ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

今日の見もの(福岡侍)

2013年08月31日 04時22分16秒 | 見もの

福岡侍
コミック 164ページ

久々の漫画紹介です。続き物ではなく一巻完結なので読みやすいと思います。880円ぐらいだと思います(アマゾン価格)

九州各県(福岡、長崎、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島)を美少女へと擬人化し、名所・食文化を紹介する漫画。※以下、内容やあらすじはネットを参考に(改)

一応主人公は「福岡」を擬人化した「福岡侍」で、彼女がお供を連れて九州各県の侍とともに、各県の観光地を巡り紹介するものです。九州各県に住む人ぞ知る小ネタを所々に挟みつつも、要所要所は抑えた内容となってまして、某TV番組で各県の話題を紹介するやつの本バージョン。食べ物の話題が多く、これを見ただけで九州に行きたくなること請け合い。他県のことは近隣の人でも知らないこともありますから、「九州住みの私も知らないマニアックなネタや大人向けのネタ等も多数あります」と書いている人もいます。全国の人が買って読んで良い内容と思いますね。

まぁ欠点と言えば、露出度の高いギャルたちが主人公ってことかな。これを会社や電車内で読んでいると周りの視線が痛いかなって。あと、私はこれを読んでいた時に衆人の前で吹き出してしまったので、その辺も注意してくださいね。

大変おもしろい本なので、中国編、関西編、北海道編とか欲しいんだけど、似たようなものでありませんかねぇ。各県の特徴というか悪口というか、を書いた本は目にしたことがあるんだけど、ある塊の地域を集中的に描いたのは記憶にない。やはり九州とか四国なんて地域は、塊としてある程度の特徴や対抗意識があるだろうし、旅行に行くとしても塊で描いてる方が役に立つしね。

話は変わりますが、私の地域では音程が外れることを「もげる」といい、いい加減に字を書くことを「ちゃら書き」と言います。いけない、可能でないことを「おえん」と言うのですが、これが他地域に通じなかったのはちょっとびっくり。言葉に限らず、その地域でしか通じないこと、その地域だけの常識ってありますよね。そんなことを改めて気づかせてくれる意味でも、この本を一読されることをお勧めします。

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後日談

2013年08月30日 16時45分27秒 | 備忘録

すみません、チビと遊んでいて下書きと間違って投稿してました。お恥ずかしい限りで。(^^;)

では気を取り直して本文へ

書きっぱなしってのも無責任だし、書いた時とちょっと印象が変わったものもあるので、時々後日談を書いてみようと思う。

1.最初はストーンズのCDから。

このCDは、先日書いた50周年コンサートのイギリスでのものを収録したもので、DVDのおまけだ。ちゃんと NOT FOR SALE と明示してあるし、当然海賊版と考えていた。

ところが、車で聴こうとMP3に換えようと x-アプリ を起動したら、、、

インターネットからちゃんとCD情報を取得してしまった。※タイトルジャケットだけは私が適当な画像を貼った。

このCDには同じ日の同じ曲目のオフィシャル盤があるのか?? まさか海賊版情報までソニーが取得できるようにしているとは思えない・・。ちょっと不明。

ところで、このCDはCD-Rで焼いたものだが、「ボーナス・ディスクとして映像とは別マスターを使用した臨場感溢れる高音質オーディエンス録音で完全収録した」ディスクという紙が入っていた。マイクを通した音の録音ではなく、フロアでPAから出てきた音の録音のようだが、まぁおかげで「臨場感溢れる」も嘘ではないかな。コンサートではこんな感じですよね。確かに映像より音がいいのは事実。

2.じょしらくをくだらないと書いたけど、4歳のチビには好評でした。チビが暇で遊んで欲しいけど自分が仕事がある時に、時間つなぎに見せたのだけど、30分楽しんで、後日「あのお姉さんの出るやつが見たい」とまで言っていたので、内容がわかっているかはともかく、チビ向きの番組であることがわかった。

とはいえ、チビはお姉さんの出る話は基本的に好きだ。近所の子供でも、小学生のお兄さんは遊んでくれないけど、お姉さん、特に小学校高学年ぐらいになると小さい子の世話を焼いたり焼きたがったりする。チビ的にはおねえさんはいい人なのだ。

