ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

アイビーのお稲荷さん

2007年01月04日 22時25分47秒 | 写真

用があってアイビースクエアに行った。時間が少しあったので正門を出てフローラルコートへ。前からここに赤い鳥居があるのは気づいていたけど行ったことはなかった。試しに歩を進めてみると稲荷らしい稲荷があった。れんが造りのしゃれた建物の横にお稲荷さん。それも赤い鳥居を連ねたお稲荷さん。この見事なまでのギャップが不思議。日本人でさえ不思議な光景なんだから外国人にはどう映るんだろう。正月のせいか非常に多くの外国人に出会う。その子どもの多く(女の子)が着物を着ている。着てみたかったんだろうね、この日本の素敵な服を。青い目の人たちだけでなくアジアからの人も多いみたい。普通に歩いていると気づかないけど会話を聞くと韓国だったり中国だったり。倉敷駅にもハングルの案内板があるぐらいなんだから、私が気づいてないだけでとても多くの人が訪れているのだろう。

以前ある外国人に言われた。

「日本は科学技術がものすごく進歩しているのに、なんでその粋を集めたハイテクビルの脇にお稲荷さんがまつってあったり、ビルの屋上に祠があったりするのか。」

彼女はその金曜日にもう一つ言った。

「あぁ日本人は土曜も仕事をするのね。」

まだ完全週休二日になってないときだった。本当に日本は先進国なのか、彼女はいぶかしく思っていたのではないかと思う。「日本に来る前は日本人はみんなお金持ちなんだと思っていた。みんなトヨタに乗ってSONYをもっていると思っていた。」 私は答えた。「君たちは日本人が働き蜂だと思っていたんだろ。働き蜂じゃなくて、働かなければ(生きて)いけないんだよ。」 彼女は今はそれがわかったわと頷いた。

だからといって自分が幸福ではないとは思ってない。それは自分が決めることだ。お金や休暇の長さが決めるものじゃない。外国人の尺度が同じかどうかはわからないけれど。

 

アイビーに行ったのはこのためだった。今日も天領太鼓を聴くことが出来た。3が日で5回。本当にこの新春は楽しかった。

打ち終わって発表があった。お兄ちゃんは13,14日に山本寛斎氏監督・総指揮により東京ドームで行われるイベントで太鼓を打つのだそうだ。300人もの打ち手がいる中で、メインの大太鼓の打ち手として出演するらしい。涙が出るほど嬉しかった。彼がどんどん認められ大きくなっていくのがたまらなく嬉しかった。一抹の寂しさもある。倉敷という一都市にとどまるべき器ではないけれど、どんどんメジャーになってなかなか倉敷に帰って来られなくなるんじゃないか、もう二度と聴けなくなるんじゃないか、そんな気がしている。聴けなくなっても大きく羽ばたいてくれたならそれでいいじゃないかと慰める。いつか有名になったときは、あのTAISHIはうちの町の出身なんだぜ、あの子が小さいときから私たちはずっと聴いていたんだって自慢してみたいと思っている。

打ち終わって、外国人を含む多くの人が彼の周りに集まって握手したり一緒に写真を撮ったりしていた。私も近づいた。声を掛けたかった。東京でも頑張ってねと言いたかった。でも言えなかった。またいつものように遠くから応援していこう。そう思ってその場所を離れた。東京で最高の和太鼓が打てることを祈っている。

宝物を見せましょう。チボリのガチャガチャコーナーでハマっている土偶&埴輪のおもちゃ。1個200円。お気に入りは遮光器土偶と縄文式火焔土器。その他全種類そろえました。なんかとってもうれしいです、こういうマニアなガチャガチャがあって(笑)。

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