主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2016-01-10 10:40:39 | 読書
とうらぶの今回のイベントの目的、膝丸、髭丸、無事ゲットして、やっと落ち着いた日となりました。
50,000個の玉集めするうちにドロップするだろうと、期限までまったりと集めよう、と開始時は思っていたのですが、スタートダッシュが早い人達の「○万個集めてもドロップしない!」を見かけるようになって、慌て出しましてね。
年末正月は、結構頑張りました。
ドロップの方の髭丸を28,000個辺りで拾えて一安心。
あとはペースを落として、昨日やっと報酬の膝丸を貰ったので、更にペースダウンでイベントを最後までやろうかなー、と言う状況です。

鍛刀キャンペーンは、二振り目がいない日本号を狙っていますが、御手杵と蜻蛉切は1本ずつ来たけれど、短刀乱舞中。


と言うわけで、年末用に借りてきた本がほとんど読めなかった。

今回は珍しく時代小説2冊です。
一昨年のブックリサイクルで貰ってきた「本の雑誌」に掲載されていた時代劇特集で気になったのを借りてみましたよ。
(チェック自体は一昨年からすませていたけれど、なかなか借りる気持ちになれなくて)


山本一力著『かんじき飛脚』
時代小説を書かれる作家さんには詳しくないので、他にどういう作品を書かれているのかさっぱりですが、初挑戦。

幕府を敵に回した加賀藩を救うため、雪の山を越えて国許へ走る飛脚たち。そして、金沢から江戸へ。行く手には大雪、荒れる海、刺客、そして裏切り。期限は十日―。
「BOOK」データベースより

上の粗筋、随分あっさりですが、確かに「うん、まさにその通りだわ」というまとめ方。
だらだらかけば良いってものじゃない、と思わせてくれます。
ただ知らない人に読ませようと思うと、きっかけ部分が足りない気がしますが、どうなんだろう。
その超あっさりとした飛脚が立つまでの経緯の部分の方が、正直私には一番面白かったのですよね。
まとめるって本当に難しい。
飛脚の元には、御庭番が妨害に差し向けられるのですが、最初の方はともかく、終わり近くになるとご都合主義が目立つようになるのが難点です。


中島京子著『かたづの!』
慶長五年(1600年)、角を一本しか持たない羚羊が、八戸南部氏20代当主である直政の妻・祢々と出会う。羚羊は彼女に惹かれ、両者は友情を育む。やがて羚羊は寿命で息を引き取ったものの意識は残り、祢々を手助けする一本の角―南部の秘宝・片角となる。平穏な生活を襲った、城主である夫と幼い嫡男の不審死。その影には、叔父である南部藩主・利直の謀略が絡んでいた―。次々と降りかかる困難に、彼女はいかにして立ち向かうのか。波瀾万丈の女大名一代記!
「BOOK」データベースより

「かたづの」というひらがながタイトルだったので、読むまで「片角」のことだとは思いませんでした。
ついでに「!」は何の為に付いているのか?
「!」のせいで、勝手に明るく困難を乗り越えていくようなイメージが出来てしまいましたが、内容は「羚羊の角であったモノからみた祢々のままならかった生涯」。
語り手が人間でないものだし、河童、屏風の中のぺりかん、といった生き物も登場し、ファンタジー色の濃い歴史小説となっています。
私、南部藩っていったらBASARAに出てくる南部さんのイメージしかなかったよ。
大河ドラマになどの時代劇にとりあげられることは少ないように思いますが、各地で家を守るために苦難の道を歩いた人々がいた時代だったのだなあ、とひしひしと感じました。
(そして、現実は、簡単にはその苦難に見合うものが得られるとは限らない)

ということで、この本で一番感じたのは、「タイトルから受けるイメージと内容は合うわけではない!」です。
表紙ものどかで、祢々にとって一番良い頃を描かれているようで、表紙詐欺の気持ち。
コメント
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