道草あつめ

日常思いついた由無し事を、気ままに拾い集めています。

睡眠不足が引き起こすものの一例

2010-09-04 23:25:51 | 身体
人から頼まれた翻訳の仕事と、オルガンのパイプ掃除のアルバイトが重なった。
そこで、7時半~6時半にパイプ掃除、帰って来て食事をしてから4、5時間翻訳作業。その他なんだかんだで関係ないことをこなして、睡眠時間は3時間。というスケジュールで一週間通してみた。

掃除バイトは、居眠りでもしてパイプを傷つけたら大変なことになるので、朝に栄養ドリンク、休憩の度にコーヒー、という工夫を凝らす。
こういう時のために、普段は栄養ドリンクはもちろん、コーヒーも紅茶も飲まないようにしているので、効果抜群。全く問題なく、作業は快調。

論文の翻訳は、本当に眠くなったら床に入るようにしていたのだが、パソコン画面の光は刺激が強いらしく、あまり眠くならない。
やはりこちらも快調。


――普段は人よりだいぶ多めに睡眠時間を確保して来ていたが、実際は3、4時間ずつで十分ではないか。

そう思っていた矢先に、火がボーボー。
昨夜、仕事の後で、雇い主が飲みに連れて行ってくれて、しこたま飲み食いして帰宅。
すると、何と、顔全体がボコボコにむくんでいる。手や腕もいくつかジンマシンのようなむくみがある。
翻訳作業は諦めて、早々に寝たのだが、今朝起きても、顔のむくみは残っている。ほとんど気付かない程度まで回復したのは、つい先程。
睡眠不足の影響が、まさかこんなところに出てくるとは思わなかった。


人間に睡眠が何故必要なのかはよくわからないのだが、やはり大切なものなのだ。
できる限り、無理せず、しっかり眠るべきである。

睡眠時間

2010-02-21 23:06:23 | 身体
1980年代にアメリカで100万人以上を対象に行われた、睡眠時間と寿命の関係の調査では、予想外の結果が出ました。

1日に6.5~7.5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低く、それ以上およびそれ以下の時間、眠っている人は寿命が短くなる傾向にあったのです。特に長く眠っているほうが問題で、7.5~8.5時間以上の睡眠時間をとっている人は、6.5~7.5時間睡眠の人よりも死亡率が20%もアップしました。

この研究を行ったカリフォルニア大学サンディエゴ校のダニエル・クリプペ博士は、「睡眠は食欲と似ている。欲望にまかせてものを食べると、食べすぎて健康を害する。睡眠も、眠たいからといって、いつまでも寝ていると、体によくない」と述べています。

「寝過ぎは逆効果? 長生きできる最適の睡眠時間とは」(exciteニュース2010年2月21日付)より

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この手の話は、既に小学生の時に聞いたことがあった。
8時間以上寝ている人は、統計的に死亡率が高い、と。

しかし、当時も思ったことで、かつ今も思っているのだが、
調査対象にある程度のバイアスがかかっているのではないだろうか。

8時間以上も寝られるというのは、8時間未満と比べて、
仕事が少なくて十分な収入がないとか、
そもそも病気・虚弱体質その他で安静にしていなければいけないとか、
そういう問題を抱えている人たちが多く含まれているのではないのだろうか。

つまり、
「長時間の睡眠⇒寿命が縮まる」ではなく、
「何らかのマイナス要因⇒長時間の睡眠」かつ「そのマイナス要因⇒短命」という可能性が考えられるのだ。

十年以上も昔からこう思っていたわけだが、
そういえば、まだ、その調査の方法自体を調べたことがなかった。
もしも、収入も健康さも同程度の人間を集めて、その中で睡眠時間を比較するというのだったら、その結論にも納得がいく。
しかし、そうでなく、無差別抽出だったとしたら、バイアスがかかった統計と謂わざるを得ない。

実際のところ、どうなのだろうか。

鍛錬と競技

2006-04-08 01:21:07 | 身体
知り合いで、本格的に太極拳をしている女の子がいる。
彼氏も以前同じチームで太極拳をしていて知り合った人で、
まさに太極拳カップルである。

その二人と話していて、出た話が、
「太極拳は体に悪い」

もちろん、これはウソである。
中国の道端で朝おばちゃんたちがやっているような太極拳は体に良い。
ラジオ体操より良いと思う。

しかし、競技として本格的にするとなると、
厳しい練習を積み、見せるために動きも大きくなり、
その結果、体調を崩したりケガをしたりするのである。

この逆説は、空手など他の武道にも言えると思う。
自分のできる範囲で鍛錬すれば、心身ともに強くなるであろう。
しかし、試合のために無理を続けると、足を捻ったり手を骨折したり、
その結果、却って弱くなってしまった人もよく見かける。

もちろん、ケガを乗り越え、更に強くなって、試合で優れた結果を残すのは、
人生において非常に有意義な体験だと思う。
私も以前武道を少しだけしていて、多少ケガをしながらも頑張って練習して、
とても楽しかった。
太極拳をしている彼女だって、「体によくない」と言いながら続けているのは、
それが自分にとって有意義であり、また楽しいからであろう。

しかし、私は言いたい。
「そもそも、競争は体にはよくないものだ」

……ちょっと老成し過ぎかな。

魔のカミ

2006-02-09 22:35:11 | 身体
周囲から「かなり伸びたね」と言われていた髪を、今日ばっさり切った。

今まで切らなかったのは、忙しかったからである。しかし、理髪店に行く時間がなかったという意味ではない。
髪を切ると、体調がおかしくなり、また、頭の回転も悪くなる。故に忙しい時期は極力髪を切らないようにしている。

根拠のない思いこみと言えばそれまでだが、やはり、何かあるような気がする。

「髪には魔力が宿る」という。ならば、髪を切ると調子が悪くなるのは、魔力が抜けてしまうからではないだろうか。

……いわゆる、マ抜け。