べてみました。
確かに、堅焼を遥か上方から見下ろすレベル。もはや神の領域。
煎餅神
堅さを例えるなら、茶碗の欠片と唐揚げの骨の間くらいでしょうか。
味はぼくの好みでは、中の上くらいです。ただ、堅さとのシナジー効果で、完成度がぐんと上がる。ガキグキゴキゴキと噛み締めると、生きてるなぁと実感する歯応えでした。
ぼくは、かたとやわの両刀使いです。
うどんについては、少々ややこしい。堅いうどんはグルテンの多い中力粉以上をつかい、堅茹でにします。ぼくの好みは、グルテン多目の粉で、柔らか目に茹でたうどんなのです。
冷奴は、かたーい絹ごし(なかなか売ってない)が最高です。
堅さは味とは違いますが、旨さに大きな影響を与える、大事な
要素なんですね。
馬目焼、召し上がられたのですね。
堅さの表現、面白いですね~
唐揚げの骨はまだしも、茶碗の欠片ってすごいな~
さて、ぴすけの自宅最寄り駅はJRと東武鉄道の両鉄道会社がありますが(どこだかバレバレ)、東武鉄道の3駅先の市は、埼玉の平野部郷土食と言っても過言ではないうどんで名が知られています。
うどん屋の軒数も多く、それぞれ店によって特徴があるようです。
私はそれほど詳しくないので、ガブさんにお薦めできる店がわかりませんが、ガブさんがお近くなら、食べ比べも面白いかもしれません。
豆腐は、以前近所の豆腐屋のことを書いた記事があります。
http://blog.goo.ne.jp/pisuke_pisuke/e/f1cfa3a14d72a079f4ee331834cbd5b5
ここの絹ごしは、一般的なものと比べると堅くて密度が濃いと思いますが、あまりにローカルな話題で、ごめんなさい。