ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

残照

2007年01月21日 22時56分31秒 | 写真

大きな仕事がやっと終わった。

ここ数週間この仕事にかかりきりだった。これを成功させたいと思っている若い人たちにいい思いをさせてやりたかった。私自身も相手に幸せな思いをさせてあげたかった。結果は? それは後世の人が評価してくれる。私と若い11人の仲間はやるだけのことをやった。他の人がなんと言おうと思おうとかまわない。同じことが出来るなら、イヤ超えられるなら、出来るものならやってみろと言う思いだ、12人全員がね。

残念なのは、それに協力しようとかみんなでやろうという機運にならなかったこと。何百人もの心を一つにするのは難しい。仕方ないなぁ面倒だけどやるか、私の仕事じゃないから人がするのを見ていようかと言う人が多かったのが残念。でも知っている。仕事は一人でするものだ。人を頼ってはいけない。今はわかってもらえないけどいつかわかってもらえる時が来ると思っているしね。

若い人たちには言っている。周りが誰もわかってくれなくても、私だけは君たちのことをわかっている。そして君たちの周りの物言わぬ少数の人たちも君たちを見てくれている、、、とね。

久々に散歩に出かけた。冬の日暮れは早い。5時前なのに残照か。倉敷川沿いに大きな木がある。センダンと言うらしい。大豆大の黄色い実を鈴なりにつける。このでっかい木が私は好きだ。冬の陽のオレンジ色が斜めにこの木に射すのがきれいだと思った。この色が出るかな。この暖かさが伝わるかなと思いながらシャッターを切った。壁と陰がきれいに色づいた。

後ろを振り返ると着物姿のお嬢さんが歩いていた。一瞬躊躇したらシャッターのタイミングを失ってしまった。でも白壁の方へ居たのは正解だったかも知れないな。あとで写真を見てそう思った。

日記@BlogRanking


更衣室

2007年01月20日 22時29分10秒 | 写真

休日出勤の仕事があったのだけれど、どうしてもこれだけはと思って朝早く出かけた。昨日インターネットで調べると9時から開いているようだからと自転車を走らせていると昔懐かしい赤い電話ボックスがあった。ご丁寧に木で出来ている。へぇなかなかやるじゃんNTT。

さすがに中にあるのは最新式の電話みたい。まぁここは倉敷NTTの前だからね。出来るならジーコジーコ回す電話であって欲しいけど、今となっては若い人はあれを使えないらしいから無理と思う。

まだ日本の電話ボックスがこういう個室タイプだったとき、最後(’78)のリメイクスーパーマン映画に出てきたアメリカにはもう個室タイプがなかった。クラーク・ケントが電話ボックスで変身しようとすると、最近よくある小さな箱形ボックスになっていて着替えれず、たしか回転ドアをぐるっと回りながら変身(着替え?)したような記憶がある。当時このシーンはずいぶん有名になったと思うけど、これがわかる人はもう少ないだろうな。

このスーパーマンの映画、主演をした人が次々とアクシデントに見舞われ、ジンクスと言うより呪いに近いように言われている。私がリアルタイムで見たクリストファー・リーヴも、当時もそういわれていたけど「気にならない」と言っていたと思う。結果、あのような状態になったのだからやはり私には何かの力が働いている気がしてならない。ブランドン・ラウスに何もないことを祈っている。

さて今日の目的はこれ。1/20から指定席が売り出しと聞いていたので、小山珈琲に開店と同時に買いに行った。店には客が一人珈琲を飲んでいて、私が天領太鼓のチケットをと言うと、店の女性が驚いていた。お話を伺っていますかと聞かれたのだけど、否と答えて残っていた席をとった。実は天領太鼓の友の会みたいなのがあって、それに入っていると一般よりも早くいい席が手にはいるのだそうだ。貧乏な私はそこまで出費できないから、まぁ出来る範囲で努力している。今回も後ろの方だけど真ん中の席を手に入れた。2500円。私はこれでいい。倉敷に住んでいるんだからそれだけで恵まれている。

日記@BlogRanking


貯金箱

2007年01月19日 19時59分49秒 | 写真

倉敷美観地区の有名な場所、アイビースクエアの裏というか横というか、そこにアンティークを取り扱っている有名な店があります。何で有名かというと、屋根上にビクターの犬が並んでいるから。ほな古いレコードやドーナツ盤を取り扱っているのかと言えば、それもあるのかも知れないけど、古いもの全般に取り扱っているみたい。行ってみたい気がするけど、アンティーク=高いと言うイメージのため入る気になりません。

