ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

磐梯山 ~裏磐梯火口原周回コース~

2014-08-24 13:12:10 | 登山(東北南部)

8月22日(金)

裏磐梯スキー場→銅沼分岐→噴気口分岐→櫛ヶ峰鞍部→黄金清水→弘法清水→磐梯山
→弘法清水→中ノ湯分岐→銅沼→裏磐梯スキー場 


6時に朝食をいただき、身支度を整えて吾妻小舎を出発
今日は、ティムさんの御主人の御要望で、裏磐梯スキー場から出発し
火口原を周回して戻る、健脚向きのコースで磐梯山に登ることになった。
裏磐梯スキー場の駐車場にレンタカーを停め、ゲレンデにつけられた登山道を登る。
うひゃー、暑い
21日も暑くて閉口したが、まだ風があったので耐えられた。
この日は暑いし風もない
少し歩いただけで汗が噴き出てくる
ゲレンデを進んでいくと、道標のある分岐に出る。
右手に進めば、銅沼(あかぬま)経由で火口原を反時計回りに進むコース
左手に進めば、火口原経由で、手すりのつけられた火口壁を急登するコース。
この周回コースは、手すりのつけられた斜面を下りに使うととんでもないことになるので
かなりきついが、登りをがんばることにして、左に進路を採る。
火口原周辺には、シラタマノキがたくさんの白い実をつけている。

9時47分、火口原のガレ場を進み、いよいよ手すりのある火口壁へと向かう。

この写真を撮影したのが、立ち止まれる程度の傾斜の緩い場所であることと
そもそも写真が下手なので、あまり実感してもらえないかもしれないが
U字型の手すりがあるこの斜面は、足場もあまりよくないうえに急登である。

10時27分、急登をなんとか乗り切り、稜線手前の岩場に出る。
振り返れば、眼下に銅沼と桧原湖が見える。
手ごろな岩を見つけて腰を下ろし、暫しの休憩。

双耳峰である磐梯山の一方の頂は櫛ヶ峰にある。
10時40分、その櫛ヶ峰と磐梯山の鞍部に出る。

この後は、ほんの少し稜線歩きが楽しめるが、それも束の間、再び登りが始まる。
これが結構きつくて長く感じる

ただ、このコースは、変化に富んだ景観が楽しめる
素晴らしい景色に疲れが吹っ飛ぶ

登山道脇にはタカネナデシコが咲き、黄金清水周辺はキンコウカの花で一面黄色に染まっている。

弘法清水のある広場には、たくさんの登山者が集っていた。
それにしてもこの水は、冷たくておいしい
ここに荷物をデポして山頂を往復するか、荷物を背負って山頂で昼にするか検討したが
山頂でお昼にすることにして、山頂を目指す。
しかしこの時、既にティムさんの足にはトラブルが発生していたのだった
山頂でアキアカネの大群に囲まれながらお昼を食べ、12時20分に下山を開始。
足にトラブルを抱えたティムさんは、コースタイムの1.5倍ほどかけて、ゆっくり下る。
もうこの日は、お花畑を周ることはやめて、そのまま弘法清水から左手に入り、下山。
下山路の一部は、八方台からの一般的な登山コースなので傾斜もゆるく、危険も少ないが
やはり下りは足に負担がかかるとみえて、ティムさんはとてもつらそうだ。
ここでぴすけは判断ミスを犯す
ティムさんの御主人は自転車&山男なので、大変な健脚で歩くのも速い。
先に裏磐梯スキー場に下りて、レンタカーを八方台登山口に回してもらい
ぴすけとティムさんは最短ルートの八方台に下山すればよかったのだ。
ところが、その時は全くその考えが浮かばず、ティムさんにはつらい下山をさせてしまった。
本当に申し訳なく思う

14時40分、銅沼に到着。
銅沼からはゲレンデを下りるのだが、ゲレンデは傾斜もきつく一直線に下るようになるので
ティムさんにとって、この日一番つらい下りになってしまったようだ。
15時30分、雷鳴が聞こえ始めたなか、やっとの思いで裏磐梯スキー場にたどり着く。
足の痛みに耐えながらの登山で、ティムさんはさぞかし疲れたことだろう。
戻ってこられて、本当に良かった。


そして…、我々3人が磐梯山に登っている時
ダーリンは「初めての単独山行」に挑戦していたのだった。
それは次回に乞う御期待



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