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8月22日(金)
高湯温泉ゲート前→賽河原→大根森→家形山・一切経山分岐→一切経山→鎌沼→浄土平→吾妻小舎この記事は、ダーリン
からの聞き取りを基に、ぴすけの主観で「面白おかしく」書いています。
ぴすけとティムさん御夫妻が磐梯山に登っている頃
ダーリンは福島駅から高湯温泉行のバスに乗り、終点ゲート前バス停で下車。
磐梯吾妻スカイラインを少々登り、10時11分に家形山・一切経山方面への登山口に立った。
登山を始めて10年目に当たる今年、吾妻小舎に宿泊するぴすけ一行と合流するため
高湯温泉から一切経山を越えて吾妻小舎まで、初めての単独山行をすることになったのだ。
このルートは、かつてぴすけとダーリンが初めて吾妻を訪れた時に下山に使い
しかも初めてツキノワグマに遭遇したルートである。
クマとの遭遇後、ダーリンは恐怖で立ち止まって休憩することすらできず
立ち止まることもできないため行動食も口に入れることをせず、いわゆるシャリバテ状態になって
なんとか高湯ゲートの登山口にたどり着いたありさまだった。
ダーリンはその時の恐怖が忘れられず、今回はクマとの遭遇を避けるため(という名目で)
(自分がほしかった)小型のスピーカーまで購入し、音楽を流しながら
トレイルランニングスタイルで一気に駆け抜ける算段を講じたのだった
既に気温は上昇し、猛烈に暑い
気持ちは走っているつもりだが脚が追いつかないので、実際は速足程度の速度で登ると
一気に汗が吹き出し、帽子のつばから汗がしたたり落ちる磐梯吾妻スカイラインを横切る手前で、少々進行方向に悩んだものの、12時36分に大根森に至る。
登山口で出会った地元の男性に
「早い人で一切経山まで4時間かな」
と言われたほかは誰とも出会わず、「あら、すごい」と褒めてくれる人もいなかったが
「早い人で4時間」という言葉を気にしつつ、一気に家形山と一切経山の分岐を目指した。
12時58分、五色沼畔に出る。
目指す一切経山は対岸に聳えている。
家形山と一切経山の分岐を左手に折れる。五色沼を半周するように、沼畔を歩く。
一切経山の斜面に取り付き、樹林帯を抜けてザレた斜面を登ると、途中に大岩がある。
大岩から眺める五色沼は、一切経山の北斜面から眺める景色とはまた一味違う。
13時35分、一切経山の山頂にたどり着くと、空一面にアキアカネが飛んでいた。
高湯温泉から約3時間25分、標準コースタイムで4時間20分かかるので
1時間早く到着したことになる。
ダーリン、すごい
山頂で行動食をつまみながら、一休み。
酸ヶ平避難小屋に向けて下山を開始するが、ぴすけ一行のいる磐梯山は雲で見えない。
鎌沼畔をぐるりと回り、浄土平に向かう。
14時30頃には、吾妻小富士に怪しげな雲が掛かり、天候の変化が起き始めたようだった。
浄土平に着いて、レストハウスで塩バニラのソフトクリームをほおばっていると
雷鳴が聞こえ始めたので、吾妻小舎に向かった。
こうして、ダーリンの初めての単独山行は、転んで血まみれになることもなく
成功裡に終わったのであった
めでたし、めでたし