徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

奇妙な建物

2012年01月08日 | ブータン ライフ

 暇なので、散歩がてらトルサ河を二時間ほど遡ってみた。すると、広い川原に奇妙な建物が、一体これは何でしょう?ほぼ直線上に3つのコンクリート基礎と一つの建物がレイアウトされている。建物への上り口は無い。高さは約10m。橋脚?取水塔?観測所?はたまた軍のトーチカ?

 まあ、ブータン人がこんなモノを造るとも思えないのでインド人だと思いますが、何でしょうか??

   


プンツオリン新年会

2012年01月03日 | ブータン ライフ

 早速プンツオリン在住日本人で新年会を開催しました。本日のメニューはスキヤキ! それも、ただのスキヤキでは無く、なんと手作りコンニャク入りです。コンニャクは以前帰任したSVから貰ったコンニャク粉があったのでそれで作りました。たったの40gの粉から1.5kgのコンニャクが出来ます。昔、白土三平の漫画・サスケで風上からサスケがコンニャク粉を撒いて追っ手を窒息死させる印象的な場面を子供心に覚えていて、こんにゃく粉の膨潤は知っていましたが確かに凄いですね。


乾麺・ほしうどん

2012年01月02日 | ブータン ライフ

 12月31日の大晦日はプンツオリン日本人会で盛大に越年を祝いました。(と言っても3人ですが...、M会長は帰国中) チキンを丸ごと買ってきて、市場で仕入れたカボス?と醤油でポン酢を作り水炊き、なかなか結構なお味でした。醤油があれば百人力ですね。

 ついでに、みんなでウドンを打ちました。小麦粉1kgを打ったのですが、とても食べきれないので余った分をハンガーに吊るして乾麺にしました。(上写真) 一晩で見事な干しうどんの出来上がりです。

 今晩はこの乾麺と牛肉で盛大に、すき焼き新年パーティーを予定しています。勝負はあの硬い牛を、いかに薄く切れるかにかかっています... 包丁、研いどこ


ブータン 貿易不振と外貨封鎖

2011年12月29日 | ブータン ライフ

 地元紙クエンセルによると、2011年度のブータンの貿易額は世界不況の影響を受けかなり不振だった様です。 http://www.kuenselonline.com/2011/?p=23996

 これを受けてか、新年早々よりブータン人、外国人共に外貨口座からのドル引き出しが封鎖されるようです。政府としては貿易不振の中、外貨を必死で確保しておきたいのでしょう。これにより、我々にもかなり深刻な影響が及ぶものと思われます。

 


体調不良

2011年12月25日 | ブータン ライフ

 インドから帰ってきた翌日にJICAの会議出席のため6時間バスに揺られてティンプーに行き、翌日にとんぼ返りしてきました。ところが帰ってくると、どうも熱っぽく体がだるい感じがしてなんか変だなと思っていると、かなり酷い下痢が始まりました。水様便ですが血便では無いしお腹もほとんど痛くないのでアメーバ赤痢等では無く、おそらくはノロウィルス感染だと思われます。

 朝になってようやく治まってきたので、ORSとグルタミン酸補給しながらしばらく安静にしています。

 


カマ・ワン(Kama wang) トランスヒューマン

2011年12月11日 | ブータン ライフ

 昨日は未明から夜中までブータンと国外のインターネット回線が切れてしまった。自宅から大学のサーバーや、一部ブータン政府サイトにはアクセスできるのだが日本やその他の国にはアクセスできない状態が一日中続いた。銀行業務もシステムストップしてATMも止まったようだ。地元紙によるとティンプーとプンツオリン間の光ファイバーの接続ミスが原因のようで、12月6日頃からインターネットの調子が悪かったのと関係があるらしい。http://www.kuenselonline.com/2011/?p=22709 実は来学期から、ブータンで初めてのオプトエレクトロニクス講座を開講するわけだがうーん、これはなかなか重責であるぞ。

