徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

桜満開

2014年04月03日 | 旅行

先日までの雪が積もって寒かったのと打って変わって、急にポカポカ陽気になってきて桜も見頃です。

 

家内と改修の終わったばかりの宇治の平等院や京都の北山・鷲峰あたりを巡ってきました。

京都の仁和寺には御室桜という有名な桜があるのですが、この桜何が有名か、というと遅咲きで有名とのこと... 残念ながらまだ蕾でした。

『徒然草』 第52段.仁和寺にある法師

仁和寺に、ある法師、年寄るまで、石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、ただひとり、徒歩よりまうでけり。極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。

 さて、かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつること、果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意(ほい)なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。

 すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり。