ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

今日の発見・知識(マヤ文明)

2011年12月31日 10時06分43秒 | 発見・知識

古代文明 冒険紀行「マヤ文明 五千年のメッセージ」
BSプレミアム 2011年12月28日(水)

2012年でこの世の終わりはおいておいて、興味深かったことをいくつか。

マヤの神殿は最初に神殿が造られ、それを覆い隠すように次の神殿が造られていく。全てのマヤに共通。地下を調べると昔のことがわかる。

建物は赤く塗装され、漆喰で完全舗装された都市だった。今でも赤い塗料は少し残っている。

思想:あらゆるものは循環する。自己犠牲もそのため。死んでも別のものになって次の生命に受け継がれ循環する。

マヤ文明は、以前考えられていたよりも相当長い歴史を持っているようで、紀元前から高度な文明をも持っていたらしい。

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今日の買いもの(恵安のビデオ箱)

2011年12月31日 09時59分20秒 | 買いもの

恵安 K-WORLD製 マルチメディアプレーヤー M130
隣町のパソコン工房 4980円

パソコンで読める動画データをTVで見ようと思うとして、以前MOVIECOWBOYシリーズのDC-MCNP2と言うのを買った。ここにも書いたから見た人もいるかも知れない。あれは極めて有用で、NASとしても使えるし、画質的にも問題なかった。14800円という値段は少し高い気もしたが、便利度から言えば安い買い物だった。更に便利にしたければHDDを内蔵したくなるもので(外付けUSBでもいいのだが)、結局2万程度の出費となる。出来るならもう一台買いたいと思っていたが、HDDは外付けにしても、やはり1.5万はおいそれと出せない。そんな時に見つけたのがこれ。1/3の値段で、後発だから同じぐらいのフォーマットには対応していそうだ。問題は耐久性。DC-MCNP2は、3台も持っている友人が「特に問題なし」と言っているからある程度信頼するにしても、こちらは発売後1カ月も経ってないので不安だ。

以前も書いたが、安い韓国製などは、最初は問題なくても長く使うことが出来ないと言うのが自分の経験だ。それに当たるのかなとも思うが、WAVが再生できること、もう一つはコントローラーの写真にボリュームが調整できるボタンがあること、が決定打になって購入した。

普通は右がボリューム上がるなのに逆になっているところが外国製っぽい(笑)。私はこれの接続にデジタルパワーアンプを利用しようと思っていたので、簡易的にでもボリューム調整が出来るのはありがたい。まぁそんな理由で、人柱のつもりで5千円捨ててみた。

使い心地だが、とにかく安っぽい。大きさはスマートフォン2台分ぐらいだが、「中には何も入ってないんじゃないの??」と言うぐらいの軽さ。対応フォーマットには問題なく、画質も「それでも町は廻っている」を見てもなかなかにきれいだ。だが肝心のWAVはよくない。

USBが1ポートしかないので、無給電のハブをつないでHDDとUSBメモリを繋いでみた。全く問題なく認識する。HDDの動画は問題ないが、メモリのWAVはガタガタして切れることがある。ところが、写真のようにサイドにSDカードが挿せる場所があり、そっちに挿すと問題ない。MP3は試してないが、音楽はHDDに入れて聴くか、SDスロットで聴けと言うことだろうか。

ただし使ったのは、大安売りのボロマイクロSDを百均のカードアダプターに入れたものなので、そっちのせいかも知れない。まぁおいおいゆっくりと検証していこう。

実はNTTの通販サイトを使えば更に200円ほど安く買えたのだが、あまりにもあやしい製品なので、せめて初期不良に対応してくれる近所の店を選ぶことにした。買おうかと思っている皆さんがいたらその辺は自己防衛してください。

以下、仕様など

リビングの大画面TVに接続してフルHD画質のビデオや高音質の音楽をTVで楽しもう!