 ところで近所のトルサ河のこの間まで,なにも無かった川原が大変なことになっている。

ブータン中から大変な数の人々が集まってきているのだ。

 大学学長の意見では人数4万人らしい。4万人と言えば総人口70万人のブータン人の5%以上です。日本で言えば500万人が九州の筑後川あたりの川原に集まる様なものですよ!これはカマ・ワンという宗教行事でここに集って日がな一日、高僧の話を聞いたりお教を唱えたり周りの人とおしゃべりしたりして過ごしている。ざっと見て横200人、縦200人くらいは居そうなので4万人はあながち誇張ではなさそうです。(学長は極めて真面目な信頼に足る方です。)

 実はこれは宗教行事にかこつけてはいますが、高地の人たちが避寒のために低地に移動するトランスヒューマンという生活様式なのです。人々は生産活動は一切せず、こうやって12月初旬から3月頃までここで過ごします。なかなか優雅なものですね、生活に余裕がなければなかなか、こんなことは出来ないでしょう。

 出店もあります、トイレも川に張り出した立派な水洗便所が設置されています。

   


インド人の理髪師

2011年12月03日 | ブータン ライフ

 昨日で大学の全ての試験が終わり、学生達は冬休みに入る。ほとんどの学生は帰省し来年の二月まで大学はガランとなる。ということで、こちらも本当に暇になるのだが来学期の時間割が発表されて、2教科で週に5時間の講義と4時間の実験実習および1時間のチューターと結構忙しい。週に10時間しか働かないのか、と言われるかも知れませんが5時間の講義には10時間以上の準備が必要なのですよ。

 ブータンに着任して早二ヶ月が過ぎ、髪が随分と伸びてきた。最近気がついた頭頂部の薄さに比べ、後頭部や耳の上などの髪はせっせと伸びる。そこで意を決して床屋に行ってきた。散髪椅子が6脚ほどある床屋に入り、髪を切ってくれと言うと、そこに座れと顎でしゃくられ、どれだけ切るのだと問うので手で自分の髪をつかみこれくらいと言うとミディアムカットだなと洒落たことを言う。

 それからは別の無口で小柄なインド人がハサミをシャカシャカ言わせながらバサバサと髪を切ってくれた。時々両手でぐいっと首の角度を決められ、その姿勢でじっとしていると上手に切ってくれる。日本では1500円の床屋に行っているのだが、その3倍くらいの時間をかけて実に丁寧に上手にカットしてくれる。生え際も使い捨てカミソリでスッキリ整えてくれた。

 やっと終わりかと思ったら、マッサージもやるか、と聞くのでついでにやってもらった。これがまたすごい。頭をポコポコ言わせて叩いたり頭皮を思いっきり頭頂部に向けて引き上げたり、腕を取ってありえない角度にねじ上げてもみ上げ、首を左右にゴキッと言わせたりと、うぎゃーと声が出るようなインド・ヨガ式マッサージをトックリとやってもらった。おかげで随分と頭や肩首が軽くなった。それやこれやで1時間ほど色々やってもらった挙句値段を聞くと80Nuとおっしゃる。日本円でなんと120円ですよ。一物一価の原則は明らかに間違っていることが良くわかりますね。

 このインド人の理髪師、仕事中は少々怒ったタカのような真剣な目付きで淡々と手を動かしていたが、最後にこちらも満足してありがとうと言うと、ニコッと相好を崩し実に人間的な表情を見せてくれた。インド人も日本人も同じ人間ですね。

 ということで、とても満足して何時ものチベットオヤジの店に昼飯を食べに行くと、オーずいぶんハンサムになってブータン娘にモテモテだな、などと冷やかされた。こんなに安くて気持ち良くなれるのだったら毎月散髪に行っても良いな、と思う今日この頃です。


日本からの荷物

2011年11月27日 | ブータン ライフ

 日本から家内に送ってもらった荷物が届きました。来季の授業に必要な書籍と日本食、シュラフ、ザック等です。シュラフ(寝袋)、ザックはインド行きに備えてのもので、荷物はひとつにして背中に担いで両手を開けておくのが置き引き対策の第一歩。また、予約でSLクラスしか取れなかった列車では寝具は自前で、おまけに泥棒さんが多いので貴重品は必ず自分のシュラフの中に仕舞って寝る必要があります。

 発送はEMSが安くて便利なのですが受付郵便局でプンツオリンには送れないと言われ、普通航空荷物で送ってもらいました。調べてみるとブータンの発送可能地域はゾンカ名で記載されていてプンツオリンのあるチュカも有りましたので、次回からはEMSで送ってもらいます。ただ、到着は発送から5日で届いたのでEMSと変りませんでした。

 私自身はあまり日本食にこだわる方ではないのですが、やはりお茶づけや味噌汁を頂くと胃袋がホッとします。ちょっと年取ったのかな... 送ってくれた家内には感謝しています。


手打ちうどん 続.