そんなこともあるから、じょしらくがいいのかお姉さんだからいいのかがちょっと不明だけど、30分で3本なので時間の長さも適当なのかも知れない。

とまぁこんな感じで時々後日談も書きたいと思います。書き込みを読んで不明な点などあれば、後日談でわかることもあるかも。まぁ何事にも時間が必要な時もありますよね。

おまけ:ストーンズのコンサートを聴いていて、ギミー・シェルターがあれほどの名曲だとは思わなかった。今ちょっとハマっている。特にアメリカでのコンサートのレディ・ガガとの曲はすごみがあって素晴らしい。ライブってこういう楽しみもあってホントにいいよね。

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今日の見もの(スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン)

2013年08月29日 09時42分35秒 | 見もの

スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン
STARSHIP TROOPERS: INVASION
2012年 Anime 89分 アメリカ

スターシップ・トゥルーパーズっていうと、他の星でバグと戦い、突き刺されて死んでいく風景を笑いながらCMにして隊員を募るってシーンのある映画だよね。あの妙なノリと、軍隊をあざ笑うような展開がおもしろくて、二作ぐらい見た覚えがある。

バグに猛襲された地球連邦軍の宇宙基地から脱出に成功した巨大戦艦が突如消息を絶った。パワードスーツで武装した精鋭部隊を乗せた宇宙船が救出に向かったが、戦艦はすでに大量のバグに占拠され制御不能となっていた。しかも戦艦が目指していたのはなんと地球。事態が掴めぬ中、バグに徐々に追い詰められるトゥルーパーズ。この絶体絶命の危機に、若き将軍ジョニー・リコとトゥルーパーズは地球を守るために決死の作戦に打って出る・・。※あらすじはネットより(改)

見終わっての正直な感想は、『やっぱり3D-CGは気持ち悪い』ってことだ。

アニメだということだったので、手描きとまでは言わなくても、人間の力で描いていったものならと期待したが、いつもの表情の張り付いたようなマネキン人形の動く動画は、気持ち悪いだけでいいとは思わない。

「CGもここまで来たのか、素晴らしいクオリティ!」と賛辞を贈っている人もいるので、私以外の人の感じ方は違うのかも知れないが、私は機械・背景などはCGで構わないが、人間をCGにするのはどうしてもいいとは思えない。いつか人の技術を超えるぐらいのCGが出来たらいいんだけどね。それまでは人間をCGで動かすのは反対だ。鎧を着ているなど、顔の表情、髪の質感などが不要なシーンは別よ。

パワード・スーツを着て戦うスタイルになった。その質感はGOOD!

さて内容だが、特に得るものもなく、考えさせられることもない普通の娯楽映画。がんがん撃ちまくって多くの人が英雄的行為をして死んでいくのを良い映画と思うなら価値があるだろう。私なら、あのバグの数を見ただけでもうダメだと思うところを、さすが兵士と言うべきか。素晴らしい活躍だ。

終わり方にも、次作につなぐ伏線があるのかも知れないが、私がもう一度見るかと言われると微妙。TVでやっていたら見てもいいかなってレベル(私にとって)。

ところで、日本製アニメってことだ。ソニーが作ったのか? 興味のある人は一度ネットを探検してみたら良いのではないでしょうか。

こうやって見ると、昔ながらの手描き(パソコンを使っていても)の日本アニメは質が高いなぁ。今度はそんなやつを選ぶことにしよう。

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今日の見もの(プロメテウス)

2013年08月28日 06時41分29秒 | 見もの

プロメテウス
Prometheus
2012年 123分46秒 アメリカ

最近、折角の時間を映画に費やしているのにハズレが多く、少々むかついていた。映画に怒っているわけじゃなく、それを選んだ自分に腹が立っていた。このプロメテウスは、鳴り物入り映画だったし、人類のルーツを宇宙人に求めるのだからおもしろくないはずがない。今までの失敗を取り戻すために、それこそ満を持してこれに決めた。ほんでもって目が悪くなっていることにも鑑み、日本語吹き替え版にした。

遥か古代、岩と水しか見当たらない惑星に飛来する異星人の船。地上に降り立った人間型宇宙人が黒い液体を飲むとその体が急激に溶解し始め、その自らのDNAを惑星全体に拡散させる。

2089年、考古学者であるエリザベス·ショウとチャーリー·ホロウェイは地球の古代遺跡から星図を発見、その構図はいくつかの異なる複数の古代文明で見つかった星図と共通点が見られるものであった。ここから人類がはるか昔から追い続けている人類の起源の謎の答えとなる未知の惑星の存在が浮かび上がる。

