第40回武蔵丘陵森林公園完走マラソン大会

11日（水）、国営武蔵丘陵森林公園で完走マラソン大会が開催された。
この大会は時間制限がなく、誰もが完走を目指せる大会であることを謳っており
適度なアップダウンがあるために、トレイルランニングの試走としてはうってつけである。
ダーリンが石井スポーツの店員さんから勧められたのをきっかけに
なんと2008年から毎年出場し、今年はハーフ男子50歳以上の部で走ることになった。


ぴすけは2回ばかり一緒にくっついていき、最初の年は応援にもならない応援をし
2回めは仕事の締め切りがあったので、待ち時間は展望レストランで仕事をする始末。
今年こそは応援しようと、ダーリンと一緒に行くことに決めた。
7時に自宅を自家用車で出発。
森林公園駐車場に着いて、車中でダーリンが着替え後に公園内に向かう。

スタートとゴールがある運動広場では、あったかフードフェスタが同時開催されている。
運動広場の大型テントで受付を済ませる。

ハーフ男子50歳以上の部のスタートは10時50分と遅いため
適当に空いてる場所を探して、準備運動やパワージェルなどを舐めたりして待機。
そうしているうちに、スタート時間が迫ってくると、皆ぞろぞろとスタート地点に集まりだす。

10時50分、スタートの合図とともに、一斉に走り出す参加者達。
こうして見ると、ダーリン、胴回りがかなりダブついている
大丈夫か？

ダーリンを見送ったぴすけは、折り返し地点に向かう途中にある梅林を散策。

こちらは淡路という品種。

こちらは八重冬至。

上天気に誘われたかのように、梅林には多くの人が梅見に訪れていた。

八重寒紅はいちばん早く咲く梅だが、もう終わりといった印象。
その根元には…

見事なまでの福寿草の群落が。
おっと、ダーリンの応援をそっちのけで、梅や福寿草に夢中になっているわけにはいかない。
梅園を抜けて、折り返し地点のある場所へと向かう。
ダーリンの予測では、折り返し地点通過が11時30分ごろということだった。
ぴすけが折り返し地点に着いたのが、梅に夢中になって11時33分。
これはまずい
折り返し地点では、次から次へと参加者が通過していく。
失礼だが、そんなに早く走っているようには見えない。
これはもしかして、ダーリンは通過してしまったのではないだろうか。
やきもきしながら次々にやってくる参加者を見ていると
「ハーフの先頭通りまーす。 」
という掛け声とともに、バイクに先導されたトップランナーが通過した。
コースは、ほぼ同じルートを2周するので、このトップランナーは2周めということだ。
これはかなりまずい
やはりダーリンはもう通過してしまっていたのだ…、と思いきや

来たー
折り返し地点の通過は、ダーリンの予測を大幅に上回る11時47分だった。
ダーリン、顔が真っ赤である
そして、こうしてほかのランナーと比べると、やはり上半身がかなり大きい。
大きいうえに、ダブついている。
日頃のトレーニング不足もさることながら、この重たそうな体では走れないだろう。

「頑張って！」
「うん。僕、かなり遅いよね？」
「うん。遅いね。」
「じゃーねー。」
会話ができるほどの余裕のペース配分
ダーリンの大きな背中が去っていくのを眺めながら、ぴすけはゴール地点へと戻った。

ダーリンの予測では、ゴールは13時30分ごろということだったが
その間、正午にはゆるキャラを迎えての表彰式が、既に始まっていた。
ゴール前で参加者の悲喜こもごもの完走の雄姿を眺めながら、今か今かとダーリンを待っていると

来たー

ほれ、ゴールは目前だよ！

トレーニング不足で参加したダーリン。
途中で足がつりそうになり、もしかしたらゴールまで3時間もかかってしまうかもと
一時は暗い気持ちになり、10ｋｍの部にしておけばよかったとも思ったようだが
なにはともあれ、無事に完走おめでとう