2011年11月20日 | ブータン ライフ

 昨日うどん作りがうまくいったので、今日は悪乗りして小麦2kg(15人前)もうどんを作ってしまいました。生麺は冷凍しておけば何時でも出来立てうどんが食べられます。一人前作るのも15人前作るのも手間はあまり変わりません。おまけに原料費は44Nu(70円)です。今晩はぶっかけうどんではなく、ちょっと甘辛く牛肉南蛮うどんを作ってみました。

 ところで、うどん作りは小麦粉の選定、塩加減、水加減、足ふみ、寝かせ、などなかなか奥が深いです。塩加減については最初は味付けかと思っていましたが、実は塩は茹でる過程で流れてしまいうどんの中には、ほとんど残りません。塩はグルテン(タンパク質)の収斂作用等で腰を強くする効果があるのです。凝り出すと、これも何処までも逝きそうですね。


手打ちうどん

2011年11月19日 | ブータン ライフ

 友人がティンプーから来るついでに、こちらで入手できないキッコーマン醤油(made in シンガポール)をハンドキャリーいただきました。(Kさん、ありがとう !) そこで早速うどんを打つことにしました。今回使う粉はパン用の強力粉でモモ、ヌードルもOKという奴、1kg/22Nuでした。

 生地をコネて踏んで二時間ほど寝かして、伸ばしにかかります。

 さすが強力粉、強靭です。

 包丁が小さいので上手く切れませんが、まあこんなもんかな、キシメンだね。

これを10分ほど茹でて出来上がり。どうですこのツヤ!

あっという間に完食。 モモ(チベット餃子)用なので腰があってベロベロ感もあって、正にキシメンでした あー、旨かった! \(@^0^@)/


国王の訪日 地元報道

2011年11月18日 | ブータン ライフ

 国王の訪日は地元でもトップニュースで報道されていて、我々にもブータン人が良く話しかけてきます。こういう国交は本当に両国の友好を高める為に効果的ですね。いままでブータンなんて知らなかった多くの日本人が、今回の訪日でブータンの事を認識してくれれば王様も行った甲斐が有るというものです。



プンツォリンの町並

2011年11月11日 | ブータン ライフ

そういえば、まだプンツオリンの町を紹介していませんでした、

   

上の白い家の二階に住んでいます。一階は小コンビニでなかなか便利、店主と娘さん(二歳)

   

こんな道を下りて行くと野菜取引市場(ブータン最大)があります。その先の道は9月18日のシッキム地震で崖崩れ。そこを過ぎると橋の袂の巨大マニ車のあるレストランに出ます。

   

その道の向かい側には長距離バスターミナルが有ります、ティンプーより立派。コルカタ行きバスも止まっています。

   

その隣はいつもお世話になっている野菜市場。橋を渡ると中心街です。

   

町の中心はお寺とその前の公園。南国の木々が涼しい木陰を作っています。

   

良く行くスーパー、品揃え豊富です。果物屋もあります。

   

映画館、高級中華料理店、服屋、理髪店

   

本格ブータン料理のホテルレストラン、宝飾店(奥で作っています) ショッピングモールも

    

この門の向こうはインドです。人はこのゲート(上中央左)からインドに抜けます。帰ってくるのは右写真のゲートです。柵の向こうはインド


朝の通勤

2011年11月10日 | ブータン ライフ

 最近は毎日、市バスで大学に通っています。下左写真の可愛い奴がそうです。朝礼のある月曜は7:30、その他の日は8:15のバスに乗っています。所要時間10分で丘の上の大学まで行ってくれます。料金は5Nu(8円)と格安。10分前にいくとガラガラですが出発時には満員です。ちなみにこのバスは大学の後、先にある工業団地まで行きます。

   

丘の上から見えるパノラマ、そのうちパラグライダーを持ってきて飛んでやろうかな。