ウェイランド・コーポレーション選抜の科学者たちを中心に編成された調査チームは、宇宙船プロメテウスに乗り込み星図の示す太陽系を目指して出発する。乗組員が冷凍休眠で眠る間、アンドロイドのデイヴィッドが宇宙飛行を担当した。アンドロイドのデイヴィッドも航行中に宇宙人エンジニアと交渉出来るよう各種学習に励む。

デイヴィット、彼の演技は秀逸

2093年、衛星LV-223に到着した宇宙船内で乗組員は今回の調査の目的について説明を受ける。ショウはエンジニアなる宇宙人が存在し、それが人類誕生の謎を解く鍵を握っていると語る。調査ミッション責任者のメレディス・ヴィッカーズは万が一エンジニアと遭遇しても一切コンタクトを取らず、ただちに自分に報告するように忠告する。

しかしプロメテウスが大気圏を飛行中、地表に列をなして並ぶ沢山の巨大なドーム状の岩山を偶然発見。岩山の先頭近くに着陸、今日はクリスマスだからとホロウェイは制止する船長の言うことを聞かず、無計画に岩山への探検へ出かけ、先頭のドームの内部に入る。

ドーム内ではデイヴィッドが構造体のホログラム映像を起動させ、エンジニアたちが走って逃げて行く光景が再生される。その先でエンジニアの死体を発見、死体はおよそ二千年前のものと思われた。その持ち帰ったエンジニアの頭部からDNA型を分析し、人間のDNAと完全に一致するとの結論に達した。やはりこの巨人が人間を創ったエンジニアだったのか。ではドーム内部にあった円筒系の容器はいったい何なのか・・。※あらすじはウィキより(改)

失敗だ。おもしろくもなきゃ、考える(させる)ことも全くない。PG12指定だったようだが、残虐なシーンを売りにした(故の指定)映画なら価値があったのかもしれない。内容はダメダメだ。

あっちこっちに伏線というか、謎というか、ヒントがちりばめられたままで、これから作る2,3を見て、「あぁなるほど」ってことにしたいのかも知れない。私ならこの内容なら2,3を見ようとは思わないが、続編で神展開してくれるなら今の二時間も我慢しようということだ。

下半分が某映画へ続くことを示す絵

どうしても許せないのが声優。

主人公の女性博士だが、なんじゃあれはと言う棒読み。中学校の文化祭の主役なら、きっと降ろされているぞ。脇役でももうちょっとどうにかしろよって突っ込まれるだろう。これがプロか?? 剛力とか言う人らしい。TVやドラマを見ない私だが、名前は聞いたことがある。と言うことは有名な人なのだろう。しかしこのダメさはプロとは思えない。下手とか言うレベルじゃなく、損害賠償レベルだ。噴飯物じゃなく、脱糞もの(韓国チックに、笑)だ。

吹き替え版で愚弄されたかわいそうな主人公

こんな吹き替え版作ってこの会社は楽しいのか? 弱みを握られていてこの配役にせざるを得なかったのか。それとも客を馬鹿にしているのか。かわいそうに、この女優までへたくそに感じてしまう。犯罪と言ってもいいな。

見たい人は見てもいいけど、絶対字幕版で見ることだ。仲良しの友人と集まった席でなら、吹き替え版を見てみんなで嘲るのも良いだろう。

この声優役が満足した仕事をしていると言える人がいたら是非会ってみたい。希有な存在か嘘つきだけだろう。映画がかわいそうだ。

なお、映画冒頭のシーンは、「遥か太古の地球を訪れた宇宙人が、地球の生態系に適した新生命体を生み出すべく、黒い液体を飲むことで自身のDNAを変化させ、これにより人類の起源となる新型遺伝子が誕生した」だそうです。

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今日の見もの(ロラックスおじさんの秘密の種)

2013年08月27日 17時56分35秒 | 見もの

ロラックスおじさんの秘密の種
Dr. Seuss' The Lorax
2012年 86分 アメリカ

一度見かけたが途中で挫折し、昨晩チビが何か見たいと言ったので今度こそと一緒に見た。

少年テッドの住む街はすべてが人工でプラスチック。外は一本の木さえ育たないほど最悪の環境状態にある世界だが、彼が住んでいる街だけは実力者のオヘア氏によって環境が整えられ、空気もきれいで過ごしやすく保たれる状態だった。そして街のみんなもその環境に満足して喜んでいた。

ある日、テッドは、好きな女の子・オードリーが見たいという本物の木をプレゼントしようと決意する。おばあちゃんから、かつての緑いっぱいの街を知るという、街の外に1人で住んでいる謎の老人ワンスラーの存在を教えてもらう。そこで聞いたのは森を守る不思議な住人・ロラックスおじさんの話。ロラックスおじさんを戻ってこさせることができれば本物の木を手に入れることができるはず。そのためにはある秘密の種を街の中心にまくしかないと教えられる。

ワンスラーはテッドにひと粒の種を渡す。しかしそんなテッドの前にオヘアが立ちはだかる・・。※あらすじはネットより(改)

映画が始まってすぐチビが『これ見る』と言ったので引き続き見ることにした。4歳の子にとって90分は長い。興味のない映像には集中力が続かないのだ。興味さえあればウルトラマンやプリキュアの映画がどんなに長くても大丈夫。

彼女が始まってすぐそう言ったのは色の鮮やかな映像のためだろう。あらすじに「人工の」とあるが、いかにも作り物っぽい鮮やかで人工的な色彩の街、後に出てくる天然(笑)の木や動物たちも全て極彩色の人工色っぽい画像。私たちには毒々しいとまで感じられる色でも、小さな子にとってはきれいで素敵な絵なのだろう。

内容だが、自然を壊すことで文明を築いてきた欧米のやり方、金のためなら何してもいい、金を儲けた人が成功者=正義というアメリカ的価値観を醜悪なまでに描き、おかげでこうなった、反省して自然のバランスを保つ善行をしましょ、私たちはこんな素晴らしいことを成し遂げたのですよと歌い踊る。東洋、特に日本人やネイティブインディアンの考え方からすれば、「稚拙で馬鹿な考え」にやっと気づいたかと蔑みたくなるような展開。

日本が先進国でありながら木が残っているのは、例えば大きな木を切って神社などの修理に使う時も、山の神様に祈り、酒を捧げ、どうか切らせてくださいと理由を言って頼むというしきたりを踏襲してきたから。金のために外国産の木を植林して、経済的に成り立たなくなったから放置するような山の持ち主とは一線を画す山の守りをしてきた人のおかげ。

未だに日本人の心の根底にある「バランスを崩してはいけない」と言う真理は、ネイティブアメリカンの考えとも同じであり、お釈迦様の「耽る」ことを戒める考えとも通じている。

そんな日本人から言えば、この主張は醜悪なものだ。幼稚なものだ。が、しかし、欧米の人間から言えば新鮮で目を覚まされる真理なのだろうか。

私は見ながら、その醜悪さに辟易し、電源を落としたかった。

が、それは大人の話であって、小さな子供にとってはどうだろう。

4歳の子なら、誰かが道徳的・倫理的説教をたれるのとは違い、このきれいな画像を見ながら、自然と教えられる・考えが身につくものなのではなかろうか。それは素晴らしい。と言うか、そのための映画なのではなかろうか。それなら十二分の価値のある映画であり、多くの人が手にすべきものでもあろう。小さなお子さんと親が一緒に見てくれたら、この映画も本望なのではないだろうか。その前に、親がしっかりした価値観を持っておくべきでもあろう。親が試させる映画と言ったら大げさかな、イヤそうでもあるまい。

切り倒された木とロラックスおじさん

違和感があるとしたら、日本人にとって「自然」と「緑」は同値だが、この木たちは全てが極彩色で葉っぱさえないことか。人工の街との対比があるにもかかわらず、木そのものが人工のおもちゃにしか見えない。ファンタジーと言ってしまえばそれまでだが、その辺はちょっとね・・。

あと、声優陣がひどい。ワンスラーなんて聞くに堪えない。志村はいいとしても他はどうにかならなかったのか。日本語吹き替えを止めたかったが4歳の子供に字幕を読ませるわけに行かないので仕方なかった。最近、芸能人のやっている声優役で満足することが少ない。名前だけで売りたいのなら、もう芸能人を使うのを止めて欲しい。プロの仕事はプロに任せてよ。こんなことしてたらDVDも売れなくなるし、映画館に行く人もますます減るぞ。

それはとても残念なことだ。

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今日の見もの(もやしもん リターンズ)

2013年08月26日 12時03分53秒 | 見もの

もやしもん リターンズ
全11話 もやしもん製作委員会

私が見たのはDVDでもブルーレイのそれでもなく、TVを録画したものだ。TV画面を撮影するのが面倒なのでネットの上を使った。

「農大で菌とウイルスとすこしばかりの人間が右往左往する物語」と作者が言っているもやしもんのアニメ二期。一期はもやしもんで11話。残念な実写ドラマもあったが、個人的にはアニメでないとと思う。

東京にあるとされる「某農業大学」(正式名称)に入学した、菌の存在を肉眼で視認できるという不思議な能力をもつ主人公・沢木惣右衛門直保をめぐる学園ドラマ。直保に見える菌はデフォルメされたキャラクターとして描かれ、菌たちがたびたび発する、「繁殖する」「発酵、腐敗させる」ことを意味するセリフ「かもす」(醸す)は、少なくとも私の周りでは流行していた(笑)。リターンズでは、恐怖の一夜を過ごした美里事件の後、いよいよ発酵蔵が動き始め、味噌・醤油・みりんに始まり日本酒の製造に発展する時期を描いている。その間に遙が結婚させられそうになりフランスに助けに行くとか、原作マンガ通りに展開していく・・。※ネットより(改)

こういうアニメ、原作とのギャップが大きくて落胆ってこともあるけど、もやしもん、同リターンズにおいてはそれはなかった。しかし、特にイベントがあるわけじゃなく、基本的に原作踏襲なので、何度も読んだ自分にとっては少々かったるい。そもそもこのマンガのいいところは樹教授の語るうんちくで、マンガではそれが小さい字でびっしり(途中までだったりとかもするが)書いてあって、実に内容の濃い学術的にもおもしろいところがあるのだが、TVでは一切ないのが不満。まぁ最後に菌劇場があり、それはおもしろく満足なのだが、本にある濃密感は感じられないな。

絵も声優陣も原作を壊してないし、初めて見た人なら絶対楽しいと思う。オリジナルのもやしもん(第一期、上)も併せて楽しんだらいいと思う。今からなら、ビデオ→マンガの順を勧める。マンガは確か12巻ぐらいまで出ていると思う。

そういや、最近には珍しく全く萌えのないアニメであるな・・。

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今日の買いもの(GRRR!)

2013年08月25日 14時36分36秒 | 買いもの

GRRR! ~グレイテスト・ヒッツ 1962-2012
ザ・ローリング・ストーンズ 3枚組 187分

ストーンズのCDは最近買ってない。嫌いになったわけでも興味がなくなったわけでもない。スタジオ録音に価値を感じなくなったからだ。

初来日の時にドームに行ってから、彼らのコンサートには何度か行った。今でも行けるなら仕事をさぼっていきたいところなのだがなかなかそうも行かない。仕方なくレコードを(CDか、笑)聴くことのなるけど、そのほとんどがLiveで、スタジオ録音を聴こうとは思わない。何度か書いたけど、ライブの出来ないロッカーなんて価値がない。ロックとはスタジオではなく会場で味わうものだ。

まぁそんなわけでスタジオ録音版は、聴くけど、どうしても買いたいほどではなくなった。デビューから20世紀中の全てのアルバムは持っているし、怪しい音源やDVDもあるからお腹いっぱいというのもある。

このCDは、以前書いたWOWOWで見たコンサートの最初の黒ゴリラの表紙だったので、まぁ聴いてみようかと考えた。懐かしい曲が時代順に網羅されているから、それも楽しいなって感じたのである。

最初の曲を聴いてちょっと驚いた。カム・オンだよね。時代を感じる。

キースだったかが言ってたけど、

「あの頃はビートルズだって恋の歌を歌わないといけなかった。」

まぁ曲からも歌詞からも、初期の歌ってそんなにおいを感じる。アルバムで言うとアフターマスぐらいからがストーンズって言っていいのだろうか。

個人的にはこのCDの1枚目の後半から2枚目が好きな曲が多い。ストーンズに触れたのはイッツ・オンリー・ロックンロールからだが、真剣聴き始めたのはミス・ユーぐらいからか。それからは遡って・・が多かった。だから初期の曲には良さを感じるが時代を感じたりはしない。むしろミス・ユーからスティール・ホイールズぐらいが私の時代に関わるCDってことだ。

余談だが、個人的にスティール・ホイールズは最高アルバムの一つと思っている。あの時にコンサートがあってホントにありがたかった。そのコンサートのおかげでライブ以外に興味が失せちゃったのも、考えてみれば当然なのかもしれない。本物は会場にあるのだから。

さてこのCDは通勤時に聴いているが、カーステレオってことで音質云々は評価できない。たぶんリマスタリングされてきれいになっているのだと思う。カム・オンはちゃんとモノのままのようで、疑似ステレオにしてひどくなるよりは絶対良かったと思う。まぁ車の中ではよくわからないんだけどね。

東京の先輩の帰省土産、値段不明

それよりももっとありがたいのがこっちだ。例のコンサートのイギリスでのもの。観客席から撮った海賊版で、撮り方も下手だし、複数人で撮っているから、人によっては見るに堪えないシーンが続く。でも熱気はよく伝わってくる。これはこれでおもしろい。

何が嬉しいって、この中に入っていたおまけのCD(2枚)。左側の少し金色がかった上下二枚のものだが、案外音が良い。PAから大音量が流されるせいもあって、不正録音しても音は結構よく録れるのだろう。複数人で録っているのか、人の動きによって音の伝わり方が変わるのか、音量に変化があったり、声と演奏のバランスが崩れたりするが、車の通勤時に聴くにはそう問題はない。有名曲ばかりだし、ライブの熱気が伝わり海賊版の映像よりは遙かに良い。

この手のものは地方では手に入りにくい。ホント先輩に感謝です。いつもいつもありがとうございます。大切にします。

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今日の見もの(キルミーベイベー)

2013年08月24日 18時28分37秒 | 見もの

anime キルミーベイベー
Baby, please kill me.
全13話 キルミーベイベー製作委員会

私、間違っていたことがあります。じょしらくを「つまらない、くだらない」と書いたり、長靴をはいた猫を「ひでえ映画」と書きましたが、あれらは名作です。これを見た後で、これ以外をくだらないとかひでえなんて書いたらいけません。これぞ元祖ひでえくだらねぇアニメです。元祖というか、究極のと言うか、世界遺産的というか、アニメ界の逆ノーベル賞的金字塔。出色の不出来。最低の逸品。どんな形容詞をつけようが罵詈雑言を浴びせようが、このアニメを言い尽くすことは出来ません。どんなにつまらない映画や本、まずい料理を食べても、この後なら涙がとまらない名作、この世のものとは思えない美味を感じることが出来るでしょう。アニメ50年の歴史中、燦然と輝く作品であることは間違いないと思います。

ごく普通に学校に通う「殺し屋」の少女・ソーニャとその友人・やすなが繰り広げる、コミカルで少しバイオレンスな日常※あらすじはネットより(改)

ネットでは絶賛されているし、涙が出てとまらないと書いている人も存在する。その文面からは、彼が、引きこもっている人や友だちのいない人、特殊な人の仲間と行間から感じられる。もちろん感じられただけで、本当は感性が豊かで天才的な人かもしれない。そんなユニーク(英語本来の意味で)のための至高(嗜好?)の作品に違いない。そんな感性に自信のある人は、レンタルなどせずBOXセットを買うべきでしょう。とにかくすごいそんな作品です、是非皆さんご覧ください。

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今日の見もの(グリーン・ランタン)

2013年08月23日 13時48分13秒 | 見もの

グリーン・ランタン
Green Lantern
2011年 114分 アメリカ

アベンジャーズ以来、アメリカンヒーローものを意識して見ている。これも名前から(実情は知らなかったが)アメコミヒーローに違いないと見ることにした。

今から数十億年前、不死身の種族が宇宙最高の力を入手。彼らは宇宙の“ガーディアン”となり様々な星から勇者を選び、宇宙警察機構〈グリーン・ランタン〉を作り上げた。だがそんな彼らに最大の危機が訪れる。伝説の戦士アビン・サーが無人の星に封じ込めた最も危険な敵・パララックスが封印を破り、復讐を開始したのだ。

新たなパワーを獲得した彼に襲われ、致命傷を負ったアビン・サーは近くの星で新しいメンバーを選ぶために宇宙船を発進させる。一方、彼が向かった星・地球では一人のテスト・パイロット、ハル・ジョーダンが戦闘機を操縦していたが、自信過剰でお調子者の性格が災いして重要なテスト飛行に失敗。なんとか墜落寸前に脱出したハルは、社長の娘で次期経営者候補のキャロル・フェリスから謹慎を言い渡される。

海岸に不時着したアビン・サーは“恐怖を克服できる勇者”を選ぶ宇宙最強の武器パワーリングに「しっかり選べ」と声をかける。だがそのリングが選んだのはハルだった。アビン・サーは栄誉と責任ある役目をハルに引継ぎ息を引き取る。パララックスは4人のグリーン・ランタンを殺し、2つの星を滅ぼした。しかも相手の恐怖を吸い取ってパワーとするため、戦うたびに力を増している。グリーン・ランタンのトップに立つ戦士シネストロは、宇宙の存続すらも危ぶむガーディアンたちに最強の部隊を率いて勝利すると宣言した。

