ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

懐かしマーケット

2006年11月30日 12時22分17秒 | 写真

倉敷・懐かしマーケットと言う催しがありました。

この催しは毎年この時期にありまして、蔦や落ち葉がきれいな時なので、買う買わないは別にしても出かけて楽しい催しです。

ぶらぶら楽しんでみる人ばかりじゃなく、この人はとても真剣に品定めしてました。鑑定団が流行って以降、愛好家ばかりじゃなく業者も来るみたいだから、こうなると自分の目だけが頼りですね。私はと言えば、価値あるものだから欲しいというより、気に入ったものがあれば買ってもいいかなという程度。値段が書いてないものばかりなので高いのか安いのかもわかりません。

広角で狙ってみました。35mm換算で21mm。被写体にぐっと寄らないといけないけどなかなか出来ないのが現状。

品の価値より、私には色や雰囲気の方が素敵。落ち葉の色と皿の色がいいでしょ。

買おうと品定めしているのは中年~初老の人が多いんだけど、思いの外若い人もいました。子どもにはおもちゃがないといけないよな。いいものがあったのでしょうか。

自分が買うなら絶対これだな。でも買ってどうすると言われたら使いようがない。今更丁稚奉公にはいかないしね。

一番不思議だったのがこのかぶりもの。たぶん頭がつっこめるようになっていると思いますが、買ってどうするのでしょう。貴重ではあるけど飾るしか使い道はないわな。

本日の傑作(笑)。鏡に人が写るようにシャッターを切りました。

もちろん偶然です。

人形には魂がこもっているようで、買うのをためらわれる。皆さんはいかがですか。

この人たちが見ているのはアナログレコード。家にも数千枚あります(元ステレオマニア)。売れるなら売ってしまいたい。と言うか、大事にしてくれる人ならあげてもいい。

アイビーでこういうことをすると絵になるよなぁ。このたばこの看板、昔はあちこちにありました。たばこ嫌いじゃなかったら買ってもいいな。嫌いだから手は出さなかったけど。


あなたの軒下(笑)

2006年11月29日 18時41分46秒 | 写真

歩いている時に何か目的がないと罪になるんです。意味もなく歩いていると放浪の罪かなんかになるはず、もう忘れちゃったけどね。と言うことで、今日は軒下とか壁、家のすぐそばの様子とかを撮りながら歩きました。

最初の写真は美観地区そばの駐車場の入り口の屋根の様子。白壁に紅葉はあうよなぁ。赤い蔦がよく似合う。

旧市役所前のお店の側壁。何のお店かは不明ですが、店先にワインの空瓶とか置いてあるのでたぶんこぢんまりとしたレストラン。フランス料理専門なのかどうかはわかりませんけど、洒落た感じで一度は入ってみたいです。

そういやこの店の前の黒板にメニューが書いてありましたね。見ればよかったです。

阿智神社下の通りの軒下。干し柿(田舎ではつるし柿と言ってました)をぶら下げてましたが、二つしかない上になぜか広告が巻き付けてありました。干し柿が木にあたると汚れると思ったのかな。私はにちゃにちゃがつくのを防ごうとしているんだと思いました。

大原美術館の新渓園の紅葉。日本庭園と赤色は合うよね。もう紅葉も終わりですね。


わんこ

2006年11月28日 21時14分55秒 | 写真

あのぉ、いぬ好きでない方はおもしろくもくそもないでしょうが(なんて下品)、いつも散歩する公園が落ち葉できれいなので愛犬を撮ってみました。まだ成犬にはなってません。人間で言えば成人式前のお嬢さんかな。

この日は小雨が降っていたのでほとんど誰もいなくて、リードを外してもらって最初はあちこち走り回っていたのですが、そのうち遊んでと寄ってきました。ひもを噛んで引っ張るのが大好きです。こんなの何が楽しいんだろうと思いますけど、何度やっても飽きません。毎日、ひもで遊んでとアクションを起こします。

