朝辞白帝彩雲間
千里江陵一日還
両岸猿声啼不住
軽舟已過万重山
中国の桂林に家内と行ってきました。 ハイライトは桂林から陽朔まで漓江下りの4時間半。川下り当日の早朝は小雨模様でしたが、その雨も上がり霞んだ岩峰の連なりが続く風景は、まさに水墨画の世界です。桂林と聞くとやや陳腐な感じもしますが、実際に訪れると本当に素晴らしい、ワアンダフル。
桂林を含む中国南方カルストはデボン紀・石炭紀この辺りが浅海(テーチス海)だった頃堆積した、サンゴや貝などの石灰質を、その後の隆起と雨による侵食が作り上げた奇観です。
川下りの船は実にインターナショナル。フランス人、ベルギー人、インド人、ウクライナ人と日本人及び中国人スタッフが乗っていました。
観光の外国人とは関係ない河の暮らしもあります。
桂林市内にも岩山がボコボコあり実に面白い地形です。
下船地の陽朔は小さな町ですが、なかなかおしゃれな雰囲気です。
鵜飼のおじいさん。本当は写真を撮ると5元請求されるのですが船室からこっそり撮ってゴメンなさい。
川エビを揚げてるオバサン。このエビ、塩を振って食べるとビールのつまみに最高、ただし油に注意、中国ですから下水油と言う事も有ります。
中国の犬はなかなか立派で堂々としている。吠えないし尻尾も振らない。ちょっと狼ぽい感じがする。ただ、広東人はこれを好んで喰らう らしい。
中国にはこんな奴もいる。のんびり笹の葉っぱを食べているように見えるが、良くよくこいつの目つきをご覧下さい。実に小ずるそうな細っこい眼をして一体何を考えていることやら
中国の民芸品の老人は哲学者である。
桂林名物の豆板醤と生姜飴。豆板醤は辛いが旨いので大量に買い込んだぞ。
今回は4泊5日で29800円という激安ツアーで桂林に行ってきたのですが、僕等以外の日本人観光客は一人も見かけなかった。80年代、90年代には桂林だけでなく世界中の観光地が日本人で溢れかえっていて、石を投げれば日本人に当たる状況だったのが嘘のようです。
日本語しか出来ない中国人ガイドは商売上がったりで、これからどうやって喰っていこうか思案する事しきり。この桂林ツアーも風前の灯で、今年はこれで打ち止め、来年以降はどうなるか判りません、との事だそうだ。日本人観光客が多かった頃には成田や関空から直行便が何本も飛んでいたのが、今では上海、広州、桂林と3回も乗り継いで行く必要があります。こんな値段で桂林に行けるのもこれが最期かも知れませんね。
毎日寒くて(o>ω<o)
いい景色やね~
…にしても国内旅行より安
豆板醤楽しみに待ってる笑
だんだん寒くなってきたね