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toyota hysteria

2010-03-10 13:19:48 | 海外ニュース
この様な記事が新聞に出るところが日本とは違ってある意味で米国社会の健全な所かも知れない。

記事 ロサンゼルス・タイムズ紙電子版 3/10/2010

Opinion

Toyota hysteria
Reaction to its cars' safety records is way over the top
By Michael Fumento

意見を述べられているのは Michael Fumentoさん。職業は健康、安全問題を専門分野とする非営利団体「独立ジャーナリズムプロジェクト」の役員とある。

彼は1991年にカリフォルニア州国道1号線の太平洋岸の景勝地 Gig Sur (上の写真、太平洋の荒波が打ち寄せる絶壁を走るヘアピンカーブ連続の素晴らしいドライブコースが続く)をトヨタ車MR2で走行中、突然の車の尻振り動作が原因で大事故に遭っている。この事故により彼自身は軽症であったものの、彼の奥さんは首と頭蓋骨を骨折したが奇跡的に回復した。事故当時、道路は乾いており、制限速度以下で運転していたそうである。

当時、トヨタはその車種をリコールの対象としなかったが、ある自動車雑誌のエキスパートドライバーにより不具合の指摘があったためトヨタ側は速やかに車の交換に応じ示談が成立した。しかし事故に対する製造者責任の賠償はなかったそうである。

普通であればトヨタ車に対して偏見を持つと人は考えるであろうが彼はそうではなかった。その後またトヨタ車を買っている。奥さんも同様である。

その経緯を記した後、現在の突発的な加速クレームの雪崩現象はセンセーショナルな見出しで煽るマスコミとおおげさな政府関係者によるヒステリー現象であると警鐘を鳴らすのである。

全米高速交通安全管理局(NHTSA)にはスピードコントロールの苦情が頻繁に報告され過去10年では約13,000件である。この間、トヨタ車の突発的加速と関連した(それが原因と云う意味ではないが)死亡件数は52件。

この10年でのアメリカでの自動車事故死亡者数は42万人、その間のトヨタの販売台数は2,000万台である。

長い記事なので一部だけ原文を抜粋する。

And although Toyota had almost 17% of total U.S. car sales in 2008, it accounted for merely 8% of total claims for deaths and injuries in the first quarter of that year, according to NHTSA. Edmunds.com found that while Toyota was third in U.S. car sales from 2001 through 2010, it was 17th in NHTSA complaints. Thus, even if every sudden-acceleration complaint proved valid, Toyotas are among the safest cars made.

「もし仮に今回の突発的加速問題がトヨタに責任ありと立証されても、これまで造られた中でトヨタ車は一番安全な車の一つである。」と主張している。

 巧妙なロビー活動だと意地の悪い見方をする方もあるかも知れない。もしそーであれば、トヨタのメディア対策もなかなかのものになって来たものだが・・・。さて、みなさんのご意見は?

Photo by Google Search "Big Sur"

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