きっといぬ好きの人はわかりますよね(笑)。


チボリの恋人

2006年11月27日 01時24分48秒 | 写真

人を入れた写真でないとおもしろみがないと感じている。ライトアップ+イルミネーションが始まってからチボリは恋人たちの空間になっている。そんなに寒くもないし、1000円という手軽なデートスポットだよなと思う。そんなカップルの一つがチボリ湖南のライトアップを見ていた。見ている方がいい気持ちになる風景だった。家に帰ってこの画像を見たのだが、色は白熱電球の下の時のような暖かい色だった。友人に言われたソフトで色補正してみたら、ホワイトバランスをばっちり補正してくれてきれいな色になったのだが、何となく合成写真のようなやつになってしまった。妙に立体感のある、さながら立体写真のように感じませんか。または風景に人物を合成した合成写真に見えませんか? とても変な気がしてきた写真なのです。

二人の見ていた風景はこんなのでした。この日はボートが多く水面がざわついていましたが、前日にはこんな鏡のような湖面でした。こういう日に行くのも楽しいんじゃないかと思います。

さて恋人たちならここに行くといいでしょう。この像の足に水をかけると恋が成就するとか。真偽などどうでもいい。そう思って二人で水をかけることがいいではないか。どんな像でもたくさんの願いが重なるとそれを起こす力が出てくるように感じている。全てのものに魂が宿るという日本人の根源的考えのせいかもしれない。


画家たち

2006年11月26日 16時34分01秒 | 写真

美観地区に行くと四角い大きな荷物を抱えた人たちがたくさんいた。旅行者か?それにしては持ち物が少し変、、、と思っていたら、それはキャンバスで、イーゼルや絵の具を詰め込んだ荷物だった。お互い見ず知らずみたいだったがすぐうち解けて話をしていた。私たちは島根からです。遠いからいま着いたばかりです。おたくは?横浜からです。もう受付はすませたんですか。いえ私も受付せずに描いているんです・・。会話からどうも何かの大会かコンテストでもあったみたいなのだがよくはわからなかった。この後1時間ほど小雨がぱらついたのでちょっと気の毒に思った。幸いやんでくれたけど、寒くなったからそれもアンラッキーだったかも知れない。

一人ものすごく上手な人がいて、その絵が欲しいなと思った。淡い色調の水彩画だった。描いていたのは横浜から来たと言う初老の紳士だった。

美観地区の一本北筋の道を歩いていると晴れ着の子を見つけた。阿智神社で七五三参りでもしたのだろうか。とてもきれいな着物だった。この子もきっとうれしいのだろうが、慣れない髪型のせいなのかしきりに前髪を気にしていた。傍らのお父さん、自慢の娘なんだろうな。幸せそうな親子だった。

アイビーで民芸21と言う催しをしていた。ここでは外国の民芸品をほんの少しだけ展示していた。駅にも大きなパネルでコマーシャルしていたのだが、どこでとも有料とも何が展示してあるとも書いてないただの文字だけだったので内容はわからなかった。係員に聞いてみると、公のやっている催しであること、外国のものの展示はここだけであること、そばの公民館では中学生の調べたことの展示があることなどを教えてくれた。言い方や態度から、市役所かなんかの人だなと思った。仕事でしたくもないのに休日出勤か、、と思っているのだろうと感じた。


流れ星

2006年11月25日 09時08分09秒 | 写真

ぶれました。ブラしましたと言っておきます。普段は単写設定ですがブレを防止しようと連射にしてまして、その時の最後の写真がよくこうなります。シャッターが開いている間にもう撮り終わったと思ってカメラを動かしてしまった場合です。思いのほかきれいな写真になることもあるのですがこれをわざとしようとするとなかなか難しい。人にはテクニックでこう撮ったんだといっておきましょう。

元の電灯の光がきれいな色なので筋がいい感じ。

子供がクレヨンで描いた絵みたい。太い筋、細い筋の混在がうまくいきました。

昨日からIMEを使っているのだけれど、これがホントにばか。ATOKとは比較することはできないな。再起動して元に戻そう。


祈りのキャンドル

2006年11月24日 23時19分57秒 | 写真

倉敷美観地区にはクリスマス飾りの店があり、そこでは年がら年中クリスマス飾りだけを売ってます。最初に見たのは、いや気づいたのはか、昨年の今頃で、その時にクリスマス用品を売っていても何の不思議もなかったんだけれど、1月にも真夏にもクリスマスのものだけ売っているのはさすがというか、美観地区だからやっていける商売というか・・。