フルHD 1080P対応 最大1920x1080の高解像度
BD-ISOやH.264、RMVBなどほとんどのPC用映像/音声フォーマットに対応。
HDMI/VGAコネクタ搭載
外付HDD・USBメモリ対応

映像出力端子 HDMI・YPbPr・AV(コンポジット)・VGA
音声出力端子 HDMI(映像と共有)・SPDIF・AV(コンポジット)
対応HDDフォーマット FAT16・FAT32・NTFS
USB USB2.0ホスト
メモリーカード SD・SDHC・MMC
電源 ACアダプタ(DC 5V 2A)
対応ビデオコーデック MPEG1/MPEG2/MPEG4/SP/ASP/AVC(H.264)/XviD/DivX/WMV9(VC-1)/
Real Video 8/9/10(最大720P)
対応ビデオフォーマット AVI/MKV/TS/TP/M2TS/MPG/MP4/MOV/M4V/VOB/ISO/DAT/WMV/
ASF/RM/RMVB/FLV(720p/1080i/1080p)/BD-ISO
対応オーディオフォーマット MP3/WMA/WAV/OGG/AAC/APE/FRAC/RA/AC3/DTS
対応画像フォーマット JPG/BMP/PNG/GIF
字幕 SRT/SMI/ASS/SSA/idx+sub/PGS 

ビデオ・オーディオを簡単にエンコードできる動画変換ソフトが付属しています。

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今日の見もの(しんちゃんのスパイ)

2011年12月30日 11時33分26秒 | 見もの

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦
2011年 107分 日本

私、映画を見るのが好きでDVDもたくさん持っているから人に貸すことはあるけど、人が貸してくれる(貸してもらう)ことはほとんど無い。いつもレンタルショップで借りている。ところがこれは違う。よく貸してあげていた人が貸してくれた。たぶん今は新作扱いぐらいのものだと思う。しんちゃんの映画は奥が深いのでありがたく見てみることにした。

突如現れた国籍不明の少女レモン。彼女がしんのすけに見せたものは、しんのすけのヒーロー、アクション仮面からのメッセージだった。「しんのすけくん、きみも今日からアクションスパイだ。正義のために一緒に戦おう!」すっかりその気になったしんのすけは、レモンの指導のもと、スパイの訓練を開始。スパイコンビとなっていった2人にアクション仮面から「ヘーデルナ王国で悪の博士から正義のカプセルを奪還せよ」との指令が下る・・。

見終わって、「・・・・」が印象だった。

ある意味しんちゃんらしい映画かも知れないが、おとな帝国~かすかべボーイズの深さとは違う、おばか映画の典型的展開だった。全編おなら一色で、下品というかバカバカしいというかあほくさいというか・・。最後はいつもの家族愛の展開でそれなりに感動するが、やはりそこはワンパターンで火曜サスペンスみたいな感じだ。

ただ一つ感じたのは、子どもにとって親がいかに大切かと言うこと。レモンにたいして親のしてきたことを思うと、親ってホントに重要だなと感じる。でもこれ以上は書けない。どうか見た人が感じてください。

近所にも私の周りにも、「親ではない年をとった人間」がいかに多いことか。子どもを持ったら「年を経た人間」ではなく「親」にならなければいけないのにね。

そう考えると、おばかを演じながらも深いメッセージのある映画だったのかなと思えてくる。今でも、レモンが感情を抑えながら両親のために頑張っている姿が悲しくよみがえる。

ランク:普通に見たらおばかな映画。
   友人は映画館で見て「とても面白かった」と言っていたが
   自分の印象はちょっと違った。
   あとは各自の判断でどうぞ。

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今日の見もの(WXIII 機動警察パトレイバー)

2011年12月29日 12時56分04秒 | 見もの

WXIII(=Wasted Thirteen) 機動警察パトレイバー
2002年(平成14年) 100分 日本

パトレイバー劇場版三部作の最後。全てブルーレイで見た。

昭和75年、東京湾に輸送機が墜落する。その後湾岸の各所で何者かによってレイバーが襲撃される事件が連続して発生。警視庁城南署の刑事、久住と秦は各所で聞き込み捜査を進め、墜落事件の後に巨大なハゼが釣れていた事、墜落した輸送機の貨物コンテナに不審な点がある事等の奇妙で不審な点を突き止める。

その後、6月8日の雨の夜に若者の集うディスコクラブ「バビロン」で車に乗ったカップルの惨殺死体が発見される。時を同じくして近隣にあるバビロン工区の水上コンテナ備蓄基地で突如警報が作動し、停電と共に内部の職員と連絡がとれなくなる、という事態が発生。近くを走行中のパトカーに偶然乗っていた久住と秦は、警備員の通報を受けパトカーに乗る警官らと共に現場に急行。施設内部へと分け入る。そこで彼らが遭遇したのは廃棄物13号(WXIII)と名付けられた異形の怪物だった。怪物は、ニシワキセルと言う隕石に含まれていた物質・ニシワキトロフィンの研究中に培養された細胞体と人の癌細胞の融合体であった。東都生物医学研究所の研究員岬冴子が、幼くして亡くした娘・一美の癌細胞を使っていたのだった。怪物がレイバーが起動中に発する超音波に反応し襲撃したことが判明。アナログ音源を利用して怪物を誘導し退治しようとする人々、そして・・。

この映画から監督が押井守じゃなくなったようだ。ネットの書き込みによるとあまり褒められてないようだったが、私としては2作目と同様に楽しめたし、劣っているなんて全く思えなかった。同じぐらいの完成度だったし、別の方向の名作だと感じた。ラーメンの美味しいのとカレーの人気ある店の味を比較しても仕方ない。ラーメン同士かカレー専門店同士の対決ならわかるけど、別の料理では評価の下しようがない。2作目と3作目はそんな感じで、全くの別物としてどちらもよかったと言いたいと思う。

これを読んでいる人がもし30前か独身、結婚していても子どもがそれほど大きくなっていないなら、子どもが結婚して孫が出来たぐらいの年にもう一度見直すことを勧める。ここに描かれた女性とその子どものこと、、こんな切ない、悲しい話がほかにあるだろうか。廃棄物13号なんて悲しすぎる響きだ。

彼女の最後の表情など、私はまだ忘れることが出来ない。それほどの話であった。でももし自分が15~20才ぐらいだったら何も感じなかっただろうなとも思える。見る歳を選ぶ映画かも知れない。

ランク:出来れば時間をあけて二度見たらいいのではないか。
   自分の生きてきた時間が投影される映画だと思う。

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今日の発見・知識(地球ドラマチック・守護天使)

2011年12月28日 22時07分38秒 | 発見・知識

NHK Eテレ 2011年11月28日(月)
地球ドラマチック
奇跡の生還に導く声 ~“守護天使”の正体は?~
原題:SCIENCE OF ANGELS 制作:アメリカ(2010年)

私のTVの趣味はどうやら人と少しずれているらしい。ドラマを見ることはないし、人気の作品であってもあまり興味がない。家人が知っている俳優もほとんど知らないし、どうやらとても有名で、知らない人がいないような人でさえ顔と名前が一致しない。わかるのは「○○の映画に出ていた人」というぐらいだ。さすがにSMAPのメンバーぐらいはわかるが、嵐やEXILEあたりになると全くわからない。紅白を見ても知っている人自体がいない。世間でまるまるもりもりとか言うのが流行っていたらしくて、「とってもかわいい」らしいから、あれだけは見てみようかなと思っている。

で何が言いたいかというと、職場でTV番組の話をしても通じないのだけど、この番組は絶対面白いと確信しているので、少しでも紹介したいわけだ。別に今回のが最高というわけではなく、BBCが作ったりなど、世界の有名&実力者(社)の作ったものが目白押しなので、タイトルに興味を持った時だけ録画するのもいいと思う。自分がこのタイトルを録画しておいたのは、『ついに科学番組でオカルトも取り上げるようになったのか??』と疑問に思ったからだ。そうではなかったけどね。

アメリカ同時多発テロが発生した時ワールドトレードセンターの上層階で勤務していたある男性は、避難する途中、非常階段で炎に包まれました。海中の洞窟(どうくつ)で潜水調査を行っていたあるダイバーは、水深30メートルの深さで命綱を見失いました。このように生命の危機に遭遇(そうぐう)しながら奇跡的な生還を果たし、九死に一生を得た人たちの体験談に耳を傾けると、その多くが不思議な体験をしていたことが明らかになってきました。