アビン・サーの遺体は政府に回収され、生物学者ヘクター・ハモンドに調査が依頼される。だが父親のロバート・ハモンド上院議員のコネだけでトップシークレットに関わることになったヘクターは何ひとつ解明できない上に、解剖中パララックスの細胞に感染してしまう。そんな中、グリーン・ランタンの拠点、惑星オアに呼ばれたハルは、案内役のトマ・レーから、心に描いたイメージを物体化するパワーリングの使い方を指導されるが、意志の力が弱いハルはうまく操れず、訓練係のキロウォグに叩きのめされる。ハルの弱点は恐怖心だと見抜いたシネストロは「お前が後継者ではアビン・サーを侮辱することになる」と怒りを露わにする。運命から逃れたいと悩むハル。だがその頃、ヘクターの導きでパララックスは地球へと向かっていた……。※あらすじはネットより(改)

もう何も言うことはない、ひどい映画だ。ストーリー展開も主張もウルトラマンと同じだから、幼稚園児と一緒にウルトラマン映画を見ている人ならこのストーリー展開に笑いが出て楽しいに違いない。

特撮はそれなりに良いが、主人公が情けなくいい加減で、まぁ監督の言わんとすることはわかるが、映画にするほどのもんじゃないでしょうって感じ。※敵が地球の都市を襲うシーン、たこみたいなのが触手を伸ばして襲ってくるシーンはなかなか感動する特撮だった。ここはお勧め。

子供の頃見たヒーローは、それが甦るだけで嬉しいもので、たとえ映画がダメダメでも動いているヒーローが見られるだけで嬉しいと思っている。私にとってはそれがウルトラマンだ。だからバットマンでもスーパーマンでも、アメリカ人がこの手のヒーロー映画に夢中になり、作り続けるのもわかる。だけどこれはないでしょう・・。商業的にも失敗したんじゃない?いくら何でもこの内容では。

ということで、パーティーみたいにみんなが集まって、余興で見て色々言って楽しむならいいけど、わざわざお金出してレンタルして貴重な時間を使って鑑賞するのは止めた方がいいと思う。ああ、「アメリカンヒーローファンを除く」だよ。

もう一つわからないのが、アメリカ人的にはヒーローは身体の線のくっきり見えるフィットスーツにぴったりタイツでないといけないの?ってこと。

日本人にとってのヒーローは巨人ですよ。ウルトラマンもマジンガーZも。確かにそうだけど、仮面ライダーやガッチャマンみたいな等身大もあれば、ウルトラセブンのようにミクロ~人間サイズ~40mまでサイズが変えられるものもいる。確かに一定の決まりもないとは言えないけど、全員がタイツマンのアメリカンヒーローとは違う。

私にはヒーローはタイツを穿くと言うアメリカ的決まりが、どうしても理解できないのである・・。

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今日の見もの(たまこまーけっと)

2013年08月22日 19時10分34秒 | 見もの

 

たまこまーけっと
京都アニメーション 全12話

このアニメは放送時に知らなくて、友人が「お勧め」と言うので途中から録画した。BS11だったと思う。残念ながら知ったのが一話放送後で、第一話を見られるようになってから改めて全話見通した。

とある街にある「うさぎ山商店街」。そのもち屋の娘である主人公の北白川たまこは、商店街の人々に愛され、感謝しながら毎日幸せな日々を送っていた。大みそかが間近に迫った年末に彼女は、言葉を話す鳥と出会い、そこから、いつもより少し不思議な生活が始まる・・。※あらすじはネットより

主人公の北白川たまこ

正直言って、途中までただのかわいいアニメでしかなかった。特に何を言いたい訳でもなく、たまこの家や周囲で起こる色々なことを、この性格のよい子が受け入れていく物語。何があっても前向きで優しくぶれない。周囲の子もみんないい子供たち+いい住人。みんながたまこを好きで、たまこも商店街やそれに関わる人たちが好き。ぶっきらぼうな人も恥ずかしがりやの人もみんな受け入れられ馴染んでいく。鳥が言葉をしゃべろうが、何が起ころうが「まぁまぁすごいわねぇ」ですべてが受け入れられていく。会話も特別なことはなく、単なる日常が普通に流れていく。サザエさんやちびまる子ちゃんを商店街に特化させたような物語。

