主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

クリア後感想~東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚

2012-08-03 21:32:43 | クリア後感想
*タイトル
「クリア後感想~東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚」

*ストーリー
数年前に、図書館で応えたアンケート。
それが元で、主人公は日本OXASの封札師(『カミフダ』と呼ばれ、古来より人に災いをもたらしてきた紙片を回収する者)認定試験を受けていた。
試験が無事に終わった所で、初任務が言い渡され、東京の鴉乃杜學園へ潜入する事になった。
潜入先である学校に転校した初日。
ここで、主人公は、『呪言花札』が引き起こす事件に巻き込まれ、封印を解かれ世に撒かれた花札の回収し再封印することとなった。

という感じで始まる魔人・九龍の流れを汲んだジュブナイル作品です。
私は、九龍はやっていませんが、魔人はやっています。
なので、つい比べてしまうのですが、思い出補正かもしれませんが、魔人に比べて物足りない!
原因は話の短さです。
わずか10話(1周目はよほど上手くいかないと9話)しかありません。
そんな短い間に、仲間が次々やってきて、あっという間にラストバトルですよ。
いつの間に、そんなに仲良くなった!?なんで親友面している!?ですよ
そして、肝心のラスボス様の主張もいきなりすぎてわかんない。


*システム
ストーリー開始→ADVモード→ダンジョン探索→ボス戦、1話終了の形式。
ADVモードでの会話イベントでは8つの感情から返答を選択し、会話相手との友好度を上げていくことになります。
友好度が高いと、クリスマス時に特別会話イベントが聞く事が出来ます。

ダンジョン探索モードが開始される自由行動時間には、仲間や知り合いとの会話イベントだけではなく、クエストを受ける事ができます。
お金はこのクエストで稼ぐ事になります。
このクエストは初期段階に全て終わらせる事が可能。
というか、初期にやらないと、面倒なレベル。
後になると、ダンジョンが増えて、行動範囲が広くなり、行動に手間がかかるようになってくるのです。
早々に終わらせると、しばらくは戦略が必要にないくらい、戦闘がぬるくなってしまうのが欠点ですが。

戦闘はマス目移動はSLGっぽいけど、実際の攻撃は、近接攻撃なら範囲を指定、射撃武器なら照準カーソルを操作する必要があります。
射撃武器は弱点を狙って攻撃できますが、せっかく遠距離から攻撃が出来るのに、離れていると弱点を狙っているつもりでも外れがち。なので、ある程度まで近づいて攻撃する事になり、行動可能ポイントを無駄に使わされます。
また戦闘中には、入手した花札を、装備の強化や戦闘中に罠として使用することができます。
が、罠としてはノックバック系が大変便利で、これを使えば、ほとんどのボスが何もしないまま倒れていきます。
(むしろ、そうしないと困るレベル。敵の攻撃を受けたら、全滅を覚悟する必要があります。)
協力してくれる仲間は、主人公のステータスに影響を与えたり、戦闘中に数回技を使用させたりすることが出来ます。
結構な人数が仲間になりますが、探索に連れて行けるのは2人。
話が短いから出番無しで終わってしまったキャラも。

そのほかに、アイテムの調合というシステムもありますが、アイテム自体をラストバトルとクリア後のダンジョン以外では使う事もありませんでした。
クエストの依頼品用に使ったくらい。


*まとめ
比較対象として魔人を思い浮かべてしまうせいか、「ストーリー短い、キャラクター少ない」と物足りない感がいっぱいになります。
据え置き機ではないことを考えればこの程度なのかもしれませんが。
ダンジョンの謎解きは、たまに難しいものがありますが、ほどほどの難易度。
宝箱の中身が寂しいことが多いですが、後になってやっととれる宝箱の中身すら店売り品のアイテムだったときの悲しさと言ったら!
またこのゲームのキモとも言える札強化システムのノーヒントさが辛いです。
試すにも組み合わせが多すぎで、攻略サイトなしには辛いレベル。
武器は近接と射撃の2種類がありますが、射撃は近接の反対の遠距離にはなり得ない(上に書いたように離れると思った所に当てるのが難しい)のが、遠くから撃ちたい派には残念でした。
ボス戦での戦略は「ノックバックトラップ設置」のほぼ一択。少々単調すぎるかな、とも思います。
全体的に、あと一息足りない、という印象の作品でした。
学生生活を味わってみたい方はどうぞ。


しかし、このゲームをやると魔人学園がやりたくなるなあ。
最近、欲しいゲームがないから、古いのをやり直そうかとも思っていますよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする