1980年代にアメリカで100万人以上を対象に行われた、睡眠時間と寿命の関係の調査では、予想外の結果が出ました。
1日に6.5~7.5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低く、それ以上およびそれ以下の時間、眠っている人は寿命が短くなる傾向にあったのです。特に長く眠っているほうが問題で、7.5~8.5時間以上の睡眠時間をとっている人は、6.5~7.5時間睡眠の人よりも死亡率が20%もアップしました。
この研究を行ったカリフォルニア大学サンディエゴ校のダニエル・クリプペ博士は、「睡眠は食欲と似ている。欲望にまかせてものを食べると、食べすぎて健康を害する。睡眠も、眠たいからといって、いつまでも寝ていると、体によくない」と述べています。
「寝過ぎは逆効果? 長生きできる最適の睡眠時間とは」(exciteニュース2010年2月21日付)より
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この手の話は、既に小学生の時に聞いたことがあった。
8時間以上寝ている人は、統計的に死亡率が高い、と。
しかし、当時も思ったことで、かつ今も思っているのだが、
調査対象にある程度のバイアスがかかっているのではないだろうか。
8時間以上も寝られるというのは、8時間未満と比べて、
仕事が少なくて十分な収入がないとか、
そもそも病気・虚弱体質その他で安静にしていなければいけないとか、
そういう問題を抱えている人たちが多く含まれているのではないのだろうか。
つまり、
「長時間の睡眠⇒寿命が縮まる」ではなく、
「何らかのマイナス要因⇒長時間の睡眠」かつ「そのマイナス要因⇒短命」という可能性が考えられるのだ。
十年以上も昔からこう思っていたわけだが、
そういえば、まだ、その調査の方法自体を調べたことがなかった。
もしも、収入も健康さも同程度の人間を集めて、その中で睡眠時間を比較するというのだったら、その結論にも納得がいく。
しかし、そうでなく、無差別抽出だったとしたら、バイアスがかかった統計と謂わざるを得ない。
実際のところ、どうなのだろうか。
1日に6.5~7.5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低く、それ以上およびそれ以下の時間、眠っている人は寿命が短くなる傾向にあったのです。特に長く眠っているほうが問題で、7.5~8.5時間以上の睡眠時間をとっている人は、6.5~7.5時間睡眠の人よりも死亡率が20%もアップしました。
この研究を行ったカリフォルニア大学サンディエゴ校のダニエル・クリプペ博士は、「睡眠は食欲と似ている。欲望にまかせてものを食べると、食べすぎて健康を害する。睡眠も、眠たいからといって、いつまでも寝ていると、体によくない」と述べています。
「寝過ぎは逆効果? 長生きできる最適の睡眠時間とは」(exciteニュース2010年2月21日付)より
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この手の話は、既に小学生の時に聞いたことがあった。
8時間以上寝ている人は、統計的に死亡率が高い、と。
しかし、当時も思ったことで、かつ今も思っているのだが、
調査対象にある程度のバイアスがかかっているのではないだろうか。
8時間以上も寝られるというのは、8時間未満と比べて、
仕事が少なくて十分な収入がないとか、
そもそも病気・虚弱体質その他で安静にしていなければいけないとか、
そういう問題を抱えている人たちが多く含まれているのではないのだろうか。
つまり、
「長時間の睡眠⇒寿命が縮まる」ではなく、
「何らかのマイナス要因⇒長時間の睡眠」かつ「そのマイナス要因⇒短命」という可能性が考えられるのだ。
十年以上も昔からこう思っていたわけだが、
そういえば、まだ、その調査の方法自体を調べたことがなかった。
もしも、収入も健康さも同程度の人間を集めて、その中で睡眠時間を比較するというのだったら、その結論にも納得がいく。
しかし、そうでなく、無差別抽出だったとしたら、バイアスがかかった統計と謂わざるを得ない。
実際のところ、どうなのだろうか。