まさに絶体絶命と思われた瞬間、彼らは何者かの声を聞き、その声に導かれて生き延びることができたというのです。体験談を語る人の中には、亡くなった肉親が自分を導いてくれたと話す人もいれば、“守護天使”(Guardian Angel ガーディアン・エンジェル)のおかげだという人、そしてパニック状態で幻覚を見たと考える人もいます・・。(NHKの番組紹介より一部抜粋、加筆訂正)

で、この番組はそれを科学的に説明しようとする脳科学者たちの研究・実験を見せてくれたものだった。

実は、自分も説明できない体験があるし、間違いなく死んだおばあちゃんの霊に会ったこともある。それを脳の一部に刺激があったために脳がだまされた結果だと言われるのはちょっと心外だ。なのだが、この番組で描かれたこともまた一つの答えなのだろう。まぁ一言で言うなら「人間って素晴らしい」と言うこと。

極限状態に陥った人間は、生き残るためにものすごい能力を発揮するものだと言うことでもあるし、それが自然というものでもあると言うことだろう。

ある宇宙飛行士は月面上で、「私はここにいる」と言う神の声を聴き牧師になってしまった。多くの科学者も最後には科学と宗教の狭間に生きていたようにも思う。見終わっての感想だけど、別にそれが特定の刺激による脳の反応でも神様のお導きでもいいじゃないか。自分がどう考えるかは自分で決めたらいいし、科学の説明を信じながらも、神の声を信じてもいいよねって思える。とにかく見てよかった楽しい番組であった。

子どもは犬とオオカミの進化についての前後編がとても面白かったと言っている。私は人類の進化についてのがいい。まぁ皆様もだまされたと思って一度見てみたらいいと思う。こんな番組が空き時間にいつでも自由に見られるならいいなと心から思う。お金持ちになったらビデオ・オン・デマンドが使えるんだけどね(笑)

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今日の見もの(機動警察パトレイバー 2 the Movie)

2011年12月28日 21時37分01秒 | 見もの

機動警察パトレイバー 2 the Movie
1993年(平成5年)日本 114分 押井守監督

前回も書いたんだけど、本当は3作を一気に見た。でも色々あってなかなか書けなかっただけ。自分的にはどんどんよくなってきた感がある。1作目は名作だが、以降どんどんダメになっていくという印象の物が多い中、味付けも違うし、別物として楽しむことも出来る希有な存在(は言い過ぎだよね(笑))って感じ。

1999年、東南アジア某国でPKO部隊として日本から派遣された陸自レイバー小隊がゲリラ部隊と接触。発砲許可を得られないまま壊滅する。しかし一人の生存者がいた。破壊されたレイバーから脱出した彼がそこで見たのは、異教の神像が見下ろす古代遺跡であった・・。

「方舟」の一件から3年後の2002年冬、かつての特車二課第2小隊の面々は、隊長の後藤と山崎を除いて新しい職場に異動し、それぞれの日々を送っていた。そんなある日横浜ベイブリッジで爆破事件が起こり、それは自衛隊の戦闘機F-16Jらしき物体から放たれた一発のミサイルによるものであることがテレビによって報道された(実際は米軍機)。

事件に関する様々な情報が錯綜する中、南雲と後藤の下に陸幕調査部別室の荒川と名乗る男が現れ、「柘植行人(つげ ゆきひと)」という人物の捜索協力を依頼する。柘植は第一小隊隊長の南雲しのぶの元恋人でもあった。後藤は荒川の真意を測りかね、依頼を断るものの、直後にバッジシステムへのハッキングによって、自衛隊三沢基地所属機による幻の東京爆撃が演出されるという事件が発生する。これに過剰反応した警察の露骨な自衛隊への対抗行動により、一部自衛隊部隊の駐屯地篭城という事態にまで発展する。そんな中、ベイブリッジ爆破事件を調べていた松井刑事は、後藤から渡された荒川の資料を元に柘植と彼の組織を調べ始める。

その後も状況は悪化の一途を辿り、在日米軍の圧力もあって事態の早急な収拾を図ろうとした政府は、警察に事態悪化の責任を押し付け、自衛隊に東京への治安出動命令を下す。

そしてある雪の朝、埋立地から3機の戦闘ヘリが飛び立つ。その後、都内の通信施設・橋梁は次々に破壊され、さらに東京上空を周回する3機の無人飛行船から妨害電波が流され、都内に展開した自衛隊部隊は情報が途絶し“孤立”していった。戦闘ヘリの襲撃により特車二課は壊滅し、警察の通信設備も破壊されていく。東京を舞台にした仮想的な「戦争」が、現実のものとして創り出されていく。

同じ朝、後藤と南雲は海法警視総監列席の下で緊急招集された警備部の幹部会議に召喚されていた。緊迫した情勢下で南雲と警視庁上層部の対立が決定的となる中、特車二課壊滅を知った後藤は、この期に及んでもなお権力闘争と責任転嫁に汲々とする上層部を見限り、南雲と共に自らの手で事態を収拾する覚悟を固める。そして壊滅した特車二課に代わり、かつての第2小隊メンバーがAV-98「イングラム」と共に呼び集められた。

戦争という状況下に置かれた東京を舞台に、この「情況」を演出したテロリストを逮捕するため、特車二課第2小隊最後の任務が始まる・・。

見ながら思った。『これってロボット映画なのか??』

難しくて一度見ただけでは全部が理解できない。何かと言えば権謀術数だらけの世界で、何が正しく、どこまでが計算でどこまでが嘘(はかりごと)かわからず、その計算によってどう持っていきたいのか、結果をどう予測していたのかを考えるばかりで頭が疲れてくる。私は映画の中で2時間の夢の世界を過ごしたいので、疲れるのは御免だ。もっと単純なのがいい。その意味ではこれは『私の映画』には合わないのだが、内容は見応えがあったし、1作目と同じ人が作っているとは思えない別物の映画として楽しめた。

印象を例えて言うなら、初代ウルトラマンのジャミラの回みたいなもの。話がうまくできているので主役のウルトラマンが3分も出てこなくていい。ホンのおまけ程度に出てきただけで十分納得できる。この話もパトレイバーなんてどうでもいい。話自体がよくできている。これがエヴァでもガンダムでも何でもいい。主役は人そのものだった。

ランク:難しいが、もう一度見て理解したくなる作品。
    どうせならブルー・レイでどうぞ。

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今日の発見・知識(人類の特徴他)

2011年12月25日 13時20分07秒 | 発見・知識

あなたとめぐる 人類進化 はるかな旅
12月23日(金)BSプレミアム 後8:00〜10:00

  • 人類は「分かち合うこと」が出来る。ゴリラやチンパンジーは「自分のエサは自分でとる」が原則だが、人間は違う。それはエサの多い樹上に住んでいた彼らと違い、人間が草原に住んでいたから。
  • 草原は気候変動が激しく敵も多いので、助け合わないと命が危険。狩りのために協力したのではなく、生きるために協力する必要があった。『助け合い、分かち合う心の誕生』
  • 人間は直立二足歩行のため骨盤が横に穴が大きく、難産になる。出産に介助が必要。また生まれてきた子どもは世話がいる。そのためばぁさんの存在価値がある。子育てをみんなでする必要がある。普通では生殖能力のないばあさんは不要が自然の状態。
  • 勝ち残る会社は、「社内的には協力的 社外的には敵対的」
  • 農耕が始まり、土地を守らなければいけない→周りとの協力から、周囲が敵に変化。
  • サラリーが麦からコインへ変化。普遍的な物質。見知らぬ人との交流可。蓄積可。現代人の完成。
  • しかし現代人にも分かち合う心は残っている。脳波を調べるとわかる。
  • 神の存在を意識するとより協力的になる。

女性3人が(途中)トンチンカンなことを言う。内容も醜かった。しかし現代人の心をよくわからせた。演技か?それともそのために彼女たちを出したのか。男との心の差がよくわかる言葉。最後まで見てこの人選でよかったんだとわかった。

名曲探偵アマデウス

シューベルト 幻想曲ハ長調(またの名をさすらい人幻想曲)

  • 全楽章続いている。
  • あまり好きにはなれない曲調だった。 
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今日の見もの(機動警察パトレイバー The Movie)