いつもそう思いながら前を通り過ぎているんだけど、さすがお正月、わんちゃんたちも正月用の飾りをつけてもらってました。

それより気になるのは貯金博物館の文字。貯金箱のコレクションがあるんでしょうね。確か有料のはず(安いけど)。有料にするぐらいだから見る価値のあるものがそろっているのだろう。こっちには一度行ってみたいと思ってます。

私の父親は職人で、建築バブルの時には10人ばかりの人を使ってました。とは言えほとんどの期間は家族でこぢんまりとやっていて、私もセメントの臭いや現場の様子が小さいときの記憶に重なってます。おかげで普通の家には無いものもあり、竹割りやミキサー、昇降機から噴霧器、墨壺に至るまで子ども心をくすぐるおもちゃがたくさんありました。材料もたくさんあったのでしょう、子どものころ竹を使って貯金箱をつくってくれました。両端に節を残して竹を切り、横に切れ目を入れてお金を入れる穴をつくる。後ろに穴を開けて柱に打ち付けた釘に掛けられるようにしてくれました。結局、早く中身を見たくて、あまり貯める迄もなく割ったような気がします。

今なら、欲しいと言えば買ってくれるだろう。子どもの頃は作ってくれた。お金がなかったからかも知れない。うちは貧乏だったから。でもそれだけじゃなかった気がする。子どものために作ってあげようと言う親の気持ちがあった。自分にはあるか。欲しいと言えばお金を出す自分がいる。作ったものは粗末だからか。それとも作るのが面倒だからか。昔の親は偉大だったんだなと、最近よく思っている。

田舎に帰ったときにこの貯金箱を見つけた。農協に貯金したら毎年くれるのだそうだ。干支を全部そろえたらいいのに。でも12個そろえるまで生きているのは難しいか。

これくれない? そういうと驚いた顔をした。こんなもの欲しいのかと言っていた。どうぞと言われていま車に積んでいる。財布に貯まった小銭を入れようと思っている。

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イヌバウアー

2007年01月18日 22時30分32秒 | 写真

うちの犬、シェットランドシープドッグ(ちゃんとコリークラブの血統書付き)、当時9ヶ月ぐらい、人間で言えば中学生から高校生ぐらいかな。写真でわかるようにメスです。このお嬢さんがですよ、なぜか時々こうやって仰向けになって寝ます(大股開き付き)。家人の話によると、「イビキかいて寝るのよぉ」と笑う。

人の話には、「仰向けで寝る犬がいる」とか「うちの子はイビキをかきます」なんて聞いたことがあるけれど、まさか自分ちの犬がこうなるとはある意味衝撃。

花も恥じらう女の子の姿じゃないよね、いくらなんでも。

ちなみに今は1歳半を過ぎましたから成犬になりました。でもよく仰向けで寝てます。お腹を触ると暖かくて気持ちいい。普通は嫌がると思うんだけど、「何してるの?」とちらっとこっちを見ただけでまた寝てしまう。お腹が冷えたりしないのかなぁ。まぁ毛皮着てますからね。

毛皮を着ていると言ったらいいのか、裸で生活していると言ったらいいのか、微妙なとこですけどね。

今日の写真は昨日のタイトルとのコラボレーションでした。わかった?(笑)

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イナバウアー

2007年01月17日 22時22分57秒 | 写真

子どもネタで書いてみようか。

うちの子どもが小さい頃、なぜか後ろに反っくり返ることをよくしていた。ちょうどこの子のようにイナバウアーしていた。でもこんな年じゃなかった。ハイハイを始めた頃、まだ0歳児の時にこうやってひっくり返っていた。

親がそばにいないため子育てを教えてくれる人がいなくて、家人は月に一度保育相談に行っていた。これ、地域のおばちゃんたち、民生委員の人が若いお母さんに色々教えてくれる会で、おばちゃんは子どもの姿を見て、「抱き方も知らない若いお母さんなのね、だっこの仕方を教えてあげなきゃ」と思ったらしい。ところが赤ちゃんがこの動作をしたがるのを発見して、「普通は(胎児の時のように)丸く丸くまるまろうとするんですけどねぇ・・」といぶかしがった。

あの頃には写真に興味がなかった。撮っておいたら楽しめたろうにと思っている。子どもが結婚したら、昔の写真はどうしたらいいのだろう。置いておきたいけど、彼女が欲しがったらアルバムをあげようか。今まで十分楽しませてもらった。モノはなくても記憶がある。それは宝物である。他には要らない。