で、隣のアイビースクエアですが、ここにはろうそく屋さんがあってこれで飾ってくれるのでとてもきれい。そこの店だけがやっている企画じゃないだろうけど、アイビーの中庭にはこういうキャンドルピラミッドがお目見えしてます。

昨年は願いを書くのは無料だったと記憶しているけど、今年は100円みたい。そのせいか始まったばかりだからなのか願いの文字があまり見えませんでした。今が書き時(笑)です。恋人と二人でどうぞ。12月25日のクリスマスまでみたいです。


まだまだ紅葉

2006年11月23日 18時39分05秒 | 写真

美観地区に行ってみた。まだまだ紅葉が楽しめた。近くで見ると葉がちりちりと縮れているのだが、こうやって遠くから眺めるといい感じに見える。大原美術館前の倉敷川沿いの楓風景だ。

大きな秋だけじゃなく、小さな紅葉を見つけるのも好きだ。これは大原美術館入り口の足下で見つけた赤葉。大原の石垣の蔦はほとんど枯れて散ってしまっている。

アイビーでは懐かしマーケットというがらくた市をやっていた。車まで売っていた。寅さんの使っている茶色のレトロ鞄があるなら買いたいけど、鑑定団のおかげで何でもかんでも高くなっているような気がする。買えるようなものはなかった。

今週末倉敷に来た人はラッキーかも。いや、これを狙って旅行するのが当然なのか。歩いていると訳のわからない言葉をしゃべっている派手な若者がいて、ああ韓国か中国からの旅行者かと思ってよく聞いていたら日本語だった。オリジナルの日本語がしゃべられない人が多いので、ぱっと聞いたときに理解できないことが多い。中学生の書く文字なんて日本語じゃないものが多い。若者はいつもそうだけど、伝統を受け継ぐのが素敵と感じるまでには時間が必要だろう。

写真の人たち、これならいい写真が残るでしょう。よかったですね。


最後の赤

2006年11月22日 23時15分19秒 | 写真

寒くなりました。職場にはまともな暖房もなく、あってもなかなか使ってくれないので思いっきり寒いです。紅葉も終わりですね。ここは蔦で有名な建物なのですが、今年は紅葉する前にどんどんハゲチョロになってしまい、きれいにはなりませんでした。それでも一部を切り取ると綺麗かな。こういう時にモデルがいたらいいんだけど、誰かしてくれませんか。若い人は欲しくない。20代後半から30代後半ぐらいの人がいい。ま、絶対無理だけど。


車窓より

2006年11月21日 20時22分42秒 | 写真

車窓から昔乗っていたディーゼル車が見えた。これに乗って高校三年間を通った。もう廃線になって乗ることはできない。奇特な人たちが整備・保存してイベントの時に100mほど動かしてくれている。それはとてもありがたいことなんだけど、もう死んだ線、命のない電車を無理に動かしているだけで少しの切なさを感じる。もう昔とは違うのだと思い知らされるようでつらい。

客車が解放されていてそこに乗った。暖房が効いてて暖かい。連結部の車窓から電車が見えた。ドアを開ければ枠なしで撮れるのだが近づきたくなかった。窓越しに、壁越しに写真を撮った。ここに昔の恋人がいた。恋人とはおかしいかも知れない。彼女は私が好きだった。私も同じだった。でもお互いに何も言わなかった。わかっていたからか、それでも言い出せなかったからなのか。何も言わず、ただいつものたわいのない話がお互いにうれしかった。ここでもう一度彼女に会った。彼女は喜んでくれた。私もうれしかった。同窓会に行けなかった。今度は行くから必ず会おうと彼女は言った。約束だからとあの頃のように言った。50cm離れたところに顔があった。何かしようかと思った。彼女は嫌がるだろうか。嫌がらない気がした。

その刹那に聞いた。今は幸せなのかと。彼女はほほえんで、とっても幸せと言った。よかったなと思った。来年また会おうと言って列車を降りた。少しだけ満ち足りた気分だった。来年どうしようか、行かないかも知れない。今はそう思っている。