たまこの左が妹のあんこ(小学生)

で、どうやって終わるのかと思った。そのまま何もなく終わってこれは何だったのかと危惧したのだが、、、

今見終わって、これって深い物語だったんじゃないかと思っている。絵はかわいい。反応もかわいい。たまこは高校生らしいが、話す内容が子供っぽく、中学生と言っても違和感はないだろう。最後の展開のためにあえて17歳程度に設定してあるとのだろうと感じた。しかし、どんなに幼くても可愛らしくても、人は大人になるしそして別れていく。この物語では最初から多くの「受け入れ」がある。鳥を受け入れ、感情を出せない子を受け入れ、占い師を受け入れ、王子様までやってくる。これはすべて受け入れる人たちだ。唯一て手放す(別れる、出ていく)かもしれないのがたまこ。お父さんからも妹、家族、商店街の人たちも、今までいつも存在するのが当たり前だったものが唐突に消えるかもしれない状況。それがこのアニメの主題かと思った。

占い師のチョイちゃん(白ゴスバージョン)

今は何も感じて(考えて)ないことも、実はその時期が迫っていること。その「時期」に直面したとき初めて人はその大切さを思い出し、でもその別れを受け入れなくてはいけない。そんな現実をこのアニメはほんわかと見せてくれた。そして最後は、今はまだ大丈夫ですよとホッとさせながらも、もう覚悟しておいてくださいよと迫る。今自分はこのアニメをそう解釈している。かわいいだけのアニメじゃないのではないかと思っている。

しかしこれがアニメという世界の話で現実との違和感も感じながら見た。

普通の地方都市にはもう商店街などない。あったとしてもシャッター通りで、所々店が開いているだけだ。だって人は歩かない。歩いて商店街を通ることがない。だから店は成り立たない。シャッター通りになる。歩くのは小学生などの小さな子供か近所の学生とおばちゃん。少し離れればみんな自転車を使い学校に行く。通勤の人も、都市の中心部のごく一部を除きみんな自動車。と言うか、自動車以外で通勤するのが難しいのだ。商店街は駅そばのごく一部に存在する。つまり車に乗る人が買い物を出来ない場所なのだ。買い物が出来るのは大きな駐車場を持った郊外のスーパー以外に地方ではないのだ。

正直こんな商店街があったらいいと思う・・。

娘たちはしばらく東京にいたが、そこではみんな歩く。電車が発達しているせいもあって車はいらない。自転車も置く場所がない。だから歩く。なら商店街も存在できるのかなと思う。実際、彼女たちが東京にいる間、肉は肉屋で魚は魚屋で買い、ちゃんと近所に八百屋があったようだ。そんな店はちゃんと存在でき羨ましい。店というより、そこで人々の交流があることが羨ましい。こちらではレジでピッとしたらそれで終わり。無人レジまであってもう人から何かを買う、人同士のつながりがあるなんて状態じゃない。このアニメの商店街は、たぶん多くの地方都市では見られない異空間なのだ。それが「アニメの世界の話で現実との違和感」となる。アニメの中でしかない商店街という風景なのだ。

さて、このアニメは商業的な意味では失敗だったんじゃないかと思う。京アニと言うことで期待したのだが、絵も反応もけいおんの唯だし、5人いたメンバーが実質一人になれば魅力も小さくなる。深い悩みを持ち共感・同情・思い入れすることも視聴者にはないだろう。だったら、TVは見てもグッズに手を出すか、DVDを買うかと言われたら、たぶん多くの人が「TVが楽しかった」「満足した」で終わっているのではないだろうか。最後のシーンでチョイが首元を触るシーンがあり、彼女のそこに何か印があることをほのめかす。後日談としてOVAが制作されることは考えられるし、期待しているけど、続編は作られないだろう。そう考えると商業的には失敗かなと思ってしまう。

5人のいいとこ取りで一人にしたらたまこ?

ある人が「女性では萌えアニメは作れない」と書いていたが、私はそうかもしれないと思う。が、これ自体が萌えアニメとしての性格じゃなく、実はもっと深い物語じゃないかとの判断だ。

どの回を見てもイヤな気分にはならない。可愛らしいし、おもちを買いに行きたくなる。ワンクールで短いし、一度見てみるのもいいんじゃないかなってお勧めしたい。

最後までいぶかしかったのだけど、花屋のお姉さんって本当に女なのか!?声が男なのだが。

それだけが心残りである。

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