道草あつめ

日常思いついた由無し事を、気ままに拾い集めています。

パンダ

2010-09-07 00:51:25 | その他雑記








パンダを使ったキャラクターは世に溢れているが、
よくよく冷静に見てみるとカワイクナイものも多い。
知人によると「大半はパンダへの愛が欠如している」という。
そこまで言うのは極端だが、
例えば一昔前に流行った「たれぱんだ」などは、本当にカワイイのか、疑問が残る。
ダリの時計の絵にも似た、その妙な質感と非現実感は、
「きもかわいい」ならぬ、「シュールカワイイ」というべきものではあるまいか。
とにかく、パンダを用いたキャラクターを手放しで「カワイイ」と言うことには、
懐疑的にならざるを得ない。


このような目で見れば、新たな視野がおのずと開けてくる。

たとえば、これ。

単体なら見ようによってはカワイイが、
何個も並んでいると多少おそろしげでもある。


これもまた、さらし首のようである。

そして、ここまでデフォルメすると、実にかわいくなくなってくる。


かと言って、パンダをリアルに描くとこうなる。



そもそも、パンダはリアルで見てかわいいものなのかどうか。
かつて、まだ上野公園にパンダが健在だった頃、
真夏なのに冬眠しているような鈍重なパンダを見たことがあるが、
あまりかわいくなかった。

しかし、
テレビで四川のあたりの子供パンダを写した映像を見ると、これは実にかわいい。
ころころもこもこしているのが、ころころもこもこ動き回るのだから、
相当の破壊力だ。

概して哺乳類は、大人よりも子供の方がかわいい。
してみると、パンダのキャラクターに関しても、
子供のパンダを描くべきであって、大人のパンダを描いてはならない。
手足を細長く描くなど、論外であろう。

(パンダが二十四式太極拳をしている柄のTシャツ。これを見ながら練習しようとしたのだが、自分では自分が着ているTシャツを見ることはできない)


自分のコレクションを見渡してみて、かわいくないパンダの写真ばかりあるのは、撮影者の趣味というバイアスがかかっているためではあるが、それにしても、「パンダ=カワイイ」というフィルターを外して見ると、なんとかわいくないパンダが多いものか、と気付かされる。
また、「かわいくないパンダ」という前提で作られたキャラクターすらある。

・京成パンダ



・パンダザラシ(勝手に命名。実際の名称は不明)



・熊猫人



・パンダ仮面





そのようなことを考えていた折、
冒頭の知人がレターセットをくれた。









これはかわいい。

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