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真っ赤な太陽

2007年01月16日 20時02分27秒 | 写真

出張からの帰り、西に向かって車を走らせるとでっかい太陽があった。撮りたいと思った。車は走っている。いくら何でも危ない。カメラは助手席の鞄の中に小さなコンパクトカメラがあるだけ。信号待ちで停車したとき、露出を-2にしてオートで撮った。本当なら望遠レンズで圧縮して撮るところだけど、そんな暇もないし持ってもない。トリミングを前提にハンドルに押さえつけるようにしてぶれを防いだ。色は、、、-1と1/3ぐらいがよかったかも知れない。周囲の露出はそれでいいかもしれないけど、太陽はこれぐらいの方がよかったかもと思う。もっとでかく撮りたかったんだけど、そんなことして事故でも起こしたらお互いに不幸なだけ。これで良しとしよう。

見た目は両手に抱えきれないぐらいのでっかさの太陽なのに写真に撮るとずいぶんおとなしい。もしこれを砂漠や最果ての地で見たらもっとでっかく見えるのかも。実は見てみたいものがある。

馬を走らせて 西來 天に至らんと欲す
家を辭してより 月の兩囘 圓かなるを見る
今夜は知らず 何れの處にか宿するを
平沙萬里 人煙絶ゆ

西に向かって馬を走らせていくとまるで天に昇っていくようだ
家を出立して2度満月を見た(2ヶ月経った)
今夜、いったいどこで寝るのかもわからない
見渡す限り砂また砂で人の生活している痕跡もない

磧中の作(せきちゅうのさく)という漢詩だ。高校1年生の時に習ったので細かいところは忘れてしまった。七言絶句の名作(と思う)。訳だけど、一行目は「砂漠は果てしなく天まで続いていているように感じる」と訳してもいいのだろうけど、私は馬を走らせていくと自分が天に溶け込んでいくような気がすると表現した方がそれらしく感じる。

私が見てみたいのは、この最後の部分、平沙萬里 人煙絶ゆ のところ。

人煙というのは、人が生活していると煮炊きしたりして煙が立つ、それを人煙と呼んでいる。日本にいたら、人煙絶ゆなんてことは絶対無い。北海道の端の方に行ったら人は住んでないのだろうけど、人煙絶ゆは無いのではと思う。まして「平沙萬里」は見ることが出来ないだろう。実際に見たら、行ったら、本当にひどいところだと思う。屍を以て道しるべとする場所、生きて帰る人のいない最果ての地、絶対行きたくないところかも知れない。でも一度だけでいいから見てみたい。何のために生きてきたのか考えられる気がする。写真を撮り始めてからこの詩を忘れたことはない。

中国には一度行ったことがある。北京近郊の、いわゆる観光コースだけ行った。こう言うところへも行ってみたいけど、今の中国には行きたくない。それは6年前の観光でわかった。行くなら、夢の中で行くのが一番いいのかも知れないな。きっと正しいことだと思う。

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春の足音

2007年01月15日 20時49分57秒 | 写真

春を探してみた。

寒いようだけど、季節は着実に進んでいる。1,2月は一番寒い時期なんだろうけどその中でも春の準備をしているはず。どこに「小さい春」があるかなと思った。

チボリの木蓮のつぼみは大ぶりのネコヤナギぐらいまで成長してきた。新装開園の頃にはもっとふくらんでいるだろうな。まだ咲いてはないだろうけど。

酒津公園の花。ロウバイに見えるけど、普通は葉が無く、黄色の蝋のつやある花だけが咲いているはず。これは枯れかけているけどまだ葉が付いている。それに蝋梅には早すぎるのでは?と思った。

人に聞いてみるとやはりロウバイらしい。葉が付いているのは異常気象のせい? きっと花も戸惑いながらも春の用意をしてきたんだろう。

写真は長く撮っているけど、最近旧友からの影響もありより撮りだした。花好きの人が多いこともあって、今まであまり気に留めなかった植物にも気を留めるようになった。この偶然には感謝している。

以前からブログをつくっていたけど、色々な事情で全て閉鎖してここに安住の地を求めた。今までと違って誰にも教えることなく、家族以外は親友さえも私がブログをつくっていることを知らない。ただ今までは無視していた日記@BlogRankingと言うとところのメールにだけは返信したけれども。

そんな名もないブログにも訪問してくださる人がいて、書き込みまでしてしてくれるなんてなんか信じられない感じがする。こういう関係もいいなと、最近特に思っているのです。

画面で出会っている皆さんに心より感謝します。

日記@BlogRanking


今夜は最後のチボリへどうぞ

2007年01月14日 20時04分47秒 | 写真

このブログは私の日記用の映像記録でもあるので、今回は同じような写真が並んでいますけどご勘弁を。

今日でしばらくチボリは休園です。毎年冬の花枯れ+人枯れの時期にメンテナンス休園に入ります。今年は1/15~31。チボリ湖の水を全部出して掃除+きれいな水に換えるとか、遊具やチボリタワーのお化粧直し、新たな芝生広場をつくるなんてことをするそうです。まず最初はしばらく見えない夜のチボリ、入口編。

