ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

高山から千手ヶ浜へ

2016-05-25 15:39:14 | 登山(両毛・常総)

5月23日(月)

竜頭の滝バス停→滝上登山口→高山山頂→無名峠→熊窪→千手ヶ浜→熊窪→
栃窪→竜頭の滝バス停

先月の城山・弟富士山に続き、ぴすけと山歩きをしたいと言い出したマーさんとの2回めの山行は
日光の半月山か高山か、どちらにするか迷ったが、標高差も距離も少ない高山に決定。
東武日光駅8時40分発の湯元温泉行きバスに乗れるよう待ち合わせたのだが
東武日光駅の改札口で待っていても、マーさんが現れないではないか
どうりでマーさんは、下今市駅での切り離し車両を勘違いし、鬼怒川方面の新高徳駅まで行っていた
東武日光駅で待つこと1時間。
マーさんが申し訳なさそうに現れたが、それよりなによりぴすけの目が点になったのは
マーさんの出で立ちがノースリーブだったのだ

予定のバスの1時間遅れ、東武日光駅9時40分発のバスに乗るため
バス停で待っている間も、マーさんの出で立ちはバス待ちの人たちの注目の的だったようで
近くにいた方からも「上に着る物は持っているのよね?」などと聞かれていた

竜頭の滝バス停で下車し、竜頭の滝を見学。
トウゴクミツバツツジの花のピンクがさし色になっているが
予想以上に木々の葉の成長が早いのか、花が埋もれてしまっている印象だ。
皆の注目を集めたノースリーブ姿のマーさんには
山を歩く時は夏でも基本は長袖で、これからの季節、害虫や日焼けを避けることや
木の枝での擦過傷や転倒した時のけが予防のためだと説明し、公衆トイレで長袖に着替えてもらう。

竜頭の滝脇の遊歩道を歩き、滝の上部に出る。
道路を渡って少し先の左手に、高山の登山口がある。

11時10分、害獣除けのゲートから登山道に入る。

登山道脇にはワチガイソウが、小さく可憐な花を咲かせている。

ズミも蕾が膨らんで、開花ももうすぐといった感じだ。

こちらも小さく可憐な花のひとつ、フデリンドウ。
右手の斜面にたくさん咲いていた。

この日は下界は猛烈に暑かったらしく、日光でもこの時既に暑さを感じるほどに。
暑さと登りが苦手なマーさんは、青息吐息

右側眼下に戦場ヶ原が見え隠れする。
マーさんに、戦場ヶ原も雄大な眺めがすばらしいので、いずれは行ってみようと話す。

辺りにはハクサンアズマシャクナゲが群生している。
既に花は終わりに近いようだ。

左手の眼下には、中禅寺湖がまるで青空のような色の湖水を湛えているのがわかる。

振り返れば男体山が、神々しく聳えている。

12時28分、ツツジの花が見事な高山山頂に到着。
マーさんは相当お疲れのようだったので、ここでお昼にすることに
そこでまたまたぴすけの目が点に
マーさんがザックから取り出したお昼は、なんと冷やし中華だったのだ
いや、いいんだよ。
山頂で冷やし中華を食べたって。
でも、目が点になったのはぴすけだけではなかったようで、後から山頂に来た人たちは
皆さんマーさんが冷やし中華をすすっている光景に驚きを隠せないようだった
山頂は、後から来たにぎやかグループに占拠されていたので
とっとと食べてとっとと先に行くことにした。
12時49分、中禅寺湖・小田代ヶ原方面に向かい、山頂を後にする。

山頂からの下りはツツジのトンネルだった。
トウゴクミツバツツジのピンクは鮮やかだったが、来週まではもたないかも。

次はシロヤシオのトンネル。
シロヤシオはまだつぼみのものもあったので、来週に入っても見ごろは続くようだ。

13時27分、小田代ヶ原と中禅寺湖の分岐、通称無名峠に出る。
小田代ヶ原へと向かう道も素敵なんだよとマーさんに話し、この日は左に折れて中禅寺湖へ。

目にも鮮やかな新緑に、まるで山が笑っているように見えるねと話しながら歩く

中禅寺湖が近づくにつれ、登山道脇にはクワガタソウが増えてきた。

歩みを進めるうち、前面がブルーに染まると中禅寺湖はすぐそこだ。

14時、目の前が開け、熊窪に到着。
「うわー、すごいこの景色を見られただけでも山に登って良かった
マーさんは、高山の登りがきつかったようで、この景色に感激ひとしおのようだ。 
ここから湖岸の遊歩道を千手ヶ浜に向かう。

14時21分、千手ヶ浜に着いた途端に人が多くなったが、しばらく周辺を散策する。

どうりで人が多いわけだ。
でも、なんだかお年寄りばかり。
もうクリンソウが咲き始め、満開ではないものの千手ヶ浜周辺には群生地があるため
遊覧船か低公害バスを利用して、クリンソウだけを見に来た人たちに違いない。
千手ヶ浜の低公害バスのバス停では、たくさんのお年寄りがバスを待っていた。

千手ヶ浜一帯では、フッキソウやマルバダケブキ・クリンソウなど
シカの食害に遭わない植物が繁茂しているようだ。
ここでぴすけはマーさんに、疲れていてバスに乗りたいならここで乗るしかなく
ここで乗らないならば湖畔を歩いて、朝バスを降りた竜頭の滝まで歩かなければならないと話す。

マーさんが歩けると言うので、頑張ることにする。
ヤマツツジがこれまた見事に花を咲かせている中禅寺湖北岸の周遊歩道を歩くのは楽しいが
竜頭の滝バス停16時23分発のバスの時刻に間に合うか、非常に微妙な感じになっていた。
その次のバスは17時3分までない。
これはまずい
少々疲れ気味のマーさんには酷だったが、歩くピッチを上げるよう促す
多少のアップダウンはあるものの、本格的な登りがないので、ぴすけに必死についてくるマーさん。
竜頭の滝バス停に着いたのは16時20分。
思わず二人で
「セーフ
予定時刻より少し遅れてきたバスに乗り、帰路に就いた。


マーさん、目にも鮮やかな新緑のなか、ちょっと暑かったかもしれませんが歩きとおせてよかったですね
「山が喜んでいました」と、言ってもらえてうれしかったですよ
でもショックだったのは、ぴすけがいつも日光に行くと買い求めている日光ゆばの店が
店仕舞いになっているようだったこと。
あーあ、ぴすけの好きなものが、また一つなくなってしまった 



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