ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲可哀相な山 武甲山  <後編>

2007-01-29 13:22:47 | ▲2007年山行報告

              

              ~  <中編> からの つづき  ~

 

 

ちょうどお昼になりました。

ごはんだ ごはんだ! ごはん食べよう!

さっきの第一展望台は ごはんを食べるにはちょっとね、ってことで

太陽がサンサンと射す暖かい斜面を陣取りました。 

 

 

 

 

 

今日の山ごはんは 牛丼でーす。

デザートはプリンだよ。

ごはんは朝おうちで炊いて ホカロンを抱かせてきました。

シェラカップにごはんを入れて 温めた牛丼の具をかけて食べるのさ、ルンルン♪

そろそろ温まったかな、ほんじゃごはんを入れて・・・・・っと思ったその時!!!!

なっ、なっ、なんと!!!

弱足隊員、シェラカップの取っ手部分をちゃんと固定してなかったために

ごはんを全部落としてしまった・・・・!

( ̄□||||!!   ( ̄□||||!!   ( ̄□||||!! 

私のごはんが・・・・・・・落ちた・・・・しかも地面に。

ショックで口もきけない弱足・・・・・。

この世の終わりのような弱足を見た副隊長が 

「半分あげるよ。食べな。」

(うれしい・・・) と思いつつも  「いいよ、いいよ、少なくなっちゃうから。」 と私。

しきりに落としたごはんの回りについた草や泥を落とすが 

ごはんがネッチョリしてるために全然取れない。

「汚いからやめなよ。 ほらあげるから。」

「大丈夫だよ。 アウトドア人間はこれくらい食べれなきゃ。」

ここで隊長がチャラッっと言った。

「誰かがここでウンコしたかもしれないよ。」

 ( ̄□||||!!  ( ̄□||||!!  ( ̄□||||!! 
 
ウン・・コ・・・・・・

ウンコには勝てない弱足隊員。  撃沈。

「だからさ、ほらあげるってば。」 

結局 副隊長から少し分けてもらうことに。

私を撃沈させた隊長の方を見ると 何事もなかったかのようにガツガツ食ってるし。

「ねぇねぇ、 この状態見てさ、普通なら 『僕のも少しあげるよ。』 とか言わない?」

「だって落とした人が悪いんじゃん。」

 ===(´□`;)==⇒グサッ!  

 
グレテヤル・・・・・

 

 

* 本文中に大変下品な言葉が出てきたことをお詫びいたします。
   真実を伝えたい一心でのことなので どうぞ寛大な心でお収めくださいますよう。 

  

 

 

 

 

そんな風にして怒涛の山ごはんの時間は終了し、下山します。

反抗期の息子と その母。 

 

 

 

 

 

下山は 表参道を通ります。

いきなりの雪の下り。

慎重に参りましょ。 

 

 

 

 

 

前にちょっと触れましたが 表参道は途中で 

「一般コース」 と 「階段コース」 に分かれます。

これは見ての通り、階段コース。

かなり急です。 しかもツルッツル!

隊長も何度か滑りそうになってた。

とにかくポレポレ歩きます。

 

 

 

 

 

 

どんどん下ります。 

 

 

 

 

 

見渡す限り杉林。 

 

 

 

 

 

「大杉の広場」 という休憩にもってこいの場所には

名前の通り、杉の大木があり、みとれてしまいました。

弱足も痩せて見えるほどの太い幹。 すごいです。 

 

 

 

 

 

 

なかなかないツーショット。  

 

 

 

 

 

副隊長、腰引けてますよー。 

 

 

 

 

 

不動ノ滝に到着。

下山開始して初めて人がいました。

水の音ってほんと癒されるよね。

 

 

 

 

 

 

手を合わせて通ります。 

「ロト6が当たりますように」   違うだろっ!

 

 

 

 

 

 

木々の間から見える 伊豆ヶ岳? に見とれる反抗期の息子と その母。 

 

 

 

 

 

そろそろ終点も近い。 

 

 

 

 

 

駐車場とうちゃーく!

お疲れ様! 

車は半分くらいになってました。

整理運動をして 使った筋肉をクールダウンさせ、

またあの秘密基地を通り自宅へ戻りました。 

 

 

 

 

これが今日のバッジ風絵。 
隊長の下絵、グー!
本物のバッジになるのはいつ頃かな。 → もうなりました! 詳しくはバッジリストへ

 

 

 

そしてこれはおまけ。  

2年前の春に羊山公園のシバザクラを見に行った時に携帯で撮った写真です。

小さくてすみません。

後ろに写ってるのが武甲山。

この時はここに登るなんて夢にも想ってませんでした。

この時期に武甲山に登ると シバザクラの微妙なピンクの色が

頂上からパッチワークみたいに見えるそうです。

 

今年は暖冬で、季節を早とちりしたお花さんの話題をあちこちで聞くから

もしかして今日も あわてんぼうのすみれちゃんに会えるかな、って思ってたけど 

どうやらすみれちゃんは サリーちゃんちに遊びに行っててお留守のようでした。
                                  (わかる人にはわかる)                               

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ポレポレ隊 今年二つ目のお山、武甲山を無事に歩き終えました。

ここは車を使わないと 横瀬駅からの長い長い道を歩かなければなりません。

ほら、あの秘密基地のある道路です。

平日だと特にトラックが多く、けっこう危ない。

なので一ノ鳥居までタクシーで上がり、裏参道を経て 

浦山口へ下りる人が多いようです。

今回もし隊長と二人のプチポレ隊だったら そのルートを行く予定でした。

でも3人で来れてほんと良かった。

またまた副隊長に感謝です。

それと タイトルを 「可哀相な山」 としましたが

武甲山は 秩父の産業を その身を削ってずっと支えてきた山でもあるのです。

可哀相なだけじゃなくって 本当はとっても立派な山なのでした。

10年後、もっと標高が低くなって 山容も変わってしまうかもしれないけれど

武甲山はいつまでも奥武蔵の盟主であり、

秩父のシンボルであってほしいと願っています。

ガンバレ! 武甲山!!!

 

隊長の反抗期がたった一度の山歩きで落ち着くとは思えませんが

これからも親として 近からず遠からず見守っていきたいと思っています。 

最後まで読んで(見て)くださって ありがとうございました。(よし、締めはOK)

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

武甲山 (ぶこうさん)   1304m 埼玉県

  日本二百名山 、 関東百名山 、花の百名山  

  コース・・・・・・一ノ鳥居(9:00) ~ シラジクボ(10:45) ~ 武甲山(11:30) 

          ~ 大杉の広場(13:06) ~ 一ノ鳥居(14:20)  周回コース

           

   全所要時間・・・5時間20分(含 休憩、昼食) 

   歩行時間・・・・・約4時間20分

     メンバー・・・・・・ 隊長、副隊長、弱足隊員 (いつものポレポレ隊)

 

 

                    続・ポレポレ隊が行く へ

 

 



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