徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

骨折報告

2014年04月24日 | 日記

背骨を折って1週間が過ぎた。最初の三日間は痛くて痛くて泣けたが、1週間経つと痛みはずいぶん治まってきた。レントゲンとMRIを撮ったので医者に見せてもらうと、第一腰骨と第二腰骨が押し込まれるように変形している。下図のL1とL2だ。

人間、背骨が大事だって事は折れると良くわかる。なんせ、真っ直ぐに立てない、座れない。寝てれば何とかなるが寝返りを打つと激痛が走る。なにが困るって、判りますか?トイレですよトイレ!人間生きてりゃあオシッコもするし雲古も出る。これが困る。とにかく松葉杖にすがって立ち上がりペンギンのようにヨチヨチトイレまで行くのだが、この立ち上がるのが大変だ。

なんせ、背骨が潰れているのでその部分に体重をかけると激痛が走る。これを避けながら立ち上がるには工夫がいるのだ。まず左手をついて.... と書こうと思ったがやめた、一般人にはどうせこの辛さは判らんだろう。とにかく、3-4分かけてやっと立ち上がる事が出来る。それでトイレに行くのだが最初の三日ほどは便秘、雲古が出なくて弱った。いままで、毎朝快便で便秘などなったことが無かったのに背骨は痛いし、雲古は出無いし... 

便秘の原因は私が思うに二つ有る。ひとつは痛いので腹圧が加けられなくて押し出せない。もうひとつは飲んでいる薬。薬は4種類を毎食後に飲んだが、そのひとつにアイロメートと言うのがある。筋肉の緊張をほぐす筋弛緩剤だ。こいつのおかげで大腸もすっかり弛緩してしまい雲古が出ないのだ。三日目に(本当に)頑張って何とか出したが大変でした。それともうひとつ、ギプスをしていると拭けないのです。物理的に手が届かない。幸いなことに我が家にはウォシュレットという強い味方がいて事無きを得たが、これが無かったら女房に頼むしかないか... うちの家内に聞くと絶対に嫌とのこと、その場合はどうすべ?

薬と言えば骨折を治す薬は無くて、鎮痛薬である。これが、結構効く。病院から帰った直後は余りの痛さにうめき声が出ていたが薬を飲むと嘘のように痛みが引いた。ところが、薬が切れる明け方頃にまたズッキラズッキラ痛みが出る。飲んだのはロキソプロフェン、レパミピド、ノイロトロピンとさっきのアイロメートだ。この、ノイロトロピンというのが変わった薬で説明書にワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液とある。つまり、ウサギにウイルスを移し炎症を起こした皮を絞った液、という訳だ。これが、私には効く様で痛みがピタリと治まる。いったいこんなものが鎮痛剤になるなんて、どんな発想をしたのだろうか?そのうち調べてみよう。

ということで、1週間が経ちなんとか身体を動かせるようになりました。でも、先は長そうです。