ご多分に漏れず地方のテーマパークは大赤字で、当然チボリもそうなってます。いま来た人はわからないでしょうが、以前はこのイルミネーションも色が変わっていたんですよ。それもきれいでした。

今のイルミネーションでもっとも好きなのがこの青色発光ダイオード。夢の国への入り口みたいです。これは以前はありませんでした。冬季限定のイルミネーション。再開された2/1にはなくなっていると思います。

あちこち写真を撮ってチボリは見尽くしたと思っていたけど、このイルミは知らなかった。チボリ湖に浮かぶ甘味処の西の壁にありました。

この時期、アンケートもしてます。私はハンスの冒険を期間限定ではなくいつもやって欲しい。土・日・祝日限定でもいいから。議員さんやオンブズマンの人も文句言うだけでなくて、よくなるように前向きな提案をしましょうよ。まぁ無理だと思うけど、貴方たちの今までの言動を考えると。

子どもが遊べる(休める)スペースが欲しいという要望で芝生広場をつくるそうですけど、その場所がここ。チボリグライダーをつぶしてスペースを確保するらしい。大変残念。私、チボリの中でもっとも好きな遊具の一つだったのです。これを残して隣のサウスシーウェーブをつぶして欲しかった、私としては。仕方ないけど。

と言うことで、これでしばらくさようなら。本日の閉園時間でした。

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ちぼたんと一緒

2007年01月13日 21時58分26秒 | 写真

「ちぼたん・・」と小さな声がした。

このぬいぐるみは時々チボリ公園内を歩いていて、子どもたちがよく集まってきて手をつないだり抱きついたりしている。かぶり物のおかげで前がちゃんと見えないようで、いつも横にはチボリの制服を着たおねえさんがエスコートしている。この時もエントランス近くにいて、小学校高学年ぐらいの女の子と記念撮影をしていた。小さな坊やが遠くから呼びかけたんだけど、さすがに聞こえなかったようで、ちぼたんは別の方向に歩いていってしまった。

行っちゃった・・と残念がる男の子にお母さんは言った。「ちぼたんは探検に行ったんだよ。」 男の子は、ボクも探検に行く!と言っておぼつかない足どりで歩いていった。

歩きながら、あれからどうなったのかなと思っていた。やっぱり見に行こうと思って反対回りに近づいていくと、小学校高学年ぐらいのお兄ちゃんたちがちぼたんを取り囲んでいた。数分後、お兄ちゃんたちが立ち去ったらそこにあの子がいた。

やっとちぼたんにさわれたんだろう、とても嬉しそうだった。今回は独占だ。手を握って離そうとしない。歩幅が違うのと、ちぼたんが前がよく見えないため引っ張られると危ないみたいだった。お母さんが引っ張っちゃダメよと言うのだけど、名残惜しくて仕方がない。やっと独占できたんだもんね、嬉しいよね。エスコートのおねえさんもそばから離れこの子だけのちぼたんにしてあげた。よかっったねと心で思った。

このちぼたん、ちゃんとキャラ設定してあって、「誕生日は4/1。好きなものはチボリ湖湖畔のレストランのオムライス。年齢は永遠の八歳。」だそうです。ガールフレンド(?)のちぼりんは誕生日が12/20,年齢は同じく永遠の八歳。背の高さはちぼたんよりちょっと小さめだそうです。

今度は二人で並んでいるところを撮りますね。

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アイビーの車夫

2007年01月12日 21時47分58秒 | 写真

アイビースクエアに行った。人力車がいた。

倉敷美観地区には観光用の人力車があって、安いのは1000円(800円?)ぐらいから、少し高くてもよければ観光スポットを丁寧にあちこち回ってくれるコースまであります。もちろん車夫のおじさんの名調子の観光ガイド付きですから乗って損はないと思います。私は乗ったこと無いんだけど、家人は乗って回ったことがあったりします。

この時はちょうどアイビースクエアに入って行く時で、数ある観光地の中でもこの場所がとってもきれいでおすすめな場所なので、どうせ乗るならこのコースがいいと思います。記念写真撮りたい時も皆さんは乗ったままで車夫が撮ってくれますからバッチリですよ。

昨日がヘビーな内容だったので今日はハッピーな写真にします。もちろんこの時の写真は着衣でいいですよ(大笑)。

日記@BlogRanking