神戸に住んでいる友人が、就活のために東京に来て、
少し時間があるというので、観光案内をした。
その人は、二年前の夏休みに上海で短期留学していた時のクラスメートで、
その時、最初は学生が多かったのに、
みんな2週間や3週間のコースで途中で帰ってしまい、
一ヶ月間、最後の授業までその教室にいたのは、3人であった。
初めての中国で、言葉も習慣も違う中で一緒に戦い抜いた、
非常に懐かしい思い出である。
短期留学が終わって別れた後、
彼女は半年後に上海に再来して一年間の留学をして、今は帰国して就職活動中、
もう一人の戦友は、北京に行って本格的な学校で水墨画を学び、先日大学院進学が決まった。
二人とも、あの後、様々な経験をしたのである。
北京で水墨画を学んでいる彼とは、3ヶ月前に旅行で北京を訪れた時に再会し、
白酒を酌み交わしながら、楽しい話をたくさん聞いて、夜遅くまで盛り上がった。
今回東京に来た彼女とは、
一年半前に旅行で上海を訪れた時、私が上海を去るちょうどその日に、
彼女が長期留学のために上海に来たので、なんとか会うことはできたのだが、
トラブルが続いて時間がなくなり、結局顔を見て挨拶をしただけであった。
ゆえに今回、ゆっくり観光案内がてら、その後の様々な話を聞けそうなので、
非常に楽しみであった。
東京ドームで待ち合わせて、久しぶりの再会。
どこへ行きたいかを訊いてもまだ決まっていなかったので、
とりあえず観覧車に乗って東京を上から眺めながら、どこへ行くかを相談。
その後、靖国神社→武道館、皇居には残念ながら入れなかったのだが、
雷門を見たいというので、浅草へ。
「靖国神社に言ってみたい」というのは少々意外ではあったが、
観光っぽい観光コースであり、特にここで述べることもないであろう。
途中、移動している時や喫茶店で休んでいる時に、
長期留学の話、留学中に行った旅行の話、就活の話、卒論の話、
色々な話を聞けて、非常に面白かった。
就活は、本命の最終面接は終わったし、滑り止めで内定は出ているというのだから、
まじめな彼女が卒論を落とすということもあるまいし、前途洋々である。
また、中国語もしっかり勉強していて、HSK(国際的な中国語能力試験。1級が最低で、12級が最高)の
9級(非常にレベルが高い)まで取ったというのだから、素晴らしい。
何より、留学中の話や就活の話を聞いていると、彼女が様々な経験を通して、
ずいぶんとたくましく成長したようであった。
友人のこういう話を聞いていると、非常に楽しいし嬉しい。
今回ゆっくり会えて本当に良かった。
ただ、案内しながら少し思ったのだが、
以前教室で学んで、ご飯を食べに行ったりした時は、
あんなに自然に一緒に楽しめたし、遠慮なくからかいあったりしてたのに、
今回久しぶりに会って、一緒に東京を歩き回って話をしている時、
前よりも少しだけ距離ができた気がする。
これは、あれから2年間も経ってしまったからかもしれないし、
異国での限られた人間関係の中での連帯感がないからかもしれないし、
あるいは、上海と東京の雰囲気の違いのせいかもしれない。
久しぶりに会えて嬉しかったし、話していて楽しかった。
しかし、やはり、もう戦友ではないのだと思うと、少しだけ寂しい気もする。
少し時間があるというので、観光案内をした。
その人は、二年前の夏休みに上海で短期留学していた時のクラスメートで、
その時、最初は学生が多かったのに、
みんな2週間や3週間のコースで途中で帰ってしまい、
一ヶ月間、最後の授業までその教室にいたのは、3人であった。
初めての中国で、言葉も習慣も違う中で一緒に戦い抜いた、
非常に懐かしい思い出である。
短期留学が終わって別れた後、
彼女は半年後に上海に再来して一年間の留学をして、今は帰国して就職活動中、
もう一人の戦友は、北京に行って本格的な学校で水墨画を学び、先日大学院進学が決まった。
二人とも、あの後、様々な経験をしたのである。
北京で水墨画を学んでいる彼とは、3ヶ月前に旅行で北京を訪れた時に再会し、
白酒を酌み交わしながら、楽しい話をたくさん聞いて、夜遅くまで盛り上がった。
今回東京に来た彼女とは、
一年半前に旅行で上海を訪れた時、私が上海を去るちょうどその日に、
彼女が長期留学のために上海に来たので、なんとか会うことはできたのだが、
トラブルが続いて時間がなくなり、結局顔を見て挨拶をしただけであった。
ゆえに今回、ゆっくり観光案内がてら、その後の様々な話を聞けそうなので、
非常に楽しみであった。
東京ドームで待ち合わせて、久しぶりの再会。
どこへ行きたいかを訊いてもまだ決まっていなかったので、
とりあえず観覧車に乗って東京を上から眺めながら、どこへ行くかを相談。
その後、靖国神社→武道館、皇居には残念ながら入れなかったのだが、
雷門を見たいというので、浅草へ。
「靖国神社に言ってみたい」というのは少々意外ではあったが、
観光っぽい観光コースであり、特にここで述べることもないであろう。
途中、移動している時や喫茶店で休んでいる時に、
長期留学の話、留学中に行った旅行の話、就活の話、卒論の話、
色々な話を聞けて、非常に面白かった。
就活は、本命の最終面接は終わったし、滑り止めで内定は出ているというのだから、
まじめな彼女が卒論を落とすということもあるまいし、前途洋々である。
また、中国語もしっかり勉強していて、HSK(国際的な中国語能力試験。1級が最低で、12級が最高)の
9級(非常にレベルが高い)まで取ったというのだから、素晴らしい。
何より、留学中の話や就活の話を聞いていると、彼女が様々な経験を通して、
ずいぶんとたくましく成長したようであった。
友人のこういう話を聞いていると、非常に楽しいし嬉しい。
今回ゆっくり会えて本当に良かった。
ただ、案内しながら少し思ったのだが、
以前教室で学んで、ご飯を食べに行ったりした時は、
あんなに自然に一緒に楽しめたし、遠慮なくからかいあったりしてたのに、
今回久しぶりに会って、一緒に東京を歩き回って話をしている時、
前よりも少しだけ距離ができた気がする。
これは、あれから2年間も経ってしまったからかもしれないし、
異国での限られた人間関係の中での連帯感がないからかもしれないし、
あるいは、上海と東京の雰囲気の違いのせいかもしれない。
久しぶりに会えて嬉しかったし、話していて楽しかった。
しかし、やはり、もう戦友ではないのだと思うと、少しだけ寂しい気もする。