2011年12月25日 12時52分03秒 | 見もの

機動警察パトレイバー The Movie
1989年 120分 日本 押井守監督

随分長い間放置してしまった。さすがに忙しさもピークを過ぎ、どうにか落ち着ける日がやってきた。皆様いかがお過ごしでしょうか。

この映画には前置きがある。

ある日のこと、私が「攻殻機動隊って面白いんだってね」とそのスジの友人に話しかけた。子どもが勧めてくれた話だからだ。その彼とのやりとりの中で出てきたのがパトレイバーで、どうやら奥深い話+近未来の話らしいと言うことで興味を持った。元々はガンダムみたいなロボットの話だろうと勝手に推理して、見る気にならないと放置していた物語ではあったのだが。

いつものTSUTAYAで80円セールをしていて、劇場版が3話ともブルーレイで残っていたのでそれを借りた。DVD版は借りられて無かった。TV版もOVAも全く見てなく、パトレイバーがなんなのかも、時代設定や背景も全く知らずに見た。

篠原重工の天才プログラマー・帆場暎一が、バビロンプロジェクトの要となるレイバー用海上プラットホーム「方舟」から投身自殺する。そこからこの物語は始まる。 

場所は変わってジャングル地帯。暴走したレイバーを自衛隊が攻撃する。破壊したレイバーのコックピットは無人だった。

1999年の日本、工事現場など生活の至るところでレイバーと呼ばれるロボットが使われていた。東京湾岸では東京の土地問題を一挙に解決しようと今世紀最大の洋上工事計画=バビロン・プロジェクトが推進されていた。ここには全国で稼動中の45%のレイバーが集中し、その整備は洋上プラットホーム=方舟で行われていた。しかし原因不明のレイバー暴走事件が多発。特車二課はHOSと言う新規搭載のOSがある条件下で暴走することをつきとめる。その条件とは高周波によるもので、大型建造物の間を抜ける風によって起こされていた。帆場はそれを計画し、OSにウイルスを忍ばせていたのだった。

発見と同時に大型台風が東京湾に接近してきた。その風によってHOS搭載全レイバーが暴走するだろう。それは接触した全ての機械にも感染するウイルスだった。特車二課は台風上陸前に方舟を解体しようと乗り込むが、作業途中でレイバー達が暴走を始めてしまう・・。

ブルーレイは早く返さないといけないこともあり、劇場版三つを一気に見た。レイバーとは何かも知らずに見たので、最初の10数分は意味がわからなかった。

見終わっての感想だが、自分には「ごく普通の物語」だった。

方舟、バベル、エホバ(帆場暎一名前を英語で書くとE.HOBAでエホバ)、また彼のID番号が666など、劇中の各所に旧約聖書や新約聖書の要素が用いられていてエヴァのごとくミステリアスなのだが、だからといって奥深いとも感じられなかった。無理してミステリアスにこじつけているようにも感じた。

ただ、ネットによると「映画公開当時の1980年代後半はまだパソコンの普及度が低い時代だったが、その頃から早くも「コンピュータウイルス」に着目し、映画の重要な要素として取り上げた点が高く評価されている。この種の題材を取り上げた先例としては米映画「ウォー・ゲーム」などがあるが、特定の高性能なOSが市場を独占し、社会システム全体を支配することへの警鐘や、「トロイの木馬」型ウイルスや当時のコンピュータでは未熟であったGUI的なI/Fなどの先見性も高く評価されて良い」だそうで、当時のことを考えればものすごい内容だったんだろうなと思う。今の時代に自分が見ての感想が「ごく普通」と言うことだ。2作目、3作目が(自分にとって)奥深かったので特にそう感じたのだという言い方も出来るだろう。まぁ上述が見終わった私の素直な感想であったと伝えておこう。

尚、この映画はレイバーもよく登場してロボット映画っぽいが、2作目以降はほとんど登場しない。レイバーは添え物的存在だ。戦闘シーンではなく、ストーリーで見せている感がある。

ランク:普通に楽しめるアニメ。
    アマゾンの書き込みによると
    ブルーレイの方がDVDよりいいらしい。
    細かいところまで見えたり、
    聞き取れない音が聞こえたりするようだ。
    レンタルで見て終わりならブルーレイがいいだろう。

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ウィンドウズ7のノートパソコンを使うようになり、15.6インチの画面のくせに横長で画面情報量が少なく、フォントも小さすぎてHPが見にくいので、先日から大きな文字に換えている。若い人には大きすぎる文字かも知れないが、自分にはこれぐらいでないと見られない。まぁこのページ自体が自分用の記録なのでね。ご理解ください。


今日の見もの(クローンは故郷をめざす)

2011年12月06日 22時00分32秒 | 見もの

クローンは故郷をめざす
2009年 110分 日本

NHKーBSの映画は、面白そうだったら見ることにしている。理由はノーカットであるということ。画質もいいし、時間がなければ録画しておいて見ればいい。知らない映画の、それもお金出してまでは借りないだろうと言う映画も多い。とんでもんない掘り出し物もあるから、タイトルに興味があったらとりあえず録画している。実は先日、面白そうな映画があって、それを録画しようとしていて忘れていた。その次にあったのがこの映画で、今度こそ撮り逃さないようにと意識して予約していた。昨日それを見たのだが、深く考えさせられる内容だった。見ていてひどく切なかった。

双子の兄弟がいた。のぼると耕平。元気で勝ち気な耕平に対し、優しくおとなしいのぼるはいつもやられて泣いていた。

ある日釣りに行った耕平は、行ってはいけないと言う深みにまで入っていく。止めるのぼるだが耕平は言うことを聞かない。ふと気づくと耕平の姿はなく、探し回るのぼるは決心して溺れた耕平を助けようと水に入っていく。手の甲にけがをしながらも自力ではい上ってきた耕平だが、そこにのぼるの姿はなかった・・。

自分のせいで弟が死んでしまったことは、彼の心に深いトラウマとなった。

成人した彼はアストロノーツとして宇宙ステーションの仕事に携わっていたが、危険と隣り合わせの仕事故、クローン・プロジェクトにも登録していた。母の死とともに自分も事故にあい死んでしまった耕平だが、科学者の力で再生させられる。しかしすべての記憶を詰め込まれた彼は、子どもの頃の記憶が強くでてしまい、失敗であった。科学者たちは失敗作に安楽死を選択し、かつて違法に孫娘のクローン再生を試みた天才科学者の助けを借り、再度クローン再生を試みる。今度は完璧であった。そんな彼は、かつて失敗作として葬られたもう一人の自分の存在を知り、それを探す旅に出る。昔母親と兄弟で住んだ田舎の家は廃屋となっていたが、そこに彼は一人目のクローンの死体と宇宙服を発見する・・。

うちにもちびがいるが、子どもが死ぬのは悲しいという言葉で言いきれるものではない。そんなシーンが出てきて、また生きることの葛藤、生とは何か、死とは何か、親の愛を求めたい気持ちや自分の行動への呵責、後悔・・、そんなシーンの連続で何度見るのを止めようかと思ったことか。それでも止められなかった衝撃的な映画だった。

いつも書いている「映画=2時間の夢の時間」とは違うが、忘れられない映画の一つとなろう。自分の印象としては、2001年の宇宙の旅の精神版というところか。

今度ちびは東京へ行く。2週間ほどなのだが、無事に帰ってきてほしいと願うばかりだ。危険な場所でもなく、たった二週間でもう一度会えるんだから何の心配もない。なのだが、この映画を見た後なので、なぜかしら心配で仕方ない。途中で止めたかったのも、半分はそれだ。しかし、、、この映画は深い。

ランク:細かいところまで全部わかる訳じゃないが、名作の香りがする。
    深く考えさせられる映画だ。楽しい気分にはならない。
    精神状態注意。ホント、切ない・・。

2006年度サンダンス・NHK国際映像作家賞を受賞した中嶋莞爾のオリジナル脚本を中嶋莞爾が自ら監督して映像化。

モントリオール・ファンタジア映画祭最優秀撮影賞
ニューヨーク・アジア映画祭最優秀ビジュアル賞受賞

DVDを買うなら下記のメイキングまで入った特別版がいいみたいだ。

日記@BlogRanking

これ以外にも見ているし、書きたいこともたくさんあるが、今はなかなか書けない状況だ。まぁ焦らずにぼちぼち進むのがいいことなんだろうなと